2009.06.17 Wednesday
日曜日、連敗にふてくされてニュースも見なかった日、かくもオモロイ試合があったんね(youtubeへリンク)。
今年はどこへ行ってもカープの真っ赤なユニフォームに活力を感じる。ホント、良い試合だね、こりゃ。そういえばあの頃この季節には、「さて今年はどこに肩入れしようかな」なーんて、身代わりG倒チームを探したりしたもんだったな(笑)。
初回の先制点にめげず、足を絡めながら長打で逆転、食い下がる相手をパーフェクトリレーでしのいで接戦を辛勝。ただし先発武田勝をKOした後、宮本、林と完全左腕リレーで繋がれこちらもノーヒットと尻すぼみ。たった5安打でよく4点にしたものだ。先発久保もなんとか5回まででいっぱいいっぱい。内容悪く、早く降りたのに白星は付く。不思議なもんやね(笑)。
6回表、1点リードで渡辺にスイッチ。この使われ方は久しぶりだ。ほとんど記憶にないくらい。リードしていることじたいが少ない?ごもっとも(笑)。こっちは連敗中で試合下手、あっちは首位の試合巧者。このまま僅差でモタモタしていると「負けそうウィルス」にやられそう。そこでナベちゃんがピシャっとやってくれたのは大きかった。
7回、自信喪失のジェフも本来の仕事を前に、素晴らしいコントロールを見せた。直球は140km/hそこそこ。やや置きに行っているのだがコーナーにビタビタ決まった。ただ制球難という事前情報に、ファイターズの打者がちょっと「見てしまった」のかも知れないね。この日良かったのは130km/h前後のスライダー。同じ腕振りから抜いたように緩く来ていたので、面白いように空振りが取れた。こういう投球ができるならまったく問題ない。
8回アッチソンが危なかった。先頭稲葉がうまいこと三塁線を破って来るところ、新井が飛びついて好捕、立ち上がって2バウンド送球ブラゼルすくい上げて…アウトー!セーフでも良いようなきわどさだったけど、こりゃもう流れでアウトー!Fは、打順関係なしにきっちりと走者を進める戦術に長けたチーム。無死二塁は高確率で1失点を意味する。ビッグプレーだった。
9回は手探りの球児。他の中継ぎが同点でも負けでも毎日のように出陣して行く中、一人久々の登板だから調子も出ないよなぁ。直球は流れ、変化球は思うところに収まらないながらも、それでも3者三振パンチアウトで締めた。どうか安定的な登板間隔で、安定的に状態が向上して欲しい。終わってみればみんなで10三振を奪う快投リレーだった。
3回表、先頭久保がレフト線手前にポトリと落ちるヒット。これ、打った後からちゃんと全力疾走して二塁打にした久保がとても偉かった。1番に戻った赤星が走者進めらない遊ゴロで一死二塁。ここがこの試合の中で一番キライだったところだ。この1アウトで、本来なら無得点への流れが加速するところ、2番に戻った関本が良く振り払った。左中間ど真ん中を深々と越える同点タイムリー二塁打。関本がさらに偉かったのは2球目、三盗成功。武田勝のクセが読解できていたようで、初球で確認、2球目で迷わず盗んだ。一死三塁となって、新井も外野フライならと楽になった。逆にプレッシャーのかかる武田は失投、ど真ん中のストレート、新井ジャストミートで打った瞬間の逆転2ランホームランだった。
この後金本も右中間二塁打で続くと、またも三盗成功。なんとこれでセの盗塁数1位なんだって。赤星19、狩野7、新井4、金本4、関本3、鳥谷2、浅井・メンチ・桜井が各1。これは去年までなかったこと。
でもさあ、その3回の素晴らしい攻撃を運んできたのはなんといってもブラゼルよ。前の3発がチーム唯一の得点となってしまったから内心では「またか」と心配してしまったが、でっかいホームランはやっぱり風をおこす。ポンコツ扇風機なんていう言葉使って悪かった。少なくともこの扇風機は壊れていない。ただ風が吹くだけの時も多いけれど、その風が運んでくるものがある。
相手投手のベストピッチには空振りで応える。しかし失投に対しては特大ホームランで応える。時にはベストピッチをも放り込んだりもする。まともに走れない程、両膝周辺が痛いのにしっかりフルスイングするガッツ。そして、愛嬌があって、やさしそうな仕草もたまらないね。すっかり魅了されたよ。ナイスバッティング、クレイグ!今日も一発頼むでえ!
◇6月16日(火)阪神−日本ハム3回戦(1勝1敗1分、18時、京セラドーム大阪、21310人)
日ハム 200 010 000−3
阪 神 013 000 00×−4
【日本ハム】●武田勝(3勝4敗) 宮本 林
【阪神】○久保(2勝4敗) 渡辺 ウィリアムス アッチソン S藤川(6セーブ)
[本塁打] 稲葉9号(日) ブラゼル5号(神) 新井9号(神)
初回の先制点にめげず、足を絡めながら長打で逆転、食い下がる相手をパーフェクトリレーでしのいで接戦を辛勝。ただし先発武田勝をKOした後、宮本、林と完全左腕リレーで繋がれこちらもノーヒットと尻すぼみ。たった5安打でよく4点にしたものだ。先発久保もなんとか5回まででいっぱいいっぱい。内容悪く、早く降りたのに白星は付く。不思議なもんやね(笑)。
6回表、1点リードで渡辺にスイッチ。この使われ方は久しぶりだ。ほとんど記憶にないくらい。リードしていることじたいが少ない?ごもっとも(笑)。こっちは連敗中で試合下手、あっちは首位の試合巧者。このまま僅差でモタモタしていると「負けそうウィルス」にやられそう。そこでナベちゃんがピシャっとやってくれたのは大きかった。
7回、自信喪失のジェフも本来の仕事を前に、素晴らしいコントロールを見せた。直球は140km/hそこそこ。やや置きに行っているのだがコーナーにビタビタ決まった。ただ制球難という事前情報に、ファイターズの打者がちょっと「見てしまった」のかも知れないね。この日良かったのは130km/h前後のスライダー。同じ腕振りから抜いたように緩く来ていたので、面白いように空振りが取れた。こういう投球ができるならまったく問題ない。
8回アッチソンが危なかった。先頭稲葉がうまいこと三塁線を破って来るところ、新井が飛びついて好捕、立ち上がって2バウンド送球ブラゼルすくい上げて…アウトー!セーフでも良いようなきわどさだったけど、こりゃもう流れでアウトー!Fは、打順関係なしにきっちりと走者を進める戦術に長けたチーム。無死二塁は高確率で1失点を意味する。ビッグプレーだった。
9回は手探りの球児。他の中継ぎが同点でも負けでも毎日のように出陣して行く中、一人久々の登板だから調子も出ないよなぁ。直球は流れ、変化球は思うところに収まらないながらも、それでも3者三振パンチアウトで締めた。どうか安定的な登板間隔で、安定的に状態が向上して欲しい。終わってみればみんなで10三振を奪う快投リレーだった。
3回表、先頭久保がレフト線手前にポトリと落ちるヒット。これ、打った後からちゃんと全力疾走して二塁打にした久保がとても偉かった。1番に戻った赤星が走者進めらない遊ゴロで一死二塁。ここがこの試合の中で一番キライだったところだ。この1アウトで、本来なら無得点への流れが加速するところ、2番に戻った関本が良く振り払った。左中間ど真ん中を深々と越える同点タイムリー二塁打。関本がさらに偉かったのは2球目、三盗成功。武田勝のクセが読解できていたようで、初球で確認、2球目で迷わず盗んだ。一死三塁となって、新井も外野フライならと楽になった。逆にプレッシャーのかかる武田は失投、ど真ん中のストレート、新井ジャストミートで打った瞬間の逆転2ランホームランだった。
この後金本も右中間二塁打で続くと、またも三盗成功。なんとこれでセの盗塁数1位なんだって。赤星19、狩野7、新井4、金本4、関本3、鳥谷2、浅井・メンチ・桜井が各1。これは去年までなかったこと。
でもさあ、その3回の素晴らしい攻撃を運んできたのはなんといってもブラゼルよ。前の3発がチーム唯一の得点となってしまったから内心では「またか」と心配してしまったが、でっかいホームランはやっぱり風をおこす。ポンコツ扇風機なんていう言葉使って悪かった。少なくともこの扇風機は壊れていない。ただ風が吹くだけの時も多いけれど、その風が運んでくるものがある。
相手投手のベストピッチには空振りで応える。しかし失投に対しては特大ホームランで応える。時にはベストピッチをも放り込んだりもする。まともに走れない程、両膝周辺が痛いのにしっかりフルスイングするガッツ。そして、愛嬌があって、やさしそうな仕草もたまらないね。すっかり魅了されたよ。ナイスバッティング、クレイグ!今日も一発頼むでえ!