2009.04.11 Saturday
金本(2)、稲葉、ラロッカ。3打席連続ホームランが飛び出した試合がすでに4試合。わずか40試合程度なのにね。ちょっとこれは珍しい現象だ。
特に金本はなんなの?こんな人見たことない。下半身を柔らかく使って高低とタイミングを合わせて、振るとなったら一気にパワーを送り込む。低い球、緩い球、お構いなし。24年前のバース全盛時、30年ほど前の王の全盛時以来かな。こんなんがずーっと続いたらいいなあ。
◇4月10日(金)巨人−阪神1回戦(巨人1勝、18時1分、東京ドーム、43356人)
阪 神 002 002 010−5
巨 人 001 031 10×−6
【阪神】安藤 ●江草(1勝1敗) 渡辺 ウィリアムス
【巨人】内海 ○越智(1勝0敗) 山口 M・中村 Sクルーン(1セーブ)
[本塁打]金本5号(神) 鶴岡2号(巨) 金本6号(神) 鶴岡3号(巨) 金本7号(神)
安藤、内海両主戦投手がアクシデントで6回のマウンドを務められない展開。バカ当たりの打者が両チームにいて4打点ずつ。勝敗を分けたのはミス。関本、新井、メンチ、いずれも失点に繋がっちゃった。そういうこと。
加えてもっとも痛かったミスが安藤の捻挫。なんでもないプレーの中に潜む一瞬の魔。ほんの少し息が合わず痛恨の負傷になってしまった。この試合、動揺の中での継投を余儀なくされ、さらには以後のローテーションにも影響を与えかねない。
気を抜いているからミスが出るのだとは言いたくない。いずれのプレーも気が張って、いっぱいいっぱいだったから起きたことなのだと思う。しかしミスで負けるほど悔しいことはない。勝負師の集団なのだからわかりきっていることだが、それをシーズン7試合目という浅い時期に痛感し、今後に活かすことができれば、マイナスをプラスに転じることができるだろう。この悔しい1敗はそのためにある。
ジェフの詰まりがちだったアドレナリン分泌孔(そんなんあるのか?)がスッキリ通ったこと。安藤&狩野の共同作業で亀井、鈴木の盗塁をピシャリ刺したこと。これは狩野にとって本当に大きい。そして、小笠原(1四球)とラミレスをノーヒットに、李をシングル1安打に抑えたこと。オフにやってきたことに自信を持って良い部分。まあその反動が8番に吹き出してしまったのかも知れないな。
しっかし…。
「金鶴金鶴金」なんとなくおめでたい感じもするが、ちっともめでたくないわ。味方4番の3本塁打4打点という華やかな大活躍があったのに、相手8番に二度三度と痛い一撃を食らって4打点をプレゼント、勝ちに結びつけられず。昨年の悔しさを晴らすどころか、さらに笑いながら顔に泥を塗られたような、悔しいGT初戦となってしまった。もう悔しいったらありゃしないよ。
てめーら絶対許さねえ!おい、野郎ども今夜は絶対に負けるんじゃねえぞ、ギッタギッタのバッキバッキのメッタメッタにやっつけたれ!ほんとにもう…(笑)