自称阪神タイガース評論家(跡地)

かつてブログ「自称阪神タイガース評論家」があった場所。
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浅井の元気で「第二試合」完勝
なるほどね。リベンジっていうのはそういうことか。西武の西口投手は、8年前の日本シリーズの借りを返したそうだ。うちなんざ6年早いか(笑)。

藤本が戻っているのだが、なぜそう慌てて使うのだろうか。5/21甲子園の二軍戦で実戦に戻るや、なんと親子ゲームの当日夜から一軍復帰。「故障明け」への扱いとは思えない。この2試合の様子を見る限り、打撃での「目慣れ」、守備での感覚、足の運びも万全とは言えない。何より恐れるのは、復帰プログラム無視の強行出場で、さらなる故障を招くこと。もちろんプロのやること、その心配なしということなのだろうが。
関本の状態が相当悪いという判断なのだろうが、少なくとも守備と送りバントでは堅実さを見せていたので、緊急事態とは思えない。上坂も秀太も久慈(藤本に代わって二軍降格)もいる。どうしても藤本を起用しなければならない「何か」があるのだろうか…私にはわからない。岡田監督と藤本の関係は謎が多い。

相手の流れを止める男、橋本投手が背筋痛で登録抹消。軽傷ですぐ戻れそうではあるが、残念としか言いようがない。「この日の試合だって橋本さえいれば勝っていた」と言う程おめでたくはないが、代わりのいない、非常に貴重な戦力なのは間違いない。戦線復帰は慎重に見極めて欲しい。
で、代わりに上げたのが佐久本投手。二軍での活躍ぶりはあまり伝わって来なかったように思うが、どういう起用法を想定しているのだろうか。この日だけでは意図がわからないが、相手の猛攻を止める役割は荷が重く、敗戦処理のロングも期待できず、やはり左ワンポイントでいけるかどうかという投手ではないのか。いきなりもっとも不得意な「火事場」に放り込まれた佐久本が不憫でならなかった。

そうそう、2年前のリベンジだとかなんとか言うのなら、忘れてはいけない男がいる。度胸の据わった投球でホークス打線をぴしゃりと抑えた、そう、吉野!吉野〜〜っ!…え、二軍?そうだっけ?ナンデサゲテンデスカ!

ハシケン不在の間は、江草が踏ん張るしかない。この日も大当たりの大村を含めて三者凡退で切った。登板のたびに自信を強くしている。次のステージも近いだろう。

ホークス打線に対し、安藤投手&野口捕手のバッテリー。見てみたい組み合わせではあった。かわそうとすれば逆にやられる恐怖の打線に対して、どこまで勇猛果敢に攻めていけるかが勝負のポイントだと見ていたから。
松中の2本のHRは、配球を見ても、リプレイを見ても、スタンドインしないはずの球だと思う。でも現実は2本とも文句なく打たれている。これをどう考えたら良いのだろう。あれやこれや考えたが、「松中がスゴくて、安藤がスゴくなかった」ということで片づけようと思う(笑)。いや本当は(笑)じゃないのだが…(苦笑)。
さしあたり第2戦に向けての対策は、松中の前に走者を出さぬこと…以上。

6回、今岡のHRで反撃ムード。しかしそのウラに試合はぶっ壊れた。普通はこれで終わり。新垣完投、笑顔はじけるホークスナイン、TVスイッチオフ、ぶちっ。しかしそれを許さなかったという、そんな小さな小さなことに、私はいたく感動した。済んだことは仕方ない。しかし明日もあさってもある。7回から別の試合だと思ってしっかりやろう。そんな空気が感じられた。もちろん、ホークスだって強豪だ。同じ気持ちで戦っていたように思う。で、結果、この日の「第二試合」は6点を奪った阪神が勝っただろう(9回ウラがあっても、たぶん)。
赤星は常に警戒の的である。主軸が振れていて、長打も出ている。鳥谷も状態が良い。少なくとも、タイガース打線への警戒感は増しただろうし、見下ろされるような状況にはならなかった。
7回に代打で登場し、うつむいてしまうようなムードに明るさを取り戻してくれた、浅井選手の元気なバッティングを高く評価したいと思う。

Posted by torao at 08:31 | comments(10)
[野手]浅井
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FDHと比べるとSBHはちっともカワイゲがないなぁ、などと思いつつ…。昨年と今年では希望と予測のズレが、それぞれが独自に歩み寄るものだから(笑)、小さくなっていたんですが…。濱中と桧山、藤本と関本、その選択肢(として)は分かりますが、この試合、とくに安藤の先発で矢野と野口の入れ替えはなぜ? 私にとっては今シーズン最大の謎です。橋本が背中を痛めたのは典型的な登板過多ではないでしょうか。休ませてリフレッシュする藤川と休ませると制球がばらつくジェフ…。新人という気持ちの張りがどうしても負担増につながる橋本…。その辺も選手起用の要素に入れて欲しいなぁ。
| BSミツルH | 2005/05/21 8:43 AM |
おはようございま〜す。

昨日観てて楽しいと思えたのは、
城島のあかぽちくんへの「愛」のみでしょうか。
そんなにすきなのか(笑)

うちのいく牧場には牡馬しかいませんが、
ちょっとちっちゃくておとなしい子は牝馬に間違えられて、みんなにムラムラされてます。
おいおい、股間についてるものを見てないのか、
君ら!
・・・という心境を城島に抱きましたが(笑)

試合内容はどうでもいいっす。
佐久本が謎なだけです。
もっと可能性のありそうなやつを試してあげてください、どうせなら。
| ちょびうさ | 2005/05/21 8:43 AM |
おはようございます。

野口起用は、安藤-矢野では一昨年の日本シリーズを思い出して、ゲンが悪いから。
藤本は濱中の後を追うような怪我の再発を狙って、悲劇のヒーロー的存在に仕立て上げるため。右の濱中、左の藤本として。
あるいは、岡田がいつも藤本の実家でただ食いしまくっているから。
佐久本起用は、元ダイエーだから。

単純明快じゃないですか!岡田監督ってほんと、シンプルイズベストです。
こんなにわかりやすい監督を選んでくれた星野SDに感謝!!
| かきぴー@ろっこうおろし | 2005/05/21 9:33 AM |
おはようございます。
またまたtoraoさんの予言(?)

>ちょっとだけその言葉の響きを楽しもう。首位…(笑)。

が的中。ほんとに「ちょっとだけ」でした。
ここまでは今季最多タイ「貯金5」が一つの壁ですね。ちなみに4月中旬に「貯金5」としたときは,次の日から3連敗でした(…)。

投手交代の難しさ,「投手の打順」が回ってこないDH制ということもあるんでしょうか。

先日の「落合妖術」に関連して,確か日ハムに打ち込まれたとき,川上ケンシンが「相手が,セリーグのチームのように自分をこわがってなかった」というようなコメントをしていたことを思い出しました。「顔」や「格」が通用しないなら,ホントの力を見せてやるといわんばかりの「準パーフェクトピッチ」。下降気味のチームを鼓舞する,まさに「エースの投球」でした。
そう,交流戦もまだ先があるんです。
食品じゃないSBに甲子園で倍返しだ!
その前に和田をなんとかしなくちゃ。
| おかぼん | 2005/05/21 9:41 AM |
王監督の盛大な誕生日祝いでしたね。ミニ日本シリーズリベンジマッチとしては、
ソフトバンクの打者が「どこが打てるのか?」という探りを入れた試合になりました。ついでに「江草は通用しそう」という感触を得て、第1戦を終えました。
きっと今日の第2戦、第3戦に生かしてくれることでしょう。(希望w)

岡田監督の「藤本起用」の謎についての、私なりの解釈です。
彼の中で、セカンドは藤本でなければいけないのです。理由は、セカンド関本、サード今岡では、セカンド今岡、サード関本を変えない方が良かったことになり、コンバートしたこと自体に意味がなくなってしまうためです。

開幕時、藤本より明らかに関本の方が好調でした。セカンドのポジションを、五分五分で争うのなら、関本が少なくとも不調になるまで、関本セカンドでスタートしたはずです。でも藤本を使い続けました。「今季のセカンドのレギュラーは藤本」は、良かろうが悪かろうが決定事項です。そして、関本はユーティリティかつ強力なバックアッププレーヤーなのでレギュラーになってはいけないのです。

なんでこうなるのかは、現時点では藤本より明らかに優れているとまでは言えない鳥谷を「ショートのレギュラー」にするためです。鳥谷が成長し、誰が見ても阪神のショートは鳥谷!となったときに初めて藤本と関本のセカンド争いが五分五分になります。割り切りのはっきりしている人だったなら、藤本をトレードに出す手だってあった。でもそこまで露骨にはできない情のある人柄だし、阪神で上手くなってレギュラーをとった藤本を手放すのも惜しいので、妥協案のコンバートを採用したのでしょう。
でもこれは将来の3番鳥谷、4番濱中の阪神を作るというプロジェクトの「始めの1歩」なので、良いか悪いかは数年後の打線を見るまで判断できません。

自分が描いた「理想の形」を「少々」の思惑と現実のギャップがあっても、堅持したい人なのでしょう。監督の人柄が良くても、今現在それぞれ生活をかけているプロに、将来構想を基に納得して、さらに求心力が生まれるかどうかは疑問ですし、不安なところです。
| ばかぼん父 | 2005/05/21 9:53 AM |
to BSミツルHさま
カワイゲないですよ。かつてバブルの頃の西武・コクドのようにカワイくない(笑)。なんですか。カブレラ2.8億円、ズレータ1億円、バティスタ5.25億円て…。そいで5億円の城島一塁に置いたりして、笑わすんじゃないよ!ったく(笑)。
野口起用は完全に裏目に出てしまいました。思いついてしまったんでしょうね。私、実はその気持ちよくわかります(笑)。
橋本は力入れるなというのが無理ですよね。まだどうやって力抜いたら良いのかわかるわけないんですから。周りがしっかりしてやらないといけないのに…。

to ちょびうささま
その想像はどうかと思うよ、かなりワロタけど(笑)。
そりゃまあ佐久本や牧野や石毛も使ってあげて欲しいとは思うけど、イキのいい若いのが見たいと思います。

to かきぴーさま
かなり的確に謎を解明しているかも知れませんね(笑)。ケガさせようとは思ってないだろうけど、ただ食いはしたやろ(笑)。

to おかぼんさま
いやいや予言するつもりは毛頭なかったんですが…。
右も左もわからないはずの交流戦で、やっぱり安藤は2年前のトラウマに縛られていたんでしょうか。球自体は決して悪くないのに、よくわからんうちに点を取られている…前回と同じ結果となってしまいました。
今日は、アニキの闘志に期待しますよ。やられっぱなしで黙っているような男じゃないでしょう。

to ばかぼん父さま
あ、そうでした。やっぱり野球界といったら上下関係はきっちりしてますからね。王監督の誕生日はお祝いしなきゃいけません。そして油断させつつ戦力を分析する作戦だったのですね、そう言われればそんな気も…あんまりしませんが、そう思うことにしましょう(笑)。
岡田監督にとっては、藤本・鳥谷の二遊間でなければならないというのは、間違いないでしょうね。下でぐずぐず考えているくらいなら、とっとと一軍戦に出て慣らせば良いということだったのでしょうか。ちょっと乱暴な気がしました。
将来的な確固たるビジョンを持ってチームを作っていくことは決して悪いことではないのでしょうが、そのプロセスで自由競争を疎外したり、チームとして自然に生まれるコンセンサスを無視したりすると、結果的にそのビジョンは達成できなくなってしまいます。
また、この球団は、監督の思惑一つでチームの行く末を決められるほど、軽くないというのも真実ではないでしょうか。
| torao | 2005/05/21 10:57 AM |
0-1の敗戦も7-16の敗戦も1敗には違いない。サッカーなら得失点差も順位を左右する要素だが、野球の場合はどっちの負けも単なる1敗で収斂されるだけだ。ファンと8-1をひっくり返された試合のほうがショック度は大きかった。
しかし岡田監督の「明日も明後日もある。これは後に引きずらんやろ。切り替えてやれるんちゃうか」というコメントは、選手にそう思えという助言であって、まさか監督、コーチがその気持ちでやり過ごそうというんじゃあるまい?ベンチはきちんと分析して、反省すべき点を洗い出さないといけないだろうに。ドンマイ、ドンマイではすまされないぞ。捨鉢気味で投手交代を怠った6回裏のベンチワークはじめ、反省点はてんこ盛りだ。あれでは佐久本投手がまるでさらしもの。大敗の原因を押し付けられたも同然ではないか。

とはいえわれわれファンも選手もドンマイ、ドンマイ!
ホークスに3タテだけは食らわんように。そうすればライオンズ、ホークスの6連戦を3勝3敗で予定通りだからね。

# 藤本選手の復帰はうれしいが、フル出場はまだ荷が重い。後半は目に見えて守備もバッティングも切れが悪くなっていたように思う。もうすこしきめ細かい選手起用ができないものか。ここらへんは星野さんは上手かった。島野コーチ、どんでん監督に進言たのんまっせ。あんただけが進言出来る立場なんだから。
| いわほー | 2005/05/21 12:20 PM |
阪神の将来計画はこうじゃないんですか?<br>
8 赤星<br>
7 赤松<br>
3 喜田<br>
9 濱中<br>
2 元MLB<br>
5 桜井<br>
6 鳥谷<br>
4 藤本<br>
捕手は、レンタル移籍してMLBを代表する投手に成長した井川を戻す代わりに獲得(妄想)
| のののー | 2005/05/21 1:28 PM |
夕方までPCを開かず。toraoさん、何の同様も無く、淡々と論評をされています。こうなったら、自称でなく、公認の虎評論家とお呼びしたい。まあー、昨夜のようにぼこぼこにやられたほうが落ち込みは少ないようにも思います。1点差負けやサヨナラ負けよりはせいせいしています。

さて、藤本、不可解ですね。2番打者としての素質は関のほうが上でしょう。橋本の使いすぎ、故障は予想されたことです。佐久本は敗戦処理要員として、上げただけのことでしょう。江草もプレッシャのない場面では好投するが、いまいち信頼性がありません。ほんとに、吉野は万全でないのでしょうか。今夜は野武士シモさんに踏ん張ってもらいましょう。
| 激虎 | 2005/05/21 5:49 PM |
よっしゃ!祝・歴史的1勝。レフトスタンドを埋めたタイガースファンのみなさん、グッジョブ!

to いわほーさま
「明日に繋がる」誰もが言う陳腐な言葉ですが、真実なんですよね。いつでも同じようにとは言いませんが、その時その時やるべき事を結果はどうであれ意志を持ってやっていれば繋がるということなんでしょう。

to のののーさま
かなり独創的な妄想が入っていますねぇ(笑)。若くて有能な捕手もけっこういると思いますよ。自由な計画なので、まったくツッコミ無用でしょうが、赤松と濱中のポジションは逆でしょうね(笑)。

to 激虎さま
本当を言うとですね、やっぱり良いところなく負けた時は何か書くのも辛いです。この試合など、反撃を見せてくれたので立派なものでした。やはり意識しないとか言ったって日本シリーズで4つとも落とした球場ということは意識しているはずですよ。
吉野は登板機会がなく、ブラウンを上げるに当たり、誰か代わりを…ということで下げられたのでしょう。何かを思い出すいいきっかけにもなりそうなので残しておくという発想があっても良かったかと。シモさんは、予定通りの投球、見事でした。
| torao | 2005/05/21 10:21 PM |

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