2012.06.18 Monday
【週間MVP】
今週の活躍選手(ノミネート理由)
1鳥谷 タイムリー2本含む4戦ともヒット、連日好守備
5平野 出塁率4割、タイムリー2本。繋いで良し返して良し
13榎田 厳しいところ3試合登板でゼロにしのぐ本来の仕事
20筒井 全4試合に登板。一つやられたが失点自責点はゼロ
25新井 強い振りで5安打3打点、好走塁、守備にも落ち着き
28福原 代役緊急クロージング2試合で2勝に貢献
32新井良 14打数7安打3打点1HRで湿った打線に火を点ける
39小宮山 攻守に活躍、初猛打賞含む週間4安打
49今成 途中出場で5打数2安打、貴重な同点タイムリーも
67ブラゼ 期間中6安打、勝った2試合で5安打4打点貢献大
投票・詳細はこちらから→ http://torabaka.jp/archives/4256475.html
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前日の続きのような流れが行ったり来たりの点取り合戦。タイガース17安打、マリーンズ16安打の打ち合い。6回エース成瀬が3点リードを持っていたのに勝てなかったマリーンズと、大逆転して切り札藤川でリードを守れなかったタイガースは、どっちも「勝てなかった」の6−6引き分け。時間制限があったのもあるが、9回までの試合で両軍の野手が全員出場というのも珍しい。
タイガースは別に全員出すつもりはなかったのだと思うが、9回浅井の負傷で残っていたマートンが出た。首を痛めたと伝えられた浅井、重篤なことにならなくて本当に良かった。その後リザーブがいなくなった捕手にトラブルが発生しなくてとりあえず良かった。
しっかし、浅井平野の同級生1,2番、いい感じで機能して、大逆転まで演出して、すんなり終わってくれたら本当にいうことなしだったのになあ。
良くなかったことも多い。能見は直球が走らず、変化球のコンビネーションに活路を見いだそうとしたが、速い球への警戒を解かれてしまうと苦しかった。
藤川は100%のコンディションではなかったが、なんとか先頭を取って欲しかったし、最後の1アウトを誰からどう取るか、クレバーに立ち回って欲しかった。そういえば昔、清原に挑発(遠吠え)されていた時期があって、その後、プロ野球の歴史上に輝くような無敵の存在になった。今はピークを越えて技術で抑えている円熟期なのだから、「何を言われてもいい、抑えればいい」というように気持ちも変えていかないとね。
まあミスもたくさんあった。3回、平野のいい当たり二直で飛び出しゲッツーの二走小宮山、8回大逆転の6連打の中での走塁死(一死一二塁、浅井の左前で二走柴田は三塁でストップ、ところが一走今成が二塁を大きく回って二三塁間で挟殺)、9回は田上のバントがフライになって、ワンバウンドで併殺にされた(明らかな誤審だったが、バントミスなのは間違いない)。
今成の飛び出しは通常考えられないプレーだが、たぶんマリーンズレフト角中の打球処理スピードと肩についてミーティングがあったのだろうと思う。前日からことごとくチャレンジさせていたから、「全部狙っていけ」という指示が出ていたのだと思う。久慈コーチが、前方不注意の今成よりも柴田に苦言を呈していたのはそういうことじゃないかな。
ミスもあったが攻撃面、特に7回と8回は前日中盤以後のフラストレーションを発散するようないい連打だった。投手が打たれても、打撃でカバーしてやるという、今までまったくなかった投打の噛み合いが見えたのが嬉しかった。
なんとなく思いつきで、「不動のレギュラー」と「新進?ベンチメンバー」でヒットほかの数を数えてみる。
(不動のレギュラー)
平野 5打数 3安打 1打点 0得点
鳥谷 5打数 2安打 1打点 0得点
金本 5打数 0安打 0打点 0得点
新井 4打数 2安打 1打点 0得点(1四球)
ブラ 4打数 1安打 0打点 0得点
合計 23打数 8安打 3打点 0得点
(新進?ベンチメンバー)
浅井 4打数 3安打 0打点 2得点(1犠打)
田上 1打数 0安打 0打点 1得点
良太 4打数 2安打 1打点 2得点
大和 3打数 1安打 0打点 0得点
桧山 1打数 1安打 0打点 0得点
柴田 0打数 0安打 0打点 1得点(代走のみ)
小宮 2打数 1安打 0打点 0得点
今成 2打数 1安打 1打点 0得点
合計 17打数 9安打 2打点 6得点
「新進?ベンチメンバー」の定義が実に微妙だが、とにかく主力に負けないくらい、それ以外の選手たちも活躍すれば、そりゃベンチ全部活気づくし、チームのムードも上がる。
象徴的なのが得点だ。田上、柴田の代走二人が得点するなど6得点すべて主力外がホームベースを踏んだ。もちろんそれはたまたまなのだけど、今後の戦い方を考える上で重要なポイントだと思う。
それだけに勝利の交流戦締めにしたかったけれど、「すべて良し」にはならなかった。でも、今後しっかりと取り組まなきゃいけない課題が、くっきり明確になったというのも悪くなかったろう。スピード、若さ、勢い、元気は必要。しかし本当の力と、確かな技術もまた必要。
投打ともに一二軍戦力をゼロベースで見直すなど、ショートブレークをうまく活用し、いい形でリーグ戦の再スタートを切って欲しい。
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タイガースは別に全員出すつもりはなかったのだと思うが、9回浅井の負傷で残っていたマートンが出た。首を痛めたと伝えられた浅井、重篤なことにならなくて本当に良かった。その後リザーブがいなくなった捕手にトラブルが発生しなくてとりあえず良かった。
しっかし、浅井平野の同級生1,2番、いい感じで機能して、大逆転まで演出して、すんなり終わってくれたら本当にいうことなしだったのになあ。
良くなかったことも多い。能見は直球が走らず、変化球のコンビネーションに活路を見いだそうとしたが、速い球への警戒を解かれてしまうと苦しかった。
藤川は100%のコンディションではなかったが、なんとか先頭を取って欲しかったし、最後の1アウトを誰からどう取るか、クレバーに立ち回って欲しかった。そういえば昔、清原に挑発(遠吠え)されていた時期があって、その後、プロ野球の歴史上に輝くような無敵の存在になった。今はピークを越えて技術で抑えている円熟期なのだから、「何を言われてもいい、抑えればいい」というように気持ちも変えていかないとね。
まあミスもたくさんあった。3回、平野のいい当たり二直で飛び出しゲッツーの二走小宮山、8回大逆転の6連打の中での走塁死(一死一二塁、浅井の左前で二走柴田は三塁でストップ、ところが一走今成が二塁を大きく回って二三塁間で挟殺)、9回は田上のバントがフライになって、ワンバウンドで併殺にされた(明らかな誤審だったが、バントミスなのは間違いない)。
今成の飛び出しは通常考えられないプレーだが、たぶんマリーンズレフト角中の打球処理スピードと肩についてミーティングがあったのだろうと思う。前日からことごとくチャレンジさせていたから、「全部狙っていけ」という指示が出ていたのだと思う。久慈コーチが、前方不注意の今成よりも柴田に苦言を呈していたのはそういうことじゃないかな。
ミスもあったが攻撃面、特に7回と8回は前日中盤以後のフラストレーションを発散するようないい連打だった。投手が打たれても、打撃でカバーしてやるという、今までまったくなかった投打の噛み合いが見えたのが嬉しかった。
なんとなく思いつきで、「不動のレギュラー」と「新進?ベンチメンバー」でヒットほかの数を数えてみる。
(不動のレギュラー)
平野 5打数 3安打 1打点 0得点
鳥谷 5打数 2安打 1打点 0得点
金本 5打数 0安打 0打点 0得点
新井 4打数 2安打 1打点 0得点(1四球)
ブラ 4打数 1安打 0打点 0得点
合計 23打数 8安打 3打点 0得点
(新進?ベンチメンバー)
浅井 4打数 3安打 0打点 2得点(1犠打)
田上 1打数 0安打 0打点 1得点
良太 4打数 2安打 1打点 2得点
大和 3打数 1安打 0打点 0得点
桧山 1打数 1安打 0打点 0得点
柴田 0打数 0安打 0打点 1得点(代走のみ)
小宮 2打数 1安打 0打点 0得点
今成 2打数 1安打 1打点 0得点
合計 17打数 9安打 2打点 6得点
「新進?ベンチメンバー」の定義が実に微妙だが、とにかく主力に負けないくらい、それ以外の選手たちも活躍すれば、そりゃベンチ全部活気づくし、チームのムードも上がる。
象徴的なのが得点だ。田上、柴田の代走二人が得点するなど6得点すべて主力外がホームベースを踏んだ。もちろんそれはたまたまなのだけど、今後の戦い方を考える上で重要なポイントだと思う。
それだけに勝利の交流戦締めにしたかったけれど、「すべて良し」にはならなかった。でも、今後しっかりと取り組まなきゃいけない課題が、くっきり明確になったというのも悪くなかったろう。スピード、若さ、勢い、元気は必要。しかし本当の力と、確かな技術もまた必要。
投打ともに一二軍戦力をゼロベースで見直すなど、ショートブレークをうまく活用し、いい形でリーグ戦の再スタートを切って欲しい。
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