2012.04.22 Sunday
「ナメているワケじゃない」とやっている人たちは真顔で主張すると思うけど、私はやっぱりベイスターズをナメていると思う。それは監督コーチ、選手、それにスタンドやテレビで見ているファンも含めて。万年最下位のチームなのだから勝って当たり前、あれだけ他チームに連敗しているのだから3連勝が当たり前…心のどこかにそんな気持ちがあったら、それはナメすぎだ。
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どんなに最下位で負けがこんだって勝率は1/3を下回らない。数字が語っているのは、3連戦の内、一つは取れるけど、もう一つはなかなか難しい、平らにすればそういうことだ。実際は連勝もあるから、大型連敗も目立つのだけれど。
ベイスターズにとってタイガースは比較的「勝ちやすい要素」があるのだろう。まずお客さんをいっぱい連れてきてくれるから、キヨシ監督が燃える。だから選手も燃える。お調子もんだからガラガラのスタンドといっぱいのお運びでは気持ちが違うに決まっている。
そしてナメてくれる。なんだかんだあっても最終的には勝てると思っている。選手一人一人の格が違うんだから当たり前だと思っている。
点はなかなか入らない。これはボールの飛びうんぬんの話があろうとなかろうとだ。知恵を使って、ワザを使って、選手たちの個性を活用して、なんとかその点の入りにくさをこじ開けて、もぎ取ってくるのが野球だ。そこに焦点を当て、追求しているチームが強いチーム。ベイスターズはシーズン序盤でなかなか上手く回らないことも多いが、やっていこうという姿勢は見せている。だから得点力は今後間違いなく上がっていく。
タイガースは投手に、守備にプレッシャーをかけていく攻撃がなく、逆にゲッツーを打ってしまったらどうしようというプレッシャーを受けながら攻めている。もともと入りにくい点をより入りにくくしているのだからチャンスを潰していくのも仕方のない話。
最終回柴田が走って(盗塁は記録されていない)、新井のヒットで生還し1点差。気にしなくていいはずの走者が気になるのが投手、人間だ。代走大和が二盗を決め、この時点で山口が失投する可能性は相当アップした。結果的にブラゼルは凡打して試合は終わったが、こういう走者による圧力をかける攻撃を絶えずしていかないと2010年代の野球は勝てない。試合終了間際だけじゃなくてね。
「無駄死に」の確率を下げる打者の意識。そして監督の覚悟。今回のベイスターズ戦ではそれが弱くなっているような気がする。そういう状態をナメているというのではないか。
岡崎は強い気持ちで好ブロック二つ。2点を防いだ功績は大きかった。筒井は先頭にヒット、死球も出したが、落ち着いて後続を断った。鶴もイヤな打順のところしっかり三人で抑えた。
一生懸命走ったブラゼルほか、打者たちはみないいところもあった。あの走塁で何か前日に背負ってしまった重荷がおろせたような気になってしまって、緩んでしまったかのようだった。良いところよりも悪いところばかりが印象に残ってしまう。それもやっぱりナメているかのように感じたからだと思う。
相手の強弱に気持ちの張りを合わせる野球をするのは間違い。どこが相手でも同じように自分たちの野球をするのが正しい。
相手は楽にしてやるのに、自軍の選手を精神的に追い込んでいくような使い方は間違い。相手にイヤだなと思わせることをやり続け、自軍の選手には少しでも楽に戦えるよう環境を整えてやるのが正しい。
今日は絶対に勝たないといけないという重圧下での試合だ。
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ベイスターズにとってタイガースは比較的「勝ちやすい要素」があるのだろう。まずお客さんをいっぱい連れてきてくれるから、キヨシ監督が燃える。だから選手も燃える。お調子もんだからガラガラのスタンドといっぱいのお運びでは気持ちが違うに決まっている。
そしてナメてくれる。なんだかんだあっても最終的には勝てると思っている。選手一人一人の格が違うんだから当たり前だと思っている。
点はなかなか入らない。これはボールの飛びうんぬんの話があろうとなかろうとだ。知恵を使って、ワザを使って、選手たちの個性を活用して、なんとかその点の入りにくさをこじ開けて、もぎ取ってくるのが野球だ。そこに焦点を当て、追求しているチームが強いチーム。ベイスターズはシーズン序盤でなかなか上手く回らないことも多いが、やっていこうという姿勢は見せている。だから得点力は今後間違いなく上がっていく。
タイガースは投手に、守備にプレッシャーをかけていく攻撃がなく、逆にゲッツーを打ってしまったらどうしようというプレッシャーを受けながら攻めている。もともと入りにくい点をより入りにくくしているのだからチャンスを潰していくのも仕方のない話。
最終回柴田が走って(盗塁は記録されていない)、新井のヒットで生還し1点差。気にしなくていいはずの走者が気になるのが投手、人間だ。代走大和が二盗を決め、この時点で山口が失投する可能性は相当アップした。結果的にブラゼルは凡打して試合は終わったが、こういう走者による圧力をかける攻撃を絶えずしていかないと2010年代の野球は勝てない。試合終了間際だけじゃなくてね。
「無駄死に」の確率を下げる打者の意識。そして監督の覚悟。今回のベイスターズ戦ではそれが弱くなっているような気がする。そういう状態をナメているというのではないか。
岡崎は強い気持ちで好ブロック二つ。2点を防いだ功績は大きかった。筒井は先頭にヒット、死球も出したが、落ち着いて後続を断った。鶴もイヤな打順のところしっかり三人で抑えた。
一生懸命走ったブラゼルほか、打者たちはみないいところもあった。あの走塁で何か前日に背負ってしまった重荷がおろせたような気になってしまって、緩んでしまったかのようだった。良いところよりも悪いところばかりが印象に残ってしまう。それもやっぱりナメているかのように感じたからだと思う。
相手の強弱に気持ちの張りを合わせる野球をするのは間違い。どこが相手でも同じように自分たちの野球をするのが正しい。
相手は楽にしてやるのに、自軍の選手を精神的に追い込んでいくような使い方は間違い。相手にイヤだなと思わせることをやり続け、自軍の選手には少しでも楽に戦えるよう環境を整えてやるのが正しい。
今日は絶対に勝たないといけないという重圧下での試合だ。
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