自称阪神タイガース評論家（跡地）

　対ライオンズが、安藤、スタンリッジで、対マリーンズは能見、メッセンジャー、岩田のうち二人。岩田は前節火曜→月曜と中５日で来ているが、好調に乗ってもう一度中５日でいくのか、能見、メッセのどちらかを外すのか。余る１枚を抹消しても交流戦明けに間に合うから…と思ったけど、梅雨時で中止のあるマリンなので、とりあえず３人でスタンバイは必要なんだね。ここはしっかり考えた結論なのだと思う。

　しかし、選手の上げ下げ、ことに若手投手チャレンジコースが機能しなかったのは返す返すも残念だった。虎バカマガジンにもちらっと書いたので重複ごめんなんだけど、交流戦のスカスカを利用して、ビハインドの展開で若手投手チャレンジを手堅く成功させていたのは、大変口惜しいことに交流戦を優勝しそうなジャイアンツだ。

　一岡竜司（21歳新人）、江柄子裕樹（26歳新人）、田原誠次（23歳新人）の３人を一軍初登板させた。杉内ＫＯの後で田原を投入して後にひっくり返した展開なんて、まさに体験させてやりたいことの理想だ。

　この交流戦の期間、タイガースのブルペンは人がだぶついていなかったか。野手の構成は、代打代走守備固めが数多く必要になる「贅沢すぎる分業」になっていなかったか。無駄をそぎ落として、バランスを考えていないと、将来に対する投資もできない、その日暮らしのカツカツ回しになってしまう。

　私は上手くやれば他の主戦投手のプライドを傷つけることなく秋山を先発させたり、ビハインドの試合で歳内をデビューさせたり十分できたと思う。
　たぶんそうやって若い選手に経験を積ませることへの考え方が違うのだろうな。甘やかして経験させてやる必要などないという考えが阪神周辺での主流なのだろう。

　私はそうやって阪神タイガースの歴史だけに学ぼうとする姿勢では、もう限界だと思う。他球団の新しい成功にも謙虚に目を向けなければ、良い方向に変わっていかないと思う。

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