2009.08.27 Thursday
抑えをやっていた西村が上がって2点差の9回を2奪三振で締めたのは久保田。その西村も1点は取られちゃったけど、良い投げっぷりを見せていると思う。
ブラゼルの1イニング2本のホームランなどで5回に大量得点、楽勝、良し。しかしこの試合の最大の盛り上がりは、なんと試合後のヒーローインタビューにあった!
「2本目のHRの方が、幸せそうにダイヤモンド1周していましたね?」という問いかけに、「1本目の後に、子供が生まれたという知らせがあって、2本目は気持ちよく走れました」って、えええええええ?ホントかよ!?そんなことってあるんかいな(笑)。
この回先頭ブラゼル、ここまで好投の先発ウォーランドの失投(肩口、高めのカーブ系)を引きつけてグシャリ、高〜く上がった打球は追い風に乗って、バックスクリーンへドカン。直前に岩田が佐伯のタイムリーで失った1点をすぐさま取り返す。そういえば、ブラゼルはタイムリーを打った前夜から当たっている佐伯の肩をしきりにさわさわさわさわ触っていた。佐伯は苦笑いしていたけどあれが効いたね(笑)。岩田も失点後の一死一三塁を抑えきったのが大きかった。
でもウォーランドは頑張っていた。このソロのことは忘れて、次の桜井には低め低め、丁寧に投げていた。2−2からの5球目直球も見逃せば低めのボール、しかし桜井素直にバットを合わせてセンター右へのヒット!これがまたボディブローのように効く、試合の分かれ目となる一打だった。それでもまだ務めて冷静になろうとするウォーランド、一走桜井へも注意しながら低め低め、しかし狩野に投げた4球目直球は高くなり、打球速めのゴロが二遊間を抜けて行く。併殺打とヒットの境目が、うまいことこっち有利に転んでくれる。無死一二塁。
岩田は狙い通り「でかすぎる穴」三塁ジョンソン狙いの送りバント、さらに願ったりのもたつきで内野安打にしてくれちゃって無死満塁。それでも切れないように切れないように、ウォーランドに同情したくなったよ(笑)。
真弓監督ここで1番平野に代打高橋光を送って勝負を賭ける。結果は浅めの右飛だったが、追い風の中、助走を十分取れず、握り直しもあって吉村のバックホーム及ばず桜井生還、2−1逆転、二走も進塁して一死一三塁。ベイはチーム全体の歯車が狂い始めている。もちろんウォーランドの制御装置は挙動が怪しい。
赤星左線へのヒット(この時一走岩田は躊躇してから三進し滑り込みセーフとなったが、赤星はその動きから目を切ったようで一塁止まりという判断ミスあり)で3−1、なお一死一三塁、鳥谷も詰まったが前進守備セカンド仁志の頭の上をギリギリで越えて、センター右へのヒット4−1となってまたも一死一三塁。わずかな違いが、すべてTに有利な目として出る。さすがにウォーランドも辛抱限界、金本に四球、一死満塁としてしまい高崎に交代。
新井もまだいろいろ考えていたようで、カウント有利でも、どうにもスパッとバットが出てこなかったが、さすがに甘い甘い高めのスライダーをガツンと叩いて二遊間を鋭く破る2点タイムリーで6−1、試合を決める一打が出た。
一死一二塁、打者一巡でブラゼル、その初球、入ってくるスライダー。甘いよね、考えられないくらい甘い。ブラゼルは濁点とって「振らせる」こんなの常識。失投なんだろう。でも、きっとこれは投げた高崎が悪いんじゃないんだと思う。なぜかそこへ投げてしまうような、どうしようもない力が働いたんだと思う。初めての出産、男の子が生まれて、母子の健康を聞いて、涙が出たという。帰国して立ち会うのがアメリカ人選手の常識。故障があってもチームのためにと頑張っているブラゼルに、常識では考えられないことが起きたのだと思う。
行ったー!打った瞬間わかったHRは意外なくらいスタンド前方に着弾したけれど、ブラゼルは本当に嬉しそうだった。笑顔が弾けて、踊り出さんばかりだった。1イニング2発だけでも、打者10人で9点取っただけでも、十分珍しいし、踊り出すような出来事だけど、その間に子どもが生まれたんだもんね、そりゃそうだわ。凄いわ。
それ以外はまあ大したことのないゲームだった(笑)。でも、きっとホテルへ戻るバスの中は、ハッピーな祝福ムードでいっぱいだったろうね。この試合、チームがガシっとまとまるきっかけになって、思い出に残るようなハッピーなシーズンになって欲しいな。
◇8月26日(水)横浜−阪神17回戦(阪神12勝5敗、18時1分、横浜、19935人)
阪 神 000 090 000―9
横 浜 000 100 101―3
【阪神】○岩田(3勝3敗) 西村
【横浜】●ウォーランド(5勝10敗) 高崎 桑原謙 工藤
[本塁打] ブラゼル12号(神) ブラゼル13号(神) 桑原義1号(横)
ブラゼルの1イニング2本のホームランなどで5回に大量得点、楽勝、良し。しかしこの試合の最大の盛り上がりは、なんと試合後のヒーローインタビューにあった!
「2本目のHRの方が、幸せそうにダイヤモンド1周していましたね?」という問いかけに、「1本目の後に、子供が生まれたという知らせがあって、2本目は気持ちよく走れました」って、えええええええ?ホントかよ!?そんなことってあるんかいな(笑)。
この回先頭ブラゼル、ここまで好投の先発ウォーランドの失投(肩口、高めのカーブ系)を引きつけてグシャリ、高〜く上がった打球は追い風に乗って、バックスクリーンへドカン。直前に岩田が佐伯のタイムリーで失った1点をすぐさま取り返す。そういえば、ブラゼルはタイムリーを打った前夜から当たっている佐伯の肩をしきりにさわさわさわさわ触っていた。佐伯は苦笑いしていたけどあれが効いたね(笑)。岩田も失点後の一死一三塁を抑えきったのが大きかった。
でもウォーランドは頑張っていた。このソロのことは忘れて、次の桜井には低め低め、丁寧に投げていた。2−2からの5球目直球も見逃せば低めのボール、しかし桜井素直にバットを合わせてセンター右へのヒット!これがまたボディブローのように効く、試合の分かれ目となる一打だった。それでもまだ務めて冷静になろうとするウォーランド、一走桜井へも注意しながら低め低め、しかし狩野に投げた4球目直球は高くなり、打球速めのゴロが二遊間を抜けて行く。併殺打とヒットの境目が、うまいことこっち有利に転んでくれる。無死一二塁。
岩田は狙い通り「でかすぎる穴」三塁ジョンソン狙いの送りバント、さらに願ったりのもたつきで内野安打にしてくれちゃって無死満塁。それでも切れないように切れないように、ウォーランドに同情したくなったよ(笑)。
真弓監督ここで1番平野に代打高橋光を送って勝負を賭ける。結果は浅めの右飛だったが、追い風の中、助走を十分取れず、握り直しもあって吉村のバックホーム及ばず桜井生還、2−1逆転、二走も進塁して一死一三塁。ベイはチーム全体の歯車が狂い始めている。もちろんウォーランドの制御装置は挙動が怪しい。
赤星左線へのヒット(この時一走岩田は躊躇してから三進し滑り込みセーフとなったが、赤星はその動きから目を切ったようで一塁止まりという判断ミスあり)で3−1、なお一死一三塁、鳥谷も詰まったが前進守備セカンド仁志の頭の上をギリギリで越えて、センター右へのヒット4−1となってまたも一死一三塁。わずかな違いが、すべてTに有利な目として出る。さすがにウォーランドも辛抱限界、金本に四球、一死満塁としてしまい高崎に交代。
新井もまだいろいろ考えていたようで、カウント有利でも、どうにもスパッとバットが出てこなかったが、さすがに甘い甘い高めのスライダーをガツンと叩いて二遊間を鋭く破る2点タイムリーで6−1、試合を決める一打が出た。
一死一二塁、打者一巡でブラゼル、その初球、入ってくるスライダー。甘いよね、考えられないくらい甘い。ブラゼルは濁点とって「振らせる」こんなの常識。失投なんだろう。でも、きっとこれは投げた高崎が悪いんじゃないんだと思う。なぜかそこへ投げてしまうような、どうしようもない力が働いたんだと思う。初めての出産、男の子が生まれて、母子の健康を聞いて、涙が出たという。帰国して立ち会うのがアメリカ人選手の常識。故障があってもチームのためにと頑張っているブラゼルに、常識では考えられないことが起きたのだと思う。
行ったー!打った瞬間わかったHRは意外なくらいスタンド前方に着弾したけれど、ブラゼルは本当に嬉しそうだった。笑顔が弾けて、踊り出さんばかりだった。1イニング2発だけでも、打者10人で9点取っただけでも、十分珍しいし、踊り出すような出来事だけど、その間に子どもが生まれたんだもんね、そりゃそうだわ。凄いわ。
それ以外はまあ大したことのないゲームだった(笑)。でも、きっとホテルへ戻るバスの中は、ハッピーな祝福ムードでいっぱいだったろうね。この試合、チームがガシっとまとまるきっかけになって、思い出に残るようなハッピーなシーズンになって欲しいな。