2009.03.25 Wednesday
9回ウラの攻防時は電話も鳴らず、なんだか不自然に張りつめた雰囲気。ダルがなんとか同点で踏ん張った直後、ちょっとの間だけざわざわっとして、延長に入ったらもうみんな我慢できなくなって「仕事してるフリ」解除!(笑)
まあそんな感じで家に帰って来て、「日本勝ったね」と言うと、基本的に野球に冷たい妻子も「勝ったねー!良かったねー!」と応じてくる。なんで基本的に野球に冷たいかというと、私がいつも「野球野球野球野球」だからだ(笑)。うれしかったのは4月から小学5年生になる息子が、「○○の家で、友だちとテレビで見てたよ!イチロー打ったねー!ダルビッシュは打たれちゃったけど、最後は勝ったねー!」なんて興奮しながら言っていたこと。今は終業式前で学校給食がお休みの時期、日本中のたくさんの子どもたちがテレビで興奮の名勝負を見ただろう。うちの息子のように、友だちと一緒に生でドキドキして、興奮して、歓喜した子どもたちも多かっただろう。日本勝利も嬉しかったけど、そんな話を聞いたことが私個人的に一番嬉しかったこと。
その後、安心して(笑)ビデオを見る。PC上の数字や文字だけで受けた印象とはまったく違う素晴らしい試合だった。映像のない情報としては、9回終わって3−3同点、日本12安打、韓国4安打。日本が押しまくって、常にリードを取るも、もう一押しが出ずにやがて追いつかれるという展開。本当にイヤな予感ばかりが漂う試合…なのかなと思っていた。
でも映像を見てみたら、決してそういう平凡、凡庸な試合ではなかった。両軍ともに気迫溢れる守備、走塁が乱れ飛び、投げも投げたり、打つも打ったり、緻密で冷静な日本野球と、熱くパワフルな韓国野球ががっぷり四つ。特に素晴らしい好守備の連発に興奮した。グダグダ試合が多い中で、世界王座を決めるに相応しい本当の名勝負を演じた日韓両チームに盛大な拍手と歓声を贈りたい。
で、最高の試合と、それに勝利した余韻に浸りながら就寝。一夜明けるとおなじみTV局のバカ騒ぎ。こういう「感動をありがとうの押し売り」を見ると、熱が冷めていくように感じるのは、私がひねくれもんだから?それとも正常だから?どっちにしてもそういうもんとは常に距離を置いておきたいものだ。
16チーム参加の大会なのに、優勝までの9試合の内5試合が日韓戦というバカげた運営。しかし結果的にこの大会に真剣に取り組んできた2チームが心技体の限りを尽くし、最高の決勝戦を戦ったことが今大会の価値を高めた。
試合後、日韓両チームの選手、首脳が、互いをライバルとして認め、讃え合うようなコメントを目にするにつけ、「野球の可能性」を再認識した。
「WBCはアメリカの金儲けに過ぎない」という言い方は、部分的に真理をついているが、そればかりではない。MLBだって、国内競技人口の減少や、国内マーケットの縮小という切実な問題を打開するためにWBCに踏み込んだのだ。だから国民の圧倒的な無関心のウラで、関係者は相当真剣に日韓の取り組みを見ていたはずだ。いくら今は「アメリカでは誰も見ていない」という風を装ったって、ドーピング問題が片づき次第、彼らもきっとこの土俵に乗っかってくる。先が楽しみになってきた第2回WBCだった。
「WBCその後」の情報もちらほら出ているけどそれはまた今度。冴えないオープン戦をやったり、WBCでは黒子役になっちゃったりしているタイガースについてはまた明日から!
まあそんな感じで家に帰って来て、「日本勝ったね」と言うと、基本的に野球に冷たい妻子も「勝ったねー!良かったねー!」と応じてくる。なんで基本的に野球に冷たいかというと、私がいつも「野球野球野球野球」だからだ(笑)。うれしかったのは4月から小学5年生になる息子が、「○○の家で、友だちとテレビで見てたよ!イチロー打ったねー!ダルビッシュは打たれちゃったけど、最後は勝ったねー!」なんて興奮しながら言っていたこと。今は終業式前で学校給食がお休みの時期、日本中のたくさんの子どもたちがテレビで興奮の名勝負を見ただろう。うちの息子のように、友だちと一緒に生でドキドキして、興奮して、歓喜した子どもたちも多かっただろう。日本勝利も嬉しかったけど、そんな話を聞いたことが私個人的に一番嬉しかったこと。
その後、安心して(笑)ビデオを見る。PC上の数字や文字だけで受けた印象とはまったく違う素晴らしい試合だった。映像のない情報としては、9回終わって3−3同点、日本12安打、韓国4安打。日本が押しまくって、常にリードを取るも、もう一押しが出ずにやがて追いつかれるという展開。本当にイヤな予感ばかりが漂う試合…なのかなと思っていた。
でも映像を見てみたら、決してそういう平凡、凡庸な試合ではなかった。両軍ともに気迫溢れる守備、走塁が乱れ飛び、投げも投げたり、打つも打ったり、緻密で冷静な日本野球と、熱くパワフルな韓国野球ががっぷり四つ。特に素晴らしい好守備の連発に興奮した。グダグダ試合が多い中で、世界王座を決めるに相応しい本当の名勝負を演じた日韓両チームに盛大な拍手と歓声を贈りたい。
で、最高の試合と、それに勝利した余韻に浸りながら就寝。一夜明けるとおなじみTV局のバカ騒ぎ。こういう「感動をありがとうの押し売り」を見ると、熱が冷めていくように感じるのは、私がひねくれもんだから?それとも正常だから?どっちにしてもそういうもんとは常に距離を置いておきたいものだ。
16チーム参加の大会なのに、優勝までの9試合の内5試合が日韓戦というバカげた運営。しかし結果的にこの大会に真剣に取り組んできた2チームが心技体の限りを尽くし、最高の決勝戦を戦ったことが今大会の価値を高めた。
試合後、日韓両チームの選手、首脳が、互いをライバルとして認め、讃え合うようなコメントを目にするにつけ、「野球の可能性」を再認識した。
「WBCはアメリカの金儲けに過ぎない」という言い方は、部分的に真理をついているが、そればかりではない。MLBだって、国内競技人口の減少や、国内マーケットの縮小という切実な問題を打開するためにWBCに踏み込んだのだ。だから国民の圧倒的な無関心のウラで、関係者は相当真剣に日韓の取り組みを見ていたはずだ。いくら今は「アメリカでは誰も見ていない」という風を装ったって、ドーピング問題が片づき次第、彼らもきっとこの土俵に乗っかってくる。先が楽しみになってきた第2回WBCだった。
「WBCその後」の情報もちらほら出ているけどそれはまた今度。冴えないオープン戦をやったり、WBCでは黒子役になっちゃったりしているタイガースについてはまた明日から!