2012.07.02 Monday
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虎バカパーティー#2 大阪なんば
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投票・詳細はこちらから→ http://torabaka.jp/archives/4256475.html
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虎バカパーティー#2 大阪なんば
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【週間MVP】
今週の活躍選手(ノミネート理由)
0大和 先発4試合で6安打2打点と超好捕、代走で盗塁から生還
1鳥谷 突如スランプ明け出塁率.423、6打点、4得点、1HR
9マート 全6試合で計10安打4得点と積極走塁で打線好調を牽引
12渡辺 4試合登板、土曜は2回を投げて勝利を引き寄せた
25新井 9安打、3打点、3得点、打率.375、出塁率.423好成績
27秋山 内容ぼろぼろも週間で唯一の勝ち投手という結果
50藤井 守りで苦悩も4安打2打点、打率.308で打線を刺激
63加藤 日曜は痛恨一発も、5試合登板で失点1で苦しい台所支えた
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秋山抹消で上本を登録。
もちろん安藤の代え時の間違いが敗因だとは言える。だけどリリーフに自信がないのは事実で、6回から代えていたところで中盤の競り合い、防ぎ合いで負けていた可能性はけっこうある。つまらない「そもそも論」で言っちゃえば、こういう故障者、不調者続出に備えて「使える投手の枚数」を地道に増やしてこなかったツケだと言える。
まあそれは急に言っても始まらないこと(だけどすぐに着手しなきゃ永久に解決できないことでもある)で、結局この試合はスワローズも苦しかった中盤の投手からもっと点を取らなきゃいけなかったということにつきると思う。
一気の逆転を決めた5回表、なんとか1失点で切り抜けた5回ウラときて、5−3、2点リードでムード良く迎えた6回表。1番マートンからの好打順、ヒット、バント、ヒットで一死一三塁で4番新井。相手投手フェルナンデスもビビってカウント3ボール。一つ抜けスラがインコースで3−1、これは仕方ない。次が投手にとって目一杯気持ちをこめた勝負球、アウトロー直球。強振して欲しかった。たぶん新井は打者有利なカウントで、的を甘いコースに絞っていたのだろうと思う。この「無難サイド」が今のタイガース。
ピンチで4番打者。重圧がかかる場面で確かに失投も多くなるかもしれない。バッテリーとしては、ストライクからボールになるような厳しいコースは見られれば四球なので投げられない。だけど甘く投げるわけにはいかない。塁が一つ空いているのを頼りにギリギリを攻め込むしかない。それで四球になっても満塁で良太、浅井なら当たっている新井よりは攻めようがある。
ものすごく読みやすい外角低め直球だった。ヒットになりにくいコースでも、そこにその球が来るとわかっていれば打てるのだ。新井にはこの球をライトスタンドに放り込んで欲しかった。もちろん四球は素晴らしい結果だ。少し前のことを考えれば望みすぎかもしれない。でも今の新井なら打てたと思うし、今の阪神にはそういうスイングが必要なのだ。
結局新井四球で一死満塁、良太三振と浅井凡飛で無得点。ベテランの域にある浅井はともかく、良太にはいい経験になっただろう。初球、2球目、仕留められなかった。
ブラゼルが四球で、藤井が交錯プレーで試合中に退いた。そんな中で安藤が打席で粘ってヒットで出るという気迫から、一気に打線に火がついた。マートンの右中間二塁打、平野四球、鳥谷の強いスイングが高いバウンドで一塁手の頭を越える同点タイムリーになり、新井の強振が左前逆転タイムリーになった。良太が鋭いセンター前で繋ぎ、ブラゼルに代わった浅井が犠飛で仕事、さらに大和(この日3安打)がしっかり振って左前で繋ぐと、途中出場の小宮山が遊ゴロ併殺崩れで打点。主力を欠く追い込まれた状況で、集中して力を合わせたいい攻撃だった。
逆転した直後、5回ウラ、苦しい安藤は3安打を集められて1点失いなお二死一二塁。宮本の低いライナーは、打った瞬間右中間を破ると思った。とても追いつけずに同点だと思った。大和がストライドを伸ばして最後は細い体を水平に伸ばし、腕もグラブもいっぱいいっぱい伸ばしたそのウェブの先、地上ギリギリのところで捕球、滑るように人工芝に着地した。何度でもみるべきスーパーキャッチで安藤をチームを救った。
こんな素晴らしい攻撃、こんな素晴らしい守備があったからどうしても勝ちたかった。勝ちたかったが力負け。力負けだけど、こんな攻撃やこんな守備ができるのもわかった。どうしたらいい?力をつければいいだけじゃないか。何の力が足りない?力はどうやってつける?誰につける?
やらなきゃいけないことがどんどん明らかになっている。目を開いて、受け止めて、やるだけだよ。
もちろん安藤の代え時の間違いが敗因だとは言える。だけどリリーフに自信がないのは事実で、6回から代えていたところで中盤の競り合い、防ぎ合いで負けていた可能性はけっこうある。つまらない「そもそも論」で言っちゃえば、こういう故障者、不調者続出に備えて「使える投手の枚数」を地道に増やしてこなかったツケだと言える。
まあそれは急に言っても始まらないこと(だけどすぐに着手しなきゃ永久に解決できないことでもある)で、結局この試合はスワローズも苦しかった中盤の投手からもっと点を取らなきゃいけなかったということにつきると思う。
一気の逆転を決めた5回表、なんとか1失点で切り抜けた5回ウラときて、5−3、2点リードでムード良く迎えた6回表。1番マートンからの好打順、ヒット、バント、ヒットで一死一三塁で4番新井。相手投手フェルナンデスもビビってカウント3ボール。一つ抜けスラがインコースで3−1、これは仕方ない。次が投手にとって目一杯気持ちをこめた勝負球、アウトロー直球。強振して欲しかった。たぶん新井は打者有利なカウントで、的を甘いコースに絞っていたのだろうと思う。この「無難サイド」が今のタイガース。
ピンチで4番打者。重圧がかかる場面で確かに失投も多くなるかもしれない。バッテリーとしては、ストライクからボールになるような厳しいコースは見られれば四球なので投げられない。だけど甘く投げるわけにはいかない。塁が一つ空いているのを頼りにギリギリを攻め込むしかない。それで四球になっても満塁で良太、浅井なら当たっている新井よりは攻めようがある。
ものすごく読みやすい外角低め直球だった。ヒットになりにくいコースでも、そこにその球が来るとわかっていれば打てるのだ。新井にはこの球をライトスタンドに放り込んで欲しかった。もちろん四球は素晴らしい結果だ。少し前のことを考えれば望みすぎかもしれない。でも今の新井なら打てたと思うし、今の阪神にはそういうスイングが必要なのだ。
結局新井四球で一死満塁、良太三振と浅井凡飛で無得点。ベテランの域にある浅井はともかく、良太にはいい経験になっただろう。初球、2球目、仕留められなかった。
ブラゼルが四球で、藤井が交錯プレーで試合中に退いた。そんな中で安藤が打席で粘ってヒットで出るという気迫から、一気に打線に火がついた。マートンの右中間二塁打、平野四球、鳥谷の強いスイングが高いバウンドで一塁手の頭を越える同点タイムリーになり、新井の強振が左前逆転タイムリーになった。良太が鋭いセンター前で繋ぎ、ブラゼルに代わった浅井が犠飛で仕事、さらに大和(この日3安打)がしっかり振って左前で繋ぐと、途中出場の小宮山が遊ゴロ併殺崩れで打点。主力を欠く追い込まれた状況で、集中して力を合わせたいい攻撃だった。
逆転した直後、5回ウラ、苦しい安藤は3安打を集められて1点失いなお二死一二塁。宮本の低いライナーは、打った瞬間右中間を破ると思った。とても追いつけずに同点だと思った。大和がストライドを伸ばして最後は細い体を水平に伸ばし、腕もグラブもいっぱいいっぱい伸ばしたそのウェブの先、地上ギリギリのところで捕球、滑るように人工芝に着地した。何度でもみるべきスーパーキャッチで安藤をチームを救った。
こんな素晴らしい攻撃、こんな素晴らしい守備があったからどうしても勝ちたかった。勝ちたかったが力負け。力負けだけど、こんな攻撃やこんな守備ができるのもわかった。どうしたらいい?力をつければいいだけじゃないか。何の力が足りない?力はどうやってつける?誰につける?
やらなきゃいけないことがどんどん明らかになっている。目を開いて、受け止めて、やるだけだよ。