2012.04.04 Wednesday
列島に大きな被害をもたらした春の嵐で神宮「開幕戦」は早々に中止発表。決定は2時過ぎだったが、午前中には暴風警報が出ていたのだからもっと早く決定出すべきだったと思う。自分たちの都合より、お客さんの気持ちを大事にね。
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先発は阪神がメッセンジャーのスライド、ヤクルトはロマンを飛ばして館山と発表。両チームの6人目、小嶋とロマンは登録されずに過ぎていくようだ。
早めに帰宅して見たのはC−G戦。接戦から終盤追加点で突き放したカープの今季初勝利を喜ぶ。まあ正確には、ジャイアンツの単独最下位を喜んだのだけど。しかし貧打負けのGを見ながら、なんとなくタイガースのことを思い出し、「ざまあ!」言ってる場合ちゃうなあ…とも思う(笑)。
ま、勝ち負けも気分良かったが、とっても面白い試合後半だった。6回ウラ、カープ1−0リード、一死一三塁の好機で若い7番堂林をそのまま打席へ。バッテリーはスクイズも警戒しながら結局四球で一死満塁。で、カウント1−1で8番倉がスクイズを決める(2ランスクイズは廣瀬のランニングいまいちで未遂)。忘れた頃にやられるスクイズってショック大きいね。高校野球の季節でもあり、先日はキヨシ監督にしてやられたのもあってか、なんとなく見ていてウチがやられたような気分になってしまった(笑)。和田タイガースもこんなような、相手がガーンとなるようなスクイズ、やって欲しい。
もう一つ8回ウラ二死一三塁、カープは倉の初球攻撃レフト線二塁打でダメ押しの2点を取るのだけど、この時のGリリーフ久保の球が本当に信じられないくらいのひどい失投だったのだ。ベースが一つ空いている状況で、捕手阿部はコーナーいっぱいを攻める投球を想定したはず。初球も外角低め、ボールになってもいいぞというところに構えたにもかかわらず、ほぼ真ん中低めに「打ってくれ」のまっすぐが来た。
確かに久保は全然調子が良くなかった。だからこそ去年は守護神役だったのに、この2点ビハインドなんていうところで投げているのだろう。ひょっとしたらしばらく二軍で調整ということになるかもしれない。それにしてもこのびっくりするような失投は前の打者堂林が一死一二塁から定位置より深めの右飛で走者を三塁に進めたから生まれたこと。
追加点の好機で、またしても代打を送られなかった堂林は、はじめこそ久保のフォークに空振り2つしたが、その後はなんとか食らいついてファールで粘り、最後はスライダーについていってライトフライ。なんとかしたいという気持ちが伝わってきた。
二死となっても走者が三塁に行けば、投手には暴投のプレッシャーがかかる。特にフォーク投手の久保にとってはこの開幕直後、意識するなといってもムリだ。その意識が指先の固さになって、「ボールでいいぞ」のはずの直球が試合を決める失投になってしまった。
7番スタメンでチャンスをもらっている堂林はそりゃ必死だ。その必死さが粘りになってアウト一つと引き替えに走者を進める結果をもたらした。その「1アウトと引き替えの1進塁」が、投手に「失敗したら」のネガティブイメージを想起させ、現実として失敗をもたらす…。
心理ゲームであるところの野球の面白さを感じた場面だった。今まで、ここ数年常にタイガースに欠けていた、こうしたじわりじわりと心理戦を優位に持っていく姿勢。今年こそなんとか変化させて欲しいと思った。
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早めに帰宅して見たのはC−G戦。接戦から終盤追加点で突き放したカープの今季初勝利を喜ぶ。まあ正確には、ジャイアンツの単独最下位を喜んだのだけど。しかし貧打負けのGを見ながら、なんとなくタイガースのことを思い出し、「ざまあ!」言ってる場合ちゃうなあ…とも思う(笑)。
ま、勝ち負けも気分良かったが、とっても面白い試合後半だった。6回ウラ、カープ1−0リード、一死一三塁の好機で若い7番堂林をそのまま打席へ。バッテリーはスクイズも警戒しながら結局四球で一死満塁。で、カウント1−1で8番倉がスクイズを決める(2ランスクイズは廣瀬のランニングいまいちで未遂)。忘れた頃にやられるスクイズってショック大きいね。高校野球の季節でもあり、先日はキヨシ監督にしてやられたのもあってか、なんとなく見ていてウチがやられたような気分になってしまった(笑)。和田タイガースもこんなような、相手がガーンとなるようなスクイズ、やって欲しい。
もう一つ8回ウラ二死一三塁、カープは倉の初球攻撃レフト線二塁打でダメ押しの2点を取るのだけど、この時のGリリーフ久保の球が本当に信じられないくらいのひどい失投だったのだ。ベースが一つ空いている状況で、捕手阿部はコーナーいっぱいを攻める投球を想定したはず。初球も外角低め、ボールになってもいいぞというところに構えたにもかかわらず、ほぼ真ん中低めに「打ってくれ」のまっすぐが来た。
確かに久保は全然調子が良くなかった。だからこそ去年は守護神役だったのに、この2点ビハインドなんていうところで投げているのだろう。ひょっとしたらしばらく二軍で調整ということになるかもしれない。それにしてもこのびっくりするような失投は前の打者堂林が一死一二塁から定位置より深めの右飛で走者を三塁に進めたから生まれたこと。
追加点の好機で、またしても代打を送られなかった堂林は、はじめこそ久保のフォークに空振り2つしたが、その後はなんとか食らいついてファールで粘り、最後はスライダーについていってライトフライ。なんとかしたいという気持ちが伝わってきた。
二死となっても走者が三塁に行けば、投手には暴投のプレッシャーがかかる。特にフォーク投手の久保にとってはこの開幕直後、意識するなといってもムリだ。その意識が指先の固さになって、「ボールでいいぞ」のはずの直球が試合を決める失投になってしまった。
7番スタメンでチャンスをもらっている堂林はそりゃ必死だ。その必死さが粘りになってアウト一つと引き替えに走者を進める結果をもたらした。その「1アウトと引き替えの1進塁」が、投手に「失敗したら」のネガティブイメージを想起させ、現実として失敗をもたらす…。
心理ゲームであるところの野球の面白さを感じた場面だった。今まで、ここ数年常にタイガースに欠けていた、こうしたじわりじわりと心理戦を優位に持っていく姿勢。今年こそなんとか変化させて欲しいと思った。
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