2012.07.01 Sunday
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虎バカパーティー#2 大阪なんば
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福原と田上が抹消で、秋山と二神が登録。報道によると、来週5試合なので秋山を即抹消して1回飛ばし、上本を登録する予定とのこと。
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福原と田上が抹消で、秋山と二神が登録。報道によると、来週5試合なので秋山を即抹消して1回飛ばし、上本を登録する予定とのこと。
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秋山の今季初勝利、2年ぶりの通算5勝目は「ぜんぜんダメ」の一言。二軍戦で絶好調だった時の低めに重い球が走る様子はなく、開いて抜けてばかり。変化球も切れ悪く、小手先で制球をつけようとして甘くなる。左右のエンジンが壊れた状態だった。それでも相手投手ロマンから味方が援護点を奪ってくれて、秋山自身も心もフォームもバラバラの状態で5回までリードを保つ。これだけの状態で、5回のうち3回でゼロを入れることができた。いい経験になったろう。
援護ももらって打球の行方にも恵まれての勝利。でもこのラッキーをバカにしちゃいけないよ。どんなに優秀な打者でも、会心の当たりが何度も野手の正面に飛べばヒットの打ち方がわからなくなっていく。逆にただのラッキーから勝つコツを覚える投手もいる。
とはいえ、本人も自覚しているようにチャンスをモノにすることはできなかった(っていうか、本当は絶好調時に使う気がなかっただけなんだけど)。1回飛ばしの次回は、これぞ秋山という直球と変化球を見せてもらおう。
ブラゼルのヒザは相当悪いように見える。1点リードの6回、無死一塁でブラゼルは一ゴロ併殺打に倒れたが、全力疾走で併殺阻止どころか歩くような速さだった。6点のうちの1点は、2回に出たブラゼルの勝ち越しソロHRによるもので、一人で1点取れるブラゼルを重用したい気持ちもわからんでもないが、こういう状態の選手をスタメンで使ってしまうのが和田タイガースのダメなところ。実力100ポイント×心身健康充実度30%の選手と、実力50ポイント×心身健康充実度120%の選手では、後者の方が期待値が倍ほどあるのにね。そして心身健康充実度のことを一般的には「士気」というのにね。ホームランを打てている選手でも、必要に応じて士気を高めてやる時間が必要だ。
二軍にやれば士気が高まるかというとそうではなく、ずっと二軍にいれば士気は低下する一方だ。そんな中で好調持続しながら一軍でチャンスを与えられなかった秋山は、結果「だけ」残しただけでも立派。そして球児、福原が離脱し、筒井も一時の無敵状態にはない中で2点差8回を任された加藤も立派だった。二軍で結果を出し続けていたが、ブルペン投手陣全体的な好調の中で一軍に呼ばれることはなかった。ようやくやってきたチャンスで、きちんきちんと結果を積み重ねて、信頼を得てきた。狭い神宮、一発のある打者が続く8回3番からの打順を加藤がゼロで抑えたことでようやく連敗脱出に大きく前進した。
08年オリックスで戦力外通告、トライアウトで横浜へ。10年再び戦力外通告を受け阪神へ。ここまで目立った活躍はない。今度クビになれば後はないであろう33歳の必死さがチームの危機を救った。「まだクビになってない」ファームメンバーは加藤に負けていられない。これは野球人生を賭けた過酷な椅子取りゲームだということに気づかないとね。
序盤長打の打ち合いで大味な試合になるかと思ったが、最終的に試合を分けたのは小さなこと。
4−4同点となった5回、一死からマートンの平凡な二遊間への遊ゴロを川端が緩いチャージで内野安打に。マートンの当たり前の全力疾走が生きた。続く平野の打席追い込まれたところ、落ちる球がワンバウンドしてミットから小さくこぼれたところをマートンが好スタートで二塁を獲る。この後、平野の右前、鳥谷の犠飛で奪った5点目が決勝点になった。
後の投手が不安なタイガースにとって、8回表の1点も大きかった。二死走者なしから代打良太が四球。代走大和が左投手日高の視界内で大きなリードを取りながら走らず。牽制とクイック投法を強いて圧力をかける。打者藤井が追い込まれた後、落ちる球が来る配球を見透かしたように盗塁成功。藤井もそれをきっちり見送って、次の球を広く開いた一二塁間におっつけ。これもインサイドへの直球を読んでいたかのような狙い打ちだった。力ない打球が右前に達し、強肩バレンティンが浅い守備位置からバックホームしたが、二死で当然好スタートを切っている大和がホームイン。
こういう会心の1点は本当に久しぶり。4月には時々あって、今季はこういう野球をたっぷり見せてくれるのかとワクワクしたんだったね。あのまま失敗を恐れず、成長することだけを目指していればずいぶん違っただろうな。でも遅すぎるということはないのだ。
マートン内容がなかった2打席を反省しての3安打と好走塁、平野タイムリー三塁打含む2安打巧みなバットコントロール、鳥谷先制HR含む2安打3打点、代打で二塁打の浅井、渡辺と榎田も好救援で秋山に激励の1勝を運んでやった。まとまりを感じるいい試合だった。
援護ももらって打球の行方にも恵まれての勝利。でもこのラッキーをバカにしちゃいけないよ。どんなに優秀な打者でも、会心の当たりが何度も野手の正面に飛べばヒットの打ち方がわからなくなっていく。逆にただのラッキーから勝つコツを覚える投手もいる。
とはいえ、本人も自覚しているようにチャンスをモノにすることはできなかった(っていうか、本当は絶好調時に使う気がなかっただけなんだけど)。1回飛ばしの次回は、これぞ秋山という直球と変化球を見せてもらおう。
ブラゼルのヒザは相当悪いように見える。1点リードの6回、無死一塁でブラゼルは一ゴロ併殺打に倒れたが、全力疾走で併殺阻止どころか歩くような速さだった。6点のうちの1点は、2回に出たブラゼルの勝ち越しソロHRによるもので、一人で1点取れるブラゼルを重用したい気持ちもわからんでもないが、こういう状態の選手をスタメンで使ってしまうのが和田タイガースのダメなところ。実力100ポイント×心身健康充実度30%の選手と、実力50ポイント×心身健康充実度120%の選手では、後者の方が期待値が倍ほどあるのにね。そして心身健康充実度のことを一般的には「士気」というのにね。ホームランを打てている選手でも、必要に応じて士気を高めてやる時間が必要だ。
二軍にやれば士気が高まるかというとそうではなく、ずっと二軍にいれば士気は低下する一方だ。そんな中で好調持続しながら一軍でチャンスを与えられなかった秋山は、結果「だけ」残しただけでも立派。そして球児、福原が離脱し、筒井も一時の無敵状態にはない中で2点差8回を任された加藤も立派だった。二軍で結果を出し続けていたが、ブルペン投手陣全体的な好調の中で一軍に呼ばれることはなかった。ようやくやってきたチャンスで、きちんきちんと結果を積み重ねて、信頼を得てきた。狭い神宮、一発のある打者が続く8回3番からの打順を加藤がゼロで抑えたことでようやく連敗脱出に大きく前進した。
08年オリックスで戦力外通告、トライアウトで横浜へ。10年再び戦力外通告を受け阪神へ。ここまで目立った活躍はない。今度クビになれば後はないであろう33歳の必死さがチームの危機を救った。「まだクビになってない」ファームメンバーは加藤に負けていられない。これは野球人生を賭けた過酷な椅子取りゲームだということに気づかないとね。
序盤長打の打ち合いで大味な試合になるかと思ったが、最終的に試合を分けたのは小さなこと。
4−4同点となった5回、一死からマートンの平凡な二遊間への遊ゴロを川端が緩いチャージで内野安打に。マートンの当たり前の全力疾走が生きた。続く平野の打席追い込まれたところ、落ちる球がワンバウンドしてミットから小さくこぼれたところをマートンが好スタートで二塁を獲る。この後、平野の右前、鳥谷の犠飛で奪った5点目が決勝点になった。
後の投手が不安なタイガースにとって、8回表の1点も大きかった。二死走者なしから代打良太が四球。代走大和が左投手日高の視界内で大きなリードを取りながら走らず。牽制とクイック投法を強いて圧力をかける。打者藤井が追い込まれた後、落ちる球が来る配球を見透かしたように盗塁成功。藤井もそれをきっちり見送って、次の球を広く開いた一二塁間におっつけ。これもインサイドへの直球を読んでいたかのような狙い打ちだった。力ない打球が右前に達し、強肩バレンティンが浅い守備位置からバックホームしたが、二死で当然好スタートを切っている大和がホームイン。
こういう会心の1点は本当に久しぶり。4月には時々あって、今季はこういう野球をたっぷり見せてくれるのかとワクワクしたんだったね。あのまま失敗を恐れず、成長することだけを目指していればずいぶん違っただろうな。でも遅すぎるということはないのだ。
マートン内容がなかった2打席を反省しての3安打と好走塁、平野タイムリー三塁打含む2安打巧みなバットコントロール、鳥谷先制HR含む2安打3打点、代打で二塁打の浅井、渡辺と榎田も好救援で秋山に激励の1勝を運んでやった。まとまりを感じるいい試合だった。