自称阪神タイガース評論家（跡地）

　昨夜も１時間ごとに目が覚めてしまって。

　何事かというと、今日これからランディ・バースさんと会うから。

　会うと言ったって、ほんの短い時間。憧れの、崇拝の対象に会えるというだけでめまいがしそうなのに、英語でないと何も伝えられないだろうと思うと、どうしよう、何を言おう…ちっとも考えがまとまらない。

　ビジネス（でもなんでもないけど）の用件だけはちゃんと伝えよう。「誌面」になるようなもの、読者が喜ぶようなものはゲットしよう。

　ああ、でもそんなのどうでもいい。バースさんに１９８５年に自分がどんなに幸せだったかを伝えたい。８８年に帰ってしまった時、どんなに悲しくて、情けない気持ちだったか、球団のバカどもに対して怒っていたかを伝えたい。もうそれだけでいい。

　なんだかそんなことを考えながらキーボードを叩いていたら、なぜだか涙がぽろぽろ出てきた。バカみたいだ。きっとバースさんもバカみたいなヤツと思うだろう。それでええもん。しゃあないやんか、バカなんだから。

　きっと何もしゃべれなくなる。窮余の一策を思いついた。ネット上から１９８５年当時の画像をパクってきて、写真用紙に印刷した。本当はいけないことなのだろうけど許してください。その裏に、私の思いのたけを書いて、カタコトの英語とともに渡そう。そうしよう。それだけでいいや。



　とか言ってて、何かの手違いでお会いできなかったら、こんなにガッカリなことはないね。どうかそんなことになりませんように…。

　できたらこっちはこっちでバースさんとは関係なく進めたいと思っていたのだけれど本当に申し訳ない。今日だけはお許しください。

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