自称阪神タイガース評論家（跡地）

　二軍戦、好調の高橋勇丞を１番センターのスタメン抜擢、４打席立って３四球１安打。３安打２打点の野原将ともども活躍して、二軍調整中のＨ和田に土をつけた。若竹、鶴、桟原、石川、久保田のリレーも良かったみたい。

　ハマスタのライトスタンドで転落事故。意識不明の重体だという。スポーツ観戦には、危険覚悟の特等席というのがある。起こりうる事故とはいえ、酔客の迷惑行為によって、つまらない過保護な対策が取られないことを願うばかり。回復を願うばかり。

　久々負け試合の後は、各紙ともキャッチーな話題が並ぶ。今岡の処遇について近日話し合い（サンスポ）、ウィリアムスが帰国・退団へ（スポニチ）。知りようのない具体的な事実関係はこの際置いておくとして、熱狂を生んでくれた功労者を見送る機会だけはしっかり作って欲しい。球団には強くお願いしたいと思う。

◇８月２７日（木）横浜−阪神１８回戦（阪神１２勝６敗、１８時、横浜、１８１７３人）
阪　神　０００　０００　０１０―１
横　浜　０００　０００　４０×―４
【阪神】●久保（７勝６敗）　江草　金村暁
【横浜】○三浦（10勝８敗）

　どうしても３つ行きたいけれど行けない。これでベイ戦１２勝６敗、きちんきちんと２勝１敗ペース、力どおり、力以上のことができない。
　たまに三浦に勝てる時もあるけれど、だいたい立ち上がりにリードを奪って、打順のからみで中盤で降りていただく展開のことが多い。野球は心理戦。タイガースなら無条件で勝てると思っている三浦だが、立ち上がりだけは不安で、様子を探ってくる。それに対してこっちも様子を探りながらゆるゆる始めていてはゼンゼンダメダメなのである。前日５回に代打高橋光で勝負をかけたような仕掛けを初回に断行するくらいの気構えでなきゃいけないのだ。四球の赤星を慎重にバントで送って…なんていう安全策を取っていたら、三浦にニヤリとされてしまうだけなのだ。でもなんとかあわや先制という場面だったんだけどね。結局初回の３つのアウトのうち、「凡退」は鳥谷だけ。「二塁に走者を置く」というプレッシャーより、「赤星が走りそう」「エンドランがありそう」というプレッシャーの方が立ち上がりの三浦には有効だろう。たとえ平野が三振したって、また赤星＆鳥谷でジワジワ重圧をかけたら良し。特に守備に不安のあるチームだから、全体を落ち着かせないような、試合の頭からいきなり揺さぶるような仕掛けが欲しかった。

　ま、その後、ペース掴まれちゃえばもうムリ。だって向こうは絶対に打たれないって思っているし、こっちはやっぱりこうなっちゃうと打てないって思っているんだから。何があっても大丈夫という自信は恐ろしいからね。
　もうそうなると０−０でもなんでも粘って、次の投手を打って勝つしかない。しんどいことだけど、久保はそこを頑張らなくちゃいけなかった。絶対的に相性の悪い投手と戦うというのはそういうことなんだから。とても責める気にはならないけどね。

　Ｇが敵地首位決戦でまさかの３タテ。マジック点灯。これで一気に片が付いては面白くない。その先のアレの印象があるからそんな感じはしないけれど、もしこのまま行くとジャイアンツＶ３だもんね、三連覇。そんなもん簡単にやられたくない。
　つきましては、本日からうちも頑張って３つ勝ちますんで、どうかＤさんもスワに３つ勝って、この三連戦をなかったことにしちまってくんなまし。ここはひとつ「ＤＴ連立」、「小選挙区はＤへ比例区はＴへ」。ネガドラさんもオォトラさんも一つそういうことで（笑）。