2009.04.10 Friday
当初予定通りの入れ替えではある。しかし2度の登板機会で皆が微かに期待した「一発逆転」はなかった。かつてのドラ1は輝かなかった。それでもまだあきらめ悪くしがみついて行けよ。私は右打者のインハイに食い込むシュートが生きる横手からの投法は藤田に合っていると思うし、もう1球種、もう一工夫で打ち取れる投手に変身できるように思う。切れるなよ。
二軍ではルーキードラ1、蕭が初先発し5回2安打、自責点1で勝ち投手になった(スポニチ)。山口、中西両投手コーチが「力強さに欠ける」と口を揃えているのが気になるなぁ。若い投手には、まとまりよりも荒々しさや力強さを求めたい。
ジェン(鄭凱文=ジェン・カイウン、登録名はジェン)も二軍デビュー戦を1回無失点で終え、次は先発テストに回る。
バルディリスが好調なので、1つ空いている一軍外国人枠争いも面白くなりそうだ。
最後は代打今岡の今季初ヒット(二塁打)で、二死二三塁、代打坂に一打出れば同点という場面で盛り上がった。きっと打つ、そんな気持ちで応援したが、坂の打球は力ない一ゴロとなって試合は終わった。坂にとっては貴重な経験になったろう。
先発石川が失点を重ね、打ってはコンディションが悪そうな赤星と、新井、関本、メンチの「金本下」が不発で繋がりを欠く。しかし平野が3安打と盛り返し、鳥谷、金本は好調キープ。今岡に加えて、代打から入った葛城が2安打するなど、相変わらず代打陣は良い。
、
3連勝とはいかなかった。本拠でぐぐっと勢いつけて東京ドームへ乗り込みたかったけど、まあ、しゃあないな。そういうハシタナイことはしないのも真弓流か。しかし今の自分の心境に向かい合ってみて、S、Cと6試合終わって五分の成績にもそこそこの納得感はある。指揮官のメッセージが伝わっているからだろう。
どうせ厳しい世界なんだから、やるんなら楽しんでやろう。真弓監督を見ているとそういう考え方が伝わってくる。練習は厳しくやる。自分を追い込むこともする。でも本番は自分の考えを素直に表現して、逆境にあっても常に前向きにやっていこう。ベンチでの表情やしぐさから、まずそれを感じた。
この日の石川もそうだったが、先発投手がリードを奪われても、それなりのイニング数を放らせる中で試合中に修正させる。良いことも悪いこともしっかり体験させて、次に繋げようという意図はとても良い。
そこらへんのジタバタせずに落ち着いてやるべきことをやっていくというムードは、攻撃陣の試合終盤の粘りに繋がっていると思う。ジタバタも悪いことではないが、少々の失敗に焦らず、地道にやって行こうというスタイルは、現状のタイガースに必要なものだ。そりゃ勝ち負けは重要だけど、石川の初登板に7イニングくれてやったことは必ず生きてくると思う。
それにしても石川は本当に惜しい投球だった。追い込んだ後、大事に行こうとして打たれるなんて成長の過程だと思う。ノースリーからど真ん中直球3つ放って真価を発揮した投手なんだからね。でも自分が次のステップに進みたいと思って、望むことと、生まれる結果が一致しない。自分にないものを欲しがることと、自分の良さを活かすこと。このバランスの中で「成長痛」が生まれる。必要なのは考えること、試すこと、体験と痛感。しんどくなる6回に三者三振出来たんだから、自信持って良いよ。次頑張れ。
3番鳥谷もそう。5番新井もそう。捕手狩野もそう。渡来人メンチもそう。望む、考える、試す、体験する、痛感する、望む…。このサイクルの中でいかに成長するか。幸い真弓監督は、「今は成長の時期」と覚悟を決めている。
さあそんなわけで、ジャイアンツと3つ。真弓タイガースらしく、明るく、成長を信じて、粘り強くやろう。
二軍ではルーキードラ1、蕭が初先発し5回2安打、自責点1で勝ち投手になった(スポニチ)。山口、中西両投手コーチが「力強さに欠ける」と口を揃えているのが気になるなぁ。若い投手には、まとまりよりも荒々しさや力強さを求めたい。
ジェン(鄭凱文=ジェン・カイウン、登録名はジェン)も二軍デビュー戦を1回無失点で終え、次は先発テストに回る。
バルディリスが好調なので、1つ空いている一軍外国人枠争いも面白くなりそうだ。
◇4月9日(木)阪神−広島3回戦(阪神2勝1敗、18時、甲子園、38733人)
広 島 002 110 000−4
阪 神 001 000 010−2
【広島】○長谷川(1勝0敗) 梅津 シュルツ 横山 S永川(3セーブ)
【阪神】●石川(0勝1敗) 江草 アッチソン
最後は代打今岡の今季初ヒット(二塁打)で、二死二三塁、代打坂に一打出れば同点という場面で盛り上がった。きっと打つ、そんな気持ちで応援したが、坂の打球は力ない一ゴロとなって試合は終わった。坂にとっては貴重な経験になったろう。
先発石川が失点を重ね、打ってはコンディションが悪そうな赤星と、新井、関本、メンチの「金本下」が不発で繋がりを欠く。しかし平野が3安打と盛り返し、鳥谷、金本は好調キープ。今岡に加えて、代打から入った葛城が2安打するなど、相変わらず代打陣は良い。
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3連勝とはいかなかった。本拠でぐぐっと勢いつけて東京ドームへ乗り込みたかったけど、まあ、しゃあないな。そういうハシタナイことはしないのも真弓流か。しかし今の自分の心境に向かい合ってみて、S、Cと6試合終わって五分の成績にもそこそこの納得感はある。指揮官のメッセージが伝わっているからだろう。
どうせ厳しい世界なんだから、やるんなら楽しんでやろう。真弓監督を見ているとそういう考え方が伝わってくる。練習は厳しくやる。自分を追い込むこともする。でも本番は自分の考えを素直に表現して、逆境にあっても常に前向きにやっていこう。ベンチでの表情やしぐさから、まずそれを感じた。
この日の石川もそうだったが、先発投手がリードを奪われても、それなりのイニング数を放らせる中で試合中に修正させる。良いことも悪いこともしっかり体験させて、次に繋げようという意図はとても良い。
そこらへんのジタバタせずに落ち着いてやるべきことをやっていくというムードは、攻撃陣の試合終盤の粘りに繋がっていると思う。ジタバタも悪いことではないが、少々の失敗に焦らず、地道にやって行こうというスタイルは、現状のタイガースに必要なものだ。そりゃ勝ち負けは重要だけど、石川の初登板に7イニングくれてやったことは必ず生きてくると思う。
それにしても石川は本当に惜しい投球だった。追い込んだ後、大事に行こうとして打たれるなんて成長の過程だと思う。ノースリーからど真ん中直球3つ放って真価を発揮した投手なんだからね。でも自分が次のステップに進みたいと思って、望むことと、生まれる結果が一致しない。自分にないものを欲しがることと、自分の良さを活かすこと。このバランスの中で「成長痛」が生まれる。必要なのは考えること、試すこと、体験と痛感。しんどくなる6回に三者三振出来たんだから、自信持って良いよ。次頑張れ。
3番鳥谷もそう。5番新井もそう。捕手狩野もそう。渡来人メンチもそう。望む、考える、試す、体験する、痛感する、望む…。このサイクルの中でいかに成長するか。幸い真弓監督は、「今は成長の時期」と覚悟を決めている。
さあそんなわけで、ジャイアンツと3つ。真弓タイガースらしく、明るく、成長を信じて、粘り強くやろう。