自称阪神タイガース評論家（跡地）

こりゃ参った。不動のサードレギュラーを予定していた新井を、開幕に欠くとは。セカンド争いから回して穴を埋めることになるのだろうが、飛び道具の故障は痛すぎる。絶対的レギュラーの欠員でチャンス拡大と目の色を輝かせてくれる選手たちの出現に期待しよう。

◇オープン戦　阪神-日本ハム（１３時、スカイマーク、２４８６人）
日ハム　２００　０００　０００-２
阪　神　０００　０００　０３×-３
【日本ハム】榊原　豊島　●星野（０勝１敗）
【阪神】福原　玉置　藤田　○久保（１勝０敗）
[本塁打]メンチ１号（神）

　なんといっても悲しかったのが玉置の降板だ。いったいいつの段階で違和感（たぶん「痛み」）が生じたのか、私にはわからない。予定の３回にあと二人となったところで、カウント０−３、一つストライクを取ったところで、久保コーチが駆け寄って、状態を確認、観念したように玉置がマウンドを降りた。
　玉置は先日のキャンプ中継で、「腕がちぎれてでも今年は頑張る」のようなコメントを出していた。この日３回ゼロなら一軍枠決定にリーチをかけただろう。なんとか騙して投げ抜こうとしたに違いない。見るべき人が見ていればすぐにわかることなのかも知れないが、ベンチは良く異変に気づいたと思う。
　隠し通したかった玉置の心情も良くわかる。大きな目標を掴む寸前だもんな。だけど本当の目標はその先だからね。ここは自重して、軽傷に留めて、早期復帰を目指すこと。それが自分のためにもチームのためにも一番良い。辛抱しろよ。

　試合はＦのルーキー榊原が５回無安打無失点の素晴らしい投球。２番手豊島も２回をノーノーで続けて、先発福原が立ち上がりに失った２点が遠かったが、８回今岡のレフトオーバーシングル（なんでやｗ）、代走上本の大きなリードが効いたか、林が四球で続き、やっとめぐってきたワンチャンスでメンチが逆転３ランＨＲ。移籍後初登板の久保が３回を０で締めてタイガースがうっちゃった。
　玉置の後、スクランブル登板した藤田が落ち着いて二者を打ち取ったのは褒めて良い。
　低調な打線の中で、桜井が強く質の良い打球を返していた。
　福原も２回３回と復調の気配を見せ、次に繋げた。

　ちょっと暗い気分の一日だったが、タイガースＭ１（サンスポ）とおじさんの呪い解除（朝日）で、ひとつスッキリサッパリ頼むわ、ホンマに（笑）。