自称阪神タイガース評論家(跡地)

かつてブログ「自称阪神タイガース評論家」があった場所。
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よっ!両エース!
 タイガース二軍選手1名(名前非公表)インフルエンザ発症で、一軍の寮生は帰寮禁止だって。
とにかく広まらないようにね。ホント、皆様もご注意あれ。

 C−T戦終わって、G−S戦を見る。Sに勝たれるのもイヤだし、Gが勝つのを見るのもイヤ。どっちも負ければ良いのにと思っていたら、5時間半ゲームはどっちも負けに近いね。だけどまあ、2本目の天井急降下ヒット(雨の時は良いかも知れないけど、イヤだねえ、体育館野球は)が同点タイムリーとか、キムタクが急造捕手(上手だった)とか、まあいろいろあること。キムタクのことばかりで、頭部死球の加藤は大丈夫なのかな、そっちも伝えてくれよ。
 スワローズは「勝ち損ね」ではあったけど、力が劣ると目されていた救援陣が気迫の粘り。石川があきらめムードに歯止めをかけたかもね。

◇9月4日(金)広島−阪神18回戦(阪神10勝8敗、18時30分、マツダスタジアム、28220人)
阪 神 200 000 000―2
広 島 000 000 000―0
【阪神】○能見(9勝8敗) S藤川(18セーブ)
【広島】●ルイス(8勝7敗) 横山 シュルツ 永川

 立ち上がりのルイスから2点奪えたのがとにかくラッキー。ここを逃せば後半まで苦戦必至。新井のボテボテも、ブラゼルの差し込まれも、本当にラッキー。それと1回ウラ一死二塁、フィリップスの見逃し三振、インローをストライクと言ってもらえたのもラッキー。前日のようなこともあれば、この日のようなこともある。切れずに辛抱が大事だね。

 能見、9勝目(8敗)。ついに自身今季初の個人貯金を達成した。中継ぎから再び先発ローテに戻った7/19のG戦以後を取り出せば、7試合6勝1敗。その間、49回1/3、自責点7。防御率1.28。その間、チームは7月5勝2敗、8月14勝12敗、9月3勝1敗、合計すると22勝15敗。最大借金額をこつこつ返済していく道程で、能見が果たしている役割がいかに大きいかがわかる。「エース能見による後半反攻」と言っても良い。
 前のカープ戦で四球から崩れたことは、その試合中に十分克服した。今思えばあれも大きかった。この試合でも、唯一5回小窪に与えた四球で、能面を脱ぎ捨て、わざわざ、目一杯大きく表情を作った。だめだだめだ、こんなのだめだ!そしてキチっと切り換えた。動揺を隠すのではなく、終わらせる工夫。昇っている昇っている。ま、しまいの勢いは、能見のせいじゃないから気にする必要なし。ナイスピー、エース!


 私は走者を動かす作戦については、失敗してもたいがい大目に見てやる方だ。特に相手から四球や失策でもらった走者は、大胆に使ってしまえば良いと思っている。しかしながら8回抹消明けのシュルツが制球難に苦しみ、金本ミスショットを挟んで2つの四球で一死一二塁、打者ブラゼルで敢行した鳥谷・新井のダブルスチール失敗ばかりは擁護できない。
 好投の能見を追加点で援護できない状況に焦れて、可能性の低いブラゼルの併殺に脅えた「臆病者の愚策」にしか見えなかった。度胸満点のギャンブルなら失敗しても清々しさが残り、後に好影響が残る。それは、辛抱できずに逃げてしまう破れかぶれとは似ても似つかぬもの。
 シュルツが陥っていたトラブルは、精神的重圧により自分のボールに自信が持てないという状況。その葛藤の中で、とても良い球か、はっきりとしたボールか、どちらかしか来ていなかった。空振りかホームランかというブラゼルにとっては、もっともおいしい投手だった。考え得る結果は、ホームラン(またはそれに類するもの)、三振、四球のいずれかで9割だろう。
 真弓談話の中でよく目にするのが、「点が入りそうになかったから動いた」というやつ。そこらへんの単純化に違和感を覚える時がある。

 その直後8回ウラ。7回まで散発3安打に抑えていた能見が、そのダブルスチールを刺した先頭の石原に、初球をセンター前にクリーンヒットされる。まさに潮が引いていくかのような見事なバランスのぶっ壊れ方だった。東出の絶妙なバントヒットで一死一二塁、ここで9回から行く予定だった藤川を前倒しで行かせたのは懸命な判断だったかも知れない。
 藤川にとっては、3位争いのイニングまたぎなど、理論上では燃えようはずもなかったろうが、体は正直、十分燃えていた。能見の好投、相手ルイスとの投げ合い、助けてもらえない展開、焦りの采配、すべての結果が藤川にかかっている。やっとやっと、皆が「球児、なんとかしてくれ」と言ってくれている。ようし、任しとき。四球を一つはさんで二死満塁にするのもスペクタクルのうち、絶好の場面を作って、4番栗原3球まっすぐ、完全着払いの空振り3つ。打者6人4奪三振の締め。よっ!球児、千両役者!さすがリリーフエース、やるもんだ。

 アッチソンもそろそろ体調に気を配ってあげるべき頃。江草もしんどいし、ここは先発、若者、球児が頑張る時。きっとそうなる。そんな気がする。まずは二軍首脳に、現状の力ならもっとも上と推薦された福原(藤本に代わって一軍昇格)が、しっかり仕事をすること。べつに「2勝1敗で良い」というのは、「3度に1度は負けた方が良い」っていう意味じゃないからな。勝てるなら勝てば良いんだ(笑)。今日明日は久々デーゲーム(15:00)だね。勝て。

Posted by torao at 10:19 | comments(6)
[投手]藤川
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 昨日は、立上がりの悪い球審に助けられましたね(笑)
 8回(トラオさんは7回と書かれてましたが8回だったと思います)のダブルスチールは、私も理解出来ませんでした。仮に成功したとしても、1塁が空き、打者ブラゼルに対して相手がボール球を使い易くなるだけです。しかも次打者は昨日はどこか悪いんじゃないの?と思う位状態の悪かった葛城選手。あそこは、ここまで3安打のブラゼル選手にじっくり打たせる場面だった思います。
 このダブルスチールによって、相手に傾きかけた流れを、藤川投手がバッサリ断ち切ってくれました!2005年時の様に、ストライクの直球で、空振りがとれていましたね!これで一安心。
 先発の方は、今は能見投手の日が一番勝てそうな気がしますね。こういうのをエースと呼ぶのでしょうね。
 金本選手、3番5番が当たっているので目立ってませんが不調ですね。最近バットの上っ面に当たる凡打が目立ちます。今年は好調期がものすごく短いですね。ちょっと休養さしあげたい。
| スーパーエリーバ | 2009/09/05 11:09 AM |
こんいちは

ダブルスチールの件 まったく持って同感
「試合を動かす」
このコメント 真弓監督は良く使いますがね...

それからブラッズ歩いた後の葛城
昨日は全然合ってなかった葛城
桧山で勝負するって選択肢は無かったかな?

| 徳虎 | 2009/09/05 11:36 AM |
私も同感。ダブルスチール??でしたが、嫌な流れを球児がしっかり断ち切って(采配ミスをカバーして)くれました。
ほんと昨夜は球児&能見にシビれ、GーS戦に楽しませてもらいました。
東京ドーム、天井H2本も驚きましたが、キャッチャーキムタクにはまたびっくり! 昔タイガースもキャッチャー池辺(田淵、辻、片岡負傷で)がありましたが思い出してしまいましたよ(笑)。
キムタク意外に上手で痛み分け、投手不足のヤクルトは今日からのリリーフとか相当やりくりが大変になるのでは!?
チャンス到来かな!
| ジジィ | 2009/09/05 12:21 PM |
キムタクのスピリットがいいですね。
小笠原だってできただろうけど,買って出るところがいい。

タイガースだと久保田もできるだろうけど,自分からはやりそうにないし。
秀太なら買って出そうだが,やれるのか。
| 広虎 | 2009/09/05 12:34 PM |
重盗失敗もさることながら、状況を打破する「引き出し」が少ないなぁ。
好投手は難儀だけど、なす術も無いのは、今のチーム力では仕方ないのかなぁ?

能見、スカウトの目は節穴でなかったですねぇ。ビビリ王は見抜けなかったけど(笑)。
藤川、シーズン前半は開店休業状態だったから、肩肘万全ですねぇ。グッジョブ。

盗塁数がセリーグ2位?本当に?得点につながる盗塁が少ないのでは。印象薄っ!!
鳥谷といい、走力があるのに盗塁下手の野手、昔から阪神には多いなぁ。伝統?(悲)
| 虎キチ三平 | 2009/09/05 4:08 PM |
インフルエンザ。
怖いですね。
つい先日も日本ハムの選手が大量感染しましたし。
体調管理には気を遣っているプロスポーツ選手でさえ罹ってしまう。
幸いな事に公私共に周辺に感染者は見当たりませんが、toraoさん始め皆様ご自愛のほど。

今一番頼りになる投手2人による完封劇。
良い闘いでした。
能見も段々とマウンドでの佇まいが変わってきました。
普段見せることのない、表情を変えてまで自分への苛立ちの熱を放熱させる様。
自分に課せられた責任の大きさを感じているのでしょう。
そこを乗り越えてこそ「エース」の立場を獲得できる。
この男、まだまだ登って行ける。
| 西田辺 | 2009/09/05 10:26 PM |

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