2009.04.09 Thursday
題して「〜金本知憲の球場に集まれ!キャンペーン〜3塁アルプスから声援頼むぞプレゼント!」詳しくは、公式。チケット半券を集めてプレゼントだって。なるほどね(笑)。
なんだか昨日はうちだけじゃなくてベテランばかり大活躍の日だったみたいだね。3連発の打者が2人もいる日ってのも珍しい。
下柳を登録し、清水を抹消。清水、デビューはしたものの不本意だろうなぁ。腐らないで修業を重ねておこう。またチャンスは来る。
新装第2戦もまた「伝説の試合」。4打数4安打3本塁打で7打点…なんてものはそうそう見られるもんじゃない。
1回ウラ第1打席、バント失敗もあって鳥谷の左翼線二塁打で走者たまって一死二三塁。昨日の今日なのだから、金本とはまともな勝負は避け、満塁にして新井、関本で切り抜けようとするのかと思った。まあ初回から立ち上がっての敬遠ではカッコつかないから、落ちる球、逃げる球と散らしながらね。あるいは、逆に昨日の今日だから、強気に勝負するという考え方もある。カープの野球哲学はどっちかというとこっちだったはず。結局のところ、カープ側がどっちを選択したのか、打たれた球があんまりの失投だったので良くわからない。
ただ、金本の老獪さがバッテリーの「中途半端」と「失投」を引き出したように思えてならない。打席の金本は、自分と勝負するつもりなのか、しないのかを見極めようとしている。初球はのけぞらせる直球、2球目は落ちる球、間違っても甘くならないようにという意図を感じる2球でカウント0−2。勝負しないのか、と感じたはず。ところが次の3球目、予想の範囲内の外緩い変化球ボール球を、直球一本のタイミングで振り出して、気のない空振りを一発。私はこれを金本の「三味線」と見た。打ちたがっている、少々のボール球にも手を出してくる、そう相手に思わせて、勝負を挑ませるブラフ。これなら内の直球で詰まらせることができるかも、石原4球目ミットを内に構える、しかし若い先発斉藤、いったいどこまで肝を座らせて勝負できたか、球は狙ったインサイドに行かず、ど真ん中へ。金本苦もなくジャストミート、ライナーでライトスタンドへ。
実は3本目も怪しかった(笑)。5回ウラ、6−2。昨日の試合の後だから4点差だってまだわからない。一死走者なしだから、ここは金本をなんとか止めたい。しかし昨日から打点稼ぎまくり、今日も3ラン、2ランで2本5打点、ビビるなと言われたって投手はビビる。隅っこを狙って投げてカウント1−2。4球目外へ逃げ落ちるボール球、1打席目と同じように、直球狙いで気のないスイング。2−2から内を狙った直球がまたもど真ん中に来て、ライトスタンドへ特大の今日3本目。そんなに続くわけないとたかをくくっていたのもあろうが、続けちゃったんだよなぁ。
ちなみに2本目は3−1の3回、一死で一塁に死球の鳥谷を置いた場面。ここでもボール先行のカウントになったが、死球、四球で傷口を拡げるわけがないと冷静に甘い球を待って1−3からのど真ん中スライダーをセンターよりに放り込んだ。
まだ始まったばっかりで、どこもいたくなければどこも疲れてなくて、すべてが完璧なコンディションなのだろう。そういう時、これだけの力が出せるんだなぁ。驚き以外の何者でもない。
ただ、唯一の金本以外の打点だった新井の1号も含めて、やけに球が飛ぶという印象がある。春先で、風向きや強さが違うからかもしれないが、リニューアルの影響なのか、あるいは何なのか。強く振って、球が遠くへ飛んでいくのは野球の醍醐味だから良いと思うけどね。
下柳、今年も例年通りの「らしい投球」。実戦不足での初登板なので、6回2失点でお役御免は真弓監督の計算通りだろう。
この日スカイAは、タイガースアイ制作で解説は石井晶氏、5回一死で二塁にヒット&盗塁の赤松。梵のライトフライで三塁バックアップに入っていた下柳について褒めていた。曰くタッチアップ送球に備えて三塁のバックアップに入るのは投手の基本動作であるが、より下がって悪送球に備えるのが正しい動き。下柳は素速く走ってフェンスに付くほど下がって構えていた。ここまでしっかりやる投手はそうはいない、とのこと。テレビには映らないところで選手は万一に備えた動きをして、その当たり前のことを当たり前にやるだけでなく、非凡なほどしっかりやっているということを指摘していた。こういう解説を私は非凡だと思う。
選手の近くで観戦するチャンスがあったら、こういう動きをしている選手に「ナイスカバー!」と声を掛けよう。
点差開いて、2番手渡辺2回40球行かせたのは調整の意味もあってか。最後は前日危険球退場の阿部がリハビリ。その理由がしっかり把握できて、対策されているのなら言うことはない。
ちょっと派手な試合が続いたけど、今日あたりは、地味でもきっちりした繋がりのある攻撃でものにしたいね。
なんだか昨日はうちだけじゃなくてベテランばかり大活躍の日だったみたいだね。3連発の打者が2人もいる日ってのも珍しい。
下柳を登録し、清水を抹消。清水、デビューはしたものの不本意だろうなぁ。腐らないで修業を重ねておこう。またチャンスは来る。
◇4月8日(水)阪神−広島2回戦(阪神2勝、18時、甲子園、42300人)
広 島 001 100 000−2
阪 神 303 010 10×−8
【広島】●斉藤(0勝1敗) 林 ドーマン 上野
【阪神】○下柳(1勝0敗) 渡辺 阿部
[本塁打]金本2号(神) 金本3号(神) 新井1号(神) 石原1号(広) 金本4号(神)
新装第2戦もまた「伝説の試合」。4打数4安打3本塁打で7打点…なんてものはそうそう見られるもんじゃない。
1回ウラ第1打席、バント失敗もあって鳥谷の左翼線二塁打で走者たまって一死二三塁。昨日の今日なのだから、金本とはまともな勝負は避け、満塁にして新井、関本で切り抜けようとするのかと思った。まあ初回から立ち上がっての敬遠ではカッコつかないから、落ちる球、逃げる球と散らしながらね。あるいは、逆に昨日の今日だから、強気に勝負するという考え方もある。カープの野球哲学はどっちかというとこっちだったはず。結局のところ、カープ側がどっちを選択したのか、打たれた球があんまりの失投だったので良くわからない。
ただ、金本の老獪さがバッテリーの「中途半端」と「失投」を引き出したように思えてならない。打席の金本は、自分と勝負するつもりなのか、しないのかを見極めようとしている。初球はのけぞらせる直球、2球目は落ちる球、間違っても甘くならないようにという意図を感じる2球でカウント0−2。勝負しないのか、と感じたはず。ところが次の3球目、予想の範囲内の外緩い変化球ボール球を、直球一本のタイミングで振り出して、気のない空振りを一発。私はこれを金本の「三味線」と見た。打ちたがっている、少々のボール球にも手を出してくる、そう相手に思わせて、勝負を挑ませるブラフ。これなら内の直球で詰まらせることができるかも、石原4球目ミットを内に構える、しかし若い先発斉藤、いったいどこまで肝を座らせて勝負できたか、球は狙ったインサイドに行かず、ど真ん中へ。金本苦もなくジャストミート、ライナーでライトスタンドへ。
実は3本目も怪しかった(笑)。5回ウラ、6−2。昨日の試合の後だから4点差だってまだわからない。一死走者なしだから、ここは金本をなんとか止めたい。しかし昨日から打点稼ぎまくり、今日も3ラン、2ランで2本5打点、ビビるなと言われたって投手はビビる。隅っこを狙って投げてカウント1−2。4球目外へ逃げ落ちるボール球、1打席目と同じように、直球狙いで気のないスイング。2−2から内を狙った直球がまたもど真ん中に来て、ライトスタンドへ特大の今日3本目。そんなに続くわけないとたかをくくっていたのもあろうが、続けちゃったんだよなぁ。
ちなみに2本目は3−1の3回、一死で一塁に死球の鳥谷を置いた場面。ここでもボール先行のカウントになったが、死球、四球で傷口を拡げるわけがないと冷静に甘い球を待って1−3からのど真ん中スライダーをセンターよりに放り込んだ。
まだ始まったばっかりで、どこもいたくなければどこも疲れてなくて、すべてが完璧なコンディションなのだろう。そういう時、これだけの力が出せるんだなぁ。驚き以外の何者でもない。
ただ、唯一の金本以外の打点だった新井の1号も含めて、やけに球が飛ぶという印象がある。春先で、風向きや強さが違うからかもしれないが、リニューアルの影響なのか、あるいは何なのか。強く振って、球が遠くへ飛んでいくのは野球の醍醐味だから良いと思うけどね。
下柳、今年も例年通りの「らしい投球」。実戦不足での初登板なので、6回2失点でお役御免は真弓監督の計算通りだろう。
この日スカイAは、タイガースアイ制作で解説は石井晶氏、5回一死で二塁にヒット&盗塁の赤松。梵のライトフライで三塁バックアップに入っていた下柳について褒めていた。曰くタッチアップ送球に備えて三塁のバックアップに入るのは投手の基本動作であるが、より下がって悪送球に備えるのが正しい動き。下柳は素速く走ってフェンスに付くほど下がって構えていた。ここまでしっかりやる投手はそうはいない、とのこと。テレビには映らないところで選手は万一に備えた動きをして、その当たり前のことを当たり前にやるだけでなく、非凡なほどしっかりやっているということを指摘していた。こういう解説を私は非凡だと思う。
選手の近くで観戦するチャンスがあったら、こういう動きをしている選手に「ナイスカバー!」と声を掛けよう。
点差開いて、2番手渡辺2回40球行かせたのは調整の意味もあってか。最後は前日危険球退場の阿部がリハビリ。その理由がしっかり把握できて、対策されているのなら言うことはない。
ちょっと派手な試合が続いたけど、今日あたりは、地味でもきっちりした繋がりのある攻撃でものにしたいね。