2009.04.12 Sunday
タイガースの強み、看板を使えない状況が重なる。苦しい。厳しい。でも踏ん張って、辛抱して、力をつけていくしかない。
リフレッシュ休暇のメンチに替えて代打で好調な葛城をスタメンで使ったが、結果出ず。ここで掴んじゃえば良いのに、ねえ。ま、しゃあないね。次のチャンスを待て。
2安打じゃ勝てないわな。でもその2安打から一気に崩せる雰囲気のある試合でもあった。
タイガースは東野にノーヒットに抑えられていたが、能見が踏ん張って2点差のまま7回表。先頭金本が左中間二塁打で反撃の口火を切る。展開としては膠着ムードがガラッと変わって、一気呵成の逆転劇が起きても不思議ではないところ。そんな雰囲気のままに続く新井の右打ちは、あわや右翼スタンドインというフェンス上部に直接当たる二塁打。
しかし二走金本は三塁ストップ。金本の判断か、山脇コーチの判断かはわからないが、非常に残念な走塁だった。理屈では2点差あり、判断の難しい打球で無理をしないというのはわかる。しかしだからこそファインプレーで捕られた際のタッチアップより、捕れなかった時の生還を優先して欲しかった。なんといってもノーヒットピッチから1本出た瞬間は逆転の唯一のチャンス。主軸の2長打でポンと栓を抜いて、充満しているガスを放出したかった。逆にフタを被せて、流れを詰まらせてしまったことで、後続の打者の息も詰まったまま。
関本は粘ってはいたが、思い切りに欠けるスイングで、甘い球をもファールにしてしまった。そして弾き返した一ゴロ、アルフォンゾ態勢崩しながら捕球したが、金本のスタートが遅れたのを見て本塁送球、挟殺プレーとなった。ここも結果的に二三塁となったのだから、無死から一死へアウトカウントが増えただけとも言えるが、一点取ってなお同点の走者が三塁というのとでは雲泥の差。
結局今岡の三遊間三ゴロで1点を取るのが精一杯という攻撃で終わり、なんとも重苦しいまま敗戦に向かってしまった。
これが停滞気味のチームにありがちな消極性なのだが、つまりはなんでもかんでも金本に頼るなっちゅう話だろう。
能見10奪三振の好投。しかし試合展開上のキーになる1回ウラ、7回ウラという踏ん張りどころ、勝負所で弱気の虫が出る。前回登板より5歩も6歩も前進したが、それでもまだ何も勝ち取っていない。1歩なりないだけだが、その1歩がないために根本的な信頼が得られない。それが今の能見だ。
それでも今のタイガースは、能見にやってもらわにゃならん状況だ。次こそ。
ある程度予想していた状況だけれど、タイガースに携わるものすべてにとってジャイアンツ戦の連敗だけは耐え難いこと。今日はデーゲーム。明るい軽快な戦いが一つできると良いね。
リフレッシュ休暇のメンチに替えて代打で好調な葛城をスタメンで使ったが、結果出ず。ここで掴んじゃえば良いのに、ねえ。ま、しゃあないね。次のチャンスを待て。
◇4月11日(土)巨人−阪神2回戦(巨人2勝、18時、東京ドーム、44284人)
阪 神 000 000 100−1
巨 人 200 000 20×−4
【阪神】●能見(0勝2敗) アッチソン 阿部
【巨人】○東野(1勝0敗) 山口 Sクルーン(2セーブ)
2安打じゃ勝てないわな。でもその2安打から一気に崩せる雰囲気のある試合でもあった。
タイガースは東野にノーヒットに抑えられていたが、能見が踏ん張って2点差のまま7回表。先頭金本が左中間二塁打で反撃の口火を切る。展開としては膠着ムードがガラッと変わって、一気呵成の逆転劇が起きても不思議ではないところ。そんな雰囲気のままに続く新井の右打ちは、あわや右翼スタンドインというフェンス上部に直接当たる二塁打。
しかし二走金本は三塁ストップ。金本の判断か、山脇コーチの判断かはわからないが、非常に残念な走塁だった。理屈では2点差あり、判断の難しい打球で無理をしないというのはわかる。しかしだからこそファインプレーで捕られた際のタッチアップより、捕れなかった時の生還を優先して欲しかった。なんといってもノーヒットピッチから1本出た瞬間は逆転の唯一のチャンス。主軸の2長打でポンと栓を抜いて、充満しているガスを放出したかった。逆にフタを被せて、流れを詰まらせてしまったことで、後続の打者の息も詰まったまま。
関本は粘ってはいたが、思い切りに欠けるスイングで、甘い球をもファールにしてしまった。そして弾き返した一ゴロ、アルフォンゾ態勢崩しながら捕球したが、金本のスタートが遅れたのを見て本塁送球、挟殺プレーとなった。ここも結果的に二三塁となったのだから、無死から一死へアウトカウントが増えただけとも言えるが、一点取ってなお同点の走者が三塁というのとでは雲泥の差。
結局今岡の三遊間三ゴロで1点を取るのが精一杯という攻撃で終わり、なんとも重苦しいまま敗戦に向かってしまった。
これが停滞気味のチームにありがちな消極性なのだが、つまりはなんでもかんでも金本に頼るなっちゅう話だろう。
能見10奪三振の好投。しかし試合展開上のキーになる1回ウラ、7回ウラという踏ん張りどころ、勝負所で弱気の虫が出る。前回登板より5歩も6歩も前進したが、それでもまだ何も勝ち取っていない。1歩なりないだけだが、その1歩がないために根本的な信頼が得られない。それが今の能見だ。
それでも今のタイガースは、能見にやってもらわにゃならん状況だ。次こそ。
ある程度予想していた状況だけれど、タイガースに携わるものすべてにとってジャイアンツ戦の連敗だけは耐え難いこと。今日はデーゲーム。明るい軽快な戦いが一つできると良いね。