自称阪神タイガース評論家（跡地）

誠に面目ない。苦戦覚悟のマッチアップではあったが、双方の状態を考えれば勝たなければいけない試合だった。
　苦しみながらも、持てる力を結集し延長戦でスワを制したドラゴンズをここに讃え、感謝の意を表明したい。グッジョブ！悪い！申し訳ない！サンキュー！
　いよいよ今夜必勝ライン「両者合計で５勝」を賭けての大勝負。頑張れタイガース！頑張れドラゴンズ！

　一方ウェスタンの優勝争い直接対決は、０−４、ＤがＴに雪辱。小嶋が６回１失点と頑張ったが、打線の援護がなかった。若虎打線を完封した若竜とは？
　　　　　　　　　　　　　　　　正解の若竜は「山本昌」。兄やん若いのう（笑）。

◇８月２９日（土）阪神−巨人２０回戦（巨人１０勝８敗２分、１８時、甲子園、４６８５０人）
巨　人　１１３　００１　０１０―７
阪　神　０２０　０１０　１１０―５
【巨人】○グライシンガー（12勝５敗）　山口　越智　Ｓクルーン（20セーブ）
【阪神】●阿部（０勝１敗）　江草　金村暁　筒井　アッチソン
[本塁打] 阿部18号（巨）　ラミレス22号（巨）　桜井９号（神）

　阿部に任せると決めて、そんで打たれちゃったのは痛かったけれど仕方ない。金村曉、筒井と任せての失点も、痛かったけれど仕方ない。グライシンガーを簡単に立ち直らせず、６回二死二三塁と攻め込んで引きずり降ろし、代打高橋光で「ここであと２点」を取りに行ったが、そうならなかったのも痛かったけれど仕方ない。

　しかし中途半端な「江草２イニング」だけは好きじゃないなぁ。シモ先発の今日、早めの仕掛けで江草を頼りにするつもりがあったのなら、できればこの日江草は使わない、使っても１回というプランが必要ではなかったか。逆にもしこの試合に勝機あり、江草投入やむなし、賭ける！というのなら、３戦目の江草投入を捨てて、３回でも４回でも行けるところまで江草を引っ張るという手の方が良かった。翌日にも影響のある２イニングは中途半端だ。
　 「一戦一戦」と唱え、退路を断ち、一瞬の気運を最大限に盛り上げながら、実は冷静に翌日以後の戦いを設計している。そういうのが私の好みだ。重要な一戦だとしても、序盤中盤３点ビハインド、終盤２点ビハインドという試合展開の中で、西村の登板機会がどこにもなく、最後にアッチソンが投げているという継投は、連戦の大局観が欠けていたように思う。
　私のベストは、先発にもっとビックリするような「刺客」。西村でも良いし、下で投げた小嶋でも、他でも良い（リザーブ捕手の清水を下げて、刺客先発を一軍、たとえ玉砕してもすぐ下げて、岡崎なり小宮山なりをリザーブ捕手で上げれば、問題なくまわるんだからね）。

　まあああいう相手だからビハインドゲームで五月雨式失点はあきらめよう。状態の良いクルーンにはやられたが、しっかり最後まで追い込んで、山口、越智を引っ張り出して、楽をさせず自責点までつけられたのは良し。トリ、広大、新井…良いヒットも数多く出ている。打線全体の活況を大爆発に繋げて、ＤＴ連立３連戦、この大事な一戦をものにしよう。金本頼む、頑張れ。

　いよいよ決戦８．３０。野球も良いけど、選挙もね。