2009.04.26 Sunday
◇4月25日(土)広島−阪神5回戦(阪神4勝1敗、14時、マツダスタジアム、28400人)
阪 神 401 201 400−12
広 島 000 000 010−1
【阪神】○福原(1勝2敗) 筒井
【広島】●長谷川(1勝1敗) 青木高 ドーマン 林 梅津 シュルツ
[本塁打]葛城1号(神)
福原投手、ならびに首脳陣の皆様、福原投手を二軍に落とせと発言したこと謝罪いたします。
言い訳。福原を下げるべきと言った根拠は、私の投手に対する考え方なんだよね。今回あえて自分がどうして福原を下げるべきと考えたかを振り返ってみた。
コンピュータゲーム的ではあるけれど、投手の能力をなんとなく数値化するなら、まず「心・技・体」の大分類に要素分けする。
「体」は、ボール自体の殺傷能力や、肉体的な持続力など。人体で言えば筋肉、骨、関節といった「運動系統」。肉体的コンディションによって大きく変動するのが特徴。さらに「心」パラメータによっても影響を受ける。
「技」はコントロール、球種の豊富さ、情報収集能力、情報分析能力など。人体なら目、耳、指先といった「神経系」「感覚器」。コンディションによる変動幅は少ないが「体」の変動に多少引っ張られる。
「心」は闘争心、自信、集中力、投球テンポ、逆境でのクソ力、落ち着きなど、いわゆる投げっぷり。人体で言えば心臓や血管といった「脈管系」、あるいは胆力だから「内臓系」ってことになるのかな。脳の原始的な部分なのかな。この数値自体のコンディションによる変動は微少。ただし「心」が小さいと「体」の数値が状況に応じて、あるいは意味もなく変動する。
で、心技体の数値合計がその投手の能力。これがある程度高くなければ通用しない(相手打線を抑えられない)。ここでは例えば心技体合計150を「打者を普通に抑えられる基準ポイント」としてみよう。
能見は「体」は抜群に高くて120。ボール自体の力は文句ない。「技」は凡庸で40。問題は「心」で10。普通に足せば170となり十分通用するはずなのだが、「心」が低いため「体」の数値が12〜120の幅で変動してしまう(「体」の変動最小値12=「体」120×「心」10%)。だから能力の合計は、最小62〜最大170。最大の時は良いが、最少の時はまるで通用しない投手になってしまう。自信をつけていくことで「心」の数値が上がってくれば安定して勝てるようになる。
安藤は「体」70、「技」70、「心」50。能力合計は、155〜190。
藤川は「体」150、「技術」40、「心」50。能力合計は165〜240。
で、前回までの福原を見ていたら、「体」45、「技」35、「心」50。合計能力107〜130。各数値が下がってしまっていて、どうやっても通用しないように感じた。それは現役生活の中で、すっかりピークを越してしまったように見えた。だからせめて肉体的コンディションを急激に上げるとか、自分の能力について再考し、立て直しを図らない限り苦しすぎる、そういうレベルに見えたのだ。
ところがこの日の福原を見る限り、「体」60、「技」45、「心」50で125〜155はある。これまでの登板時、コンディションが悪すぎたということなのだろう。低く見積もりすぎたこと、素直にゴメン。
※この数値うんぬんについては、今とってつけたように考えたものなので、そんなに練り込まれたものではないことをお断りしておく(笑)。
でもまあ、マウンドに上がる時点で4点もらっていたら元気も出るわな、そりゃ。相手打線も一番怖い打者がいなくてチームもションボリムード。こっちは桧山の一発以来すっかり上げ潮。パラメータも急上昇するってもんだ。ああやって、しっかり腕を振って、カーブを良い場所に配置していけば十分勝てる投手なんだからね。今季初勝利、1000イニング登板おめでとう!ナイスピッチング!
ってことで福原を生き返らせた打線も言うことなし。相手投手、守備のボロボロにしっかりつけ込んだ初回の4点。衰運著しい金本をフォローした新井のタイムリー二塁打が嬉しかったね。その時鳥谷が盗塁を企図していたというのも頼もしかった。そしてその直後、初球、抜けきらなかった高めのフォークをガツンと上から叩いた葛城の2ランHR、思わずうぉーと言ってしまうほどお見事だった。その後、どの打者も積極性を醸し出しながら、ボールはしっかり見極めて、いつの間にやら強打者揃いの猛虎打線に早変わりしていた。
スタメン葛城はサイクルリーチの4安打。関本、新井も振れてきて2安打ずつ。鳥谷、狩野は相変わらず好調で3安打ずつ。平野にもやっと1本タイムリー、桜井も価値ある右翼線2点三塁打。休養試合のあり得ない金本さんは、こんな日に寝てたらよろし(笑)。今は経験が必要な大和、バル、筒井に場を踏ませたのも良かったね。
先発以下を打ち込んで、いろんな投手を引っ張り出したことは間違いなくプラス。でも、こういうのはあくまでも相手投手との兼ね合い。猛打爆発以後連続完封なんてのがおなじみのチームだから十分気をつけて。「好調」なーんて思い上がらず、積極的に丁寧に、しっかり走ってしっかり守って、大事な大事な「日曜デーゲーム」勝って貯金作って弾みつけて行こうね。
それにしても広島の新球場、良いね〜!楽しそうなボールパークだね〜!すなかぶり、テラス、ソファ…いろんなタイプの座席があって、いろんな楽しみ方がある。歴史と伝統の甲子園にはそぐわないかもしれないけれど、あれは楽しい素晴らしい球場だわ。緑の芝も美しいしね。関東にもあんな球場ができたらいいなあ。そんな余裕かましまくりの土曜であった(笑)。
言い訳。福原を下げるべきと言った根拠は、私の投手に対する考え方なんだよね。今回あえて自分がどうして福原を下げるべきと考えたかを振り返ってみた。
コンピュータゲーム的ではあるけれど、投手の能力をなんとなく数値化するなら、まず「心・技・体」の大分類に要素分けする。
「体」は、ボール自体の殺傷能力や、肉体的な持続力など。人体で言えば筋肉、骨、関節といった「運動系統」。肉体的コンディションによって大きく変動するのが特徴。さらに「心」パラメータによっても影響を受ける。
「技」はコントロール、球種の豊富さ、情報収集能力、情報分析能力など。人体なら目、耳、指先といった「神経系」「感覚器」。コンディションによる変動幅は少ないが「体」の変動に多少引っ張られる。
「心」は闘争心、自信、集中力、投球テンポ、逆境でのクソ力、落ち着きなど、いわゆる投げっぷり。人体で言えば心臓や血管といった「脈管系」、あるいは胆力だから「内臓系」ってことになるのかな。脳の原始的な部分なのかな。この数値自体のコンディションによる変動は微少。ただし「心」が小さいと「体」の数値が状況に応じて、あるいは意味もなく変動する。
で、心技体の数値合計がその投手の能力。これがある程度高くなければ通用しない(相手打線を抑えられない)。ここでは例えば心技体合計150を「打者を普通に抑えられる基準ポイント」としてみよう。
能見は「体」は抜群に高くて120。ボール自体の力は文句ない。「技」は凡庸で40。問題は「心」で10。普通に足せば170となり十分通用するはずなのだが、「心」が低いため「体」の数値が12〜120の幅で変動してしまう(「体」の変動最小値12=「体」120×「心」10%)。だから能力の合計は、最小62〜最大170。最大の時は良いが、最少の時はまるで通用しない投手になってしまう。自信をつけていくことで「心」の数値が上がってくれば安定して勝てるようになる。
安藤は「体」70、「技」70、「心」50。能力合計は、155〜190。
藤川は「体」150、「技術」40、「心」50。能力合計は165〜240。
で、前回までの福原を見ていたら、「体」45、「技」35、「心」50。合計能力107〜130。各数値が下がってしまっていて、どうやっても通用しないように感じた。それは現役生活の中で、すっかりピークを越してしまったように見えた。だからせめて肉体的コンディションを急激に上げるとか、自分の能力について再考し、立て直しを図らない限り苦しすぎる、そういうレベルに見えたのだ。
ところがこの日の福原を見る限り、「体」60、「技」45、「心」50で125〜155はある。これまでの登板時、コンディションが悪すぎたということなのだろう。低く見積もりすぎたこと、素直にゴメン。
※この数値うんぬんについては、今とってつけたように考えたものなので、そんなに練り込まれたものではないことをお断りしておく(笑)。
でもまあ、マウンドに上がる時点で4点もらっていたら元気も出るわな、そりゃ。相手打線も一番怖い打者がいなくてチームもションボリムード。こっちは桧山の一発以来すっかり上げ潮。パラメータも急上昇するってもんだ。ああやって、しっかり腕を振って、カーブを良い場所に配置していけば十分勝てる投手なんだからね。今季初勝利、1000イニング登板おめでとう!ナイスピッチング!
ってことで福原を生き返らせた打線も言うことなし。相手投手、守備のボロボロにしっかりつけ込んだ初回の4点。衰運著しい金本をフォローした新井のタイムリー二塁打が嬉しかったね。その時鳥谷が盗塁を企図していたというのも頼もしかった。そしてその直後、初球、抜けきらなかった高めのフォークをガツンと上から叩いた葛城の2ランHR、思わずうぉーと言ってしまうほどお見事だった。その後、どの打者も積極性を醸し出しながら、ボールはしっかり見極めて、いつの間にやら強打者揃いの猛虎打線に早変わりしていた。
スタメン葛城はサイクルリーチの4安打。関本、新井も振れてきて2安打ずつ。鳥谷、狩野は相変わらず好調で3安打ずつ。平野にもやっと1本タイムリー、桜井も価値ある右翼線2点三塁打。休養試合のあり得ない金本さんは、こんな日に寝てたらよろし(笑)。今は経験が必要な大和、バル、筒井に場を踏ませたのも良かったね。
先発以下を打ち込んで、いろんな投手を引っ張り出したことは間違いなくプラス。でも、こういうのはあくまでも相手投手との兼ね合い。猛打爆発以後連続完封なんてのがおなじみのチームだから十分気をつけて。「好調」なーんて思い上がらず、積極的に丁寧に、しっかり走ってしっかり守って、大事な大事な「日曜デーゲーム」勝って貯金作って弾みつけて行こうね。
それにしても広島の新球場、良いね〜!楽しそうなボールパークだね〜!すなかぶり、テラス、ソファ…いろんなタイプの座席があって、いろんな楽しみ方がある。歴史と伝統の甲子園にはそぐわないかもしれないけれど、あれは楽しい素晴らしい球場だわ。緑の芝も美しいしね。関東にもあんな球場ができたらいいなあ。そんな余裕かましまくりの土曜であった(笑)。