2009.10.18 Sunday
「なぜ阪神は勝てないのか? ――タイガース再建への提言」(アマゾンへのリンク)を読んだ。
オールスター休み頃に行われた江夏豊氏、岡田彰布氏による対談と、両氏のちょこっとした書き下ろしで構成されたお手軽な本ではある。江夏氏、岡田氏が、真弓監督の資質についてどういう見解を持っているのか、それはどういう根拠に基づくものなのか…。私がもっとも関心を持っていたその点については、それなりの答えがあった。おなじみの…ではあるが、両氏の昔話や関わり合いについても楽しく読んだ。
ただ、そういうイージーな作りだから、今季後半についてのことにはいっさい触れていない。非常に短い時間に起きた、少ない出来事について語られているところが難点ではある。
その本を読んだ頭で、昼のクラシリパ1、夜のクラシリセ1を見る。
いっぱいのスタンドの気持ち、チームの気持ちが一つになったイーグルスの試合、感動的だった。
2−0リードしていて、3点目を奪いに行ったスクイズを谷繁がファールに。ぐらぐらと揺れた心理の一瞬のスキが勝負を決めてしまう恐ろしさ。
岡田前監督の目指していたチーム、去年のクラシリの最後、野村監督の執念とイーグルス選手たちの思い、落合ドラゴンズと高田スワローズの我慢比べ…短期決戦における監督采配の比重の大きさ、監督を中心とした結束力、そこにいたる仕組みや気持ちのまとまり方…。
目の前で繰り広げられる、ピリピリとした緊張感と、好結果に喜びを爆発させたり、落胆をあらわにしたりする様子。来季ここにやってくるためには、来季ここで勝利するためには、監督自身が大きく変わらなければならないだろうと思う。ぜひそれを見せて欲しい。
ただ、そういうイージーな作りだから、今季後半についてのことにはいっさい触れていない。非常に短い時間に起きた、少ない出来事について語られているところが難点ではある。
その本を読んだ頭で、昼のクラシリパ1、夜のクラシリセ1を見る。
いっぱいのスタンドの気持ち、チームの気持ちが一つになったイーグルスの試合、感動的だった。
2−0リードしていて、3点目を奪いに行ったスクイズを谷繁がファールに。ぐらぐらと揺れた心理の一瞬のスキが勝負を決めてしまう恐ろしさ。
岡田前監督の目指していたチーム、去年のクラシリの最後、野村監督の執念とイーグルス選手たちの思い、落合ドラゴンズと高田スワローズの我慢比べ…短期決戦における監督采配の比重の大きさ、監督を中心とした結束力、そこにいたる仕組みや気持ちのまとまり方…。
目の前で繰り広げられる、ピリピリとした緊張感と、好結果に喜びを爆発させたり、落胆をあらわにしたりする様子。来季ここにやってくるためには、来季ここで勝利するためには、監督自身が大きく変わらなければならないだろうと思う。ぜひそれを見せて欲しい。