2009.05.27 Wednesday
7/23(木)札幌ドームで行われる「フレッシュオールスターゲーム2009」の出場候補選手が発表(NPB公式)。
タイガースからは、蕭一傑投手、西村憲投手、野原将志内野手、柴田講平外野手がラインナップされた。目立て!
急な予備日開催で好天なのにガラガラの甲子園。こんな景色は久しぶりに見る。なんか懐かしいね。ユニフォームも試合も、なんか懐かしい…。
マリーンズにとっては2番手成瀬という「妙手」がピタリとはまり、流れを変えての逆転勝ち。タイガースにとっては、薄氷を踏みながらでも、去年までの勝ちパターン継投を立て直したいという願い。しかし虚しく、ウィリアムス、藤川で、同点、逆転の各1失点を奪われた痛い痛い1敗を喫した。
前日に引き続き、ワンチャンスで逆転した集中は良し。3回先頭関本の出塁を3,4番が進塁させることができず二死一塁。すっかり元気になってきた新井がショートの頭を越える痛烈な左中間二塁打で二死二三塁。続くこの日スタメン葛城がバットを折られながら一二塁間を破るタイムリーで二者を迎え入れた。
しかし全体的には前半押し気味に進めながら、繋がりを欠き得点を重ねられなかったことが響いた。
リードを引き継いだ江草、アッチソンは、前日からの勢いで抑え込んだが、ジェフは前日同様「通用しない」という内容だった。高めに浮いてしまう直球に威力がなく、投球の軌道に合わせるように右打者に右に弾き返される。厳しいコースはことごとく外れ、ストライクはことごとく甘い。細かな制球よりパワーと軌道で抑える投手だが、そのいずれもが殺傷能力を失っている。
もっともこの傾向はずっと続いており、それでも使い続けている理由は、なんとか浮上して欲しいという「願望」が主。その願望への未練をほどほどに処理し、浮上の手段については、別の考えが必要だ。実績者であるから、その事実を皆が受け入れるプロセスは必要で、この試合はそのためのものになるだろう。
藤川も投げれば投げるだけ自信を失うような内容。もちろん狩野の捕邪飛落球が痛すぎたのはあるが、それでもなにがあっても抑えるのが球児の仕事。抹消ミニキャンプを経ても思ったような結果が得られないのは誤算だ。でも藤川の最大の弱点である「心」を鍛え、「身体能力大半」の投手から、心と技も強い投手へシフトして行くべき時なのかもね。悲しいことではあるけれど、良く考えたらあの神秘の投球をこれだけたくさん見られたことがすでに奇跡。球児は、次への変身が可能な資質を持っている。江夏のようにね。
谷間で移籍後初先発した阿部。4回1失点。打たれたし四球も出したし、決して満点の投球とは言えなかったけれど、それでもピンチでも逃げずに良く辛抱した。特にインサイドにずばっと決める時の直球は惚れ惚れするようなものだった。球速は大したことなくても、殺気を伴っていた。
投手起用の全体像を見なおさなきゃいけない状況の中で、将来のローテ投手として実戦で使っていくべきということを十分アピールする内容だった。
さて思うようにならない日々はそう簡単に抜けられない。思惑通りにはならない。でもすべて必要なステップ。代打、代走、投手継投、どうもまだ采配にキレを欠き、接戦の勝負強さに繋がって来ないがこれもまた必要なステップ。気を取り直して、お客さんいっぱいの甲子園で出直し行ってみよう。
◇5月26日(火)阪神−ロッテ2回戦(1勝1敗、18時、甲子園、26680人)
ロッテ 010 000 011−3
阪 神 002 000 000−2
【ロッテ】小野 成瀬 ○シコースキー(4勝2敗) S荻野(7セーブ)
【阪神】阿部 江草 アッチソン ウィリアムス ●藤川(1勝3敗)
急な予備日開催で好天なのにガラガラの甲子園。こんな景色は久しぶりに見る。なんか懐かしいね。ユニフォームも試合も、なんか懐かしい…。
マリーンズにとっては2番手成瀬という「妙手」がピタリとはまり、流れを変えての逆転勝ち。タイガースにとっては、薄氷を踏みながらでも、去年までの勝ちパターン継投を立て直したいという願い。しかし虚しく、ウィリアムス、藤川で、同点、逆転の各1失点を奪われた痛い痛い1敗を喫した。
前日に引き続き、ワンチャンスで逆転した集中は良し。3回先頭関本の出塁を3,4番が進塁させることができず二死一塁。すっかり元気になってきた新井がショートの頭を越える痛烈な左中間二塁打で二死二三塁。続くこの日スタメン葛城がバットを折られながら一二塁間を破るタイムリーで二者を迎え入れた。
しかし全体的には前半押し気味に進めながら、繋がりを欠き得点を重ねられなかったことが響いた。
リードを引き継いだ江草、アッチソンは、前日からの勢いで抑え込んだが、ジェフは前日同様「通用しない」という内容だった。高めに浮いてしまう直球に威力がなく、投球の軌道に合わせるように右打者に右に弾き返される。厳しいコースはことごとく外れ、ストライクはことごとく甘い。細かな制球よりパワーと軌道で抑える投手だが、そのいずれもが殺傷能力を失っている。
もっともこの傾向はずっと続いており、それでも使い続けている理由は、なんとか浮上して欲しいという「願望」が主。その願望への未練をほどほどに処理し、浮上の手段については、別の考えが必要だ。実績者であるから、その事実を皆が受け入れるプロセスは必要で、この試合はそのためのものになるだろう。
藤川も投げれば投げるだけ自信を失うような内容。もちろん狩野の捕邪飛落球が痛すぎたのはあるが、それでもなにがあっても抑えるのが球児の仕事。抹消ミニキャンプを経ても思ったような結果が得られないのは誤算だ。でも藤川の最大の弱点である「心」を鍛え、「身体能力大半」の投手から、心と技も強い投手へシフトして行くべき時なのかもね。悲しいことではあるけれど、良く考えたらあの神秘の投球をこれだけたくさん見られたことがすでに奇跡。球児は、次への変身が可能な資質を持っている。江夏のようにね。
谷間で移籍後初先発した阿部。4回1失点。打たれたし四球も出したし、決して満点の投球とは言えなかったけれど、それでもピンチでも逃げずに良く辛抱した。特にインサイドにずばっと決める時の直球は惚れ惚れするようなものだった。球速は大したことなくても、殺気を伴っていた。
投手起用の全体像を見なおさなきゃいけない状況の中で、将来のローテ投手として実戦で使っていくべきということを十分アピールする内容だった。
さて思うようにならない日々はそう簡単に抜けられない。思惑通りにはならない。でもすべて必要なステップ。代打、代走、投手継投、どうもまだ采配にキレを欠き、接戦の勝負強さに繋がって来ないがこれもまた必要なステップ。気を取り直して、お客さんいっぱいの甲子園で出直し行ってみよう。