2012.07.16 Monday
【週間MVP】
0大和 先発4試合で出塁率.438、好守と脚で奪ったサヨナラ
1鳥谷 最多4打点、最高出塁率.450、好守連発とサヨナラ打
9マート 7安打3二塁打5得点、打てば勝利だから波を小さく
22藤川 確実な復調へならし運転、まずは結果の1勝2セーブ
28福原 3登板3ホールド、貫禄と風格の豪腕復帰大きい
34久保 計算通りの併殺量産で7回ゼロの復活投球と適時打
49今成 先発マスク初勝利の涙で少なからずチームを浄化
54メッセ 待望の援護点と小宮山とのコンビでパワー生きた
投票・詳細はこちらから→ http://torabaka.jp/archives/4256475.html
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榎田が左ヒジ痛で抹消。久保の抹消は予定通り、登録は小嶋と伊藤隼太。前日、久保を上げた時に抹消したのは二神。雨中止がなければ先発が予定されていたようだし、もし榎田の抹消が解っていればまた違った対応だったろうし、さらにこの日のように先発が早めにKOされればロングリリーフの機会もあっただろうに。ツキがないとしか言いようがない。でも腐らず次のチャンスを待て。
なぜか打てそうな村中から初回早々に2点取って逆転したまでは良かったが、先発能見は自信喪失に終止符を打てず3回3失点でKO。詳しいことは語っていないようだが、アクシデントの要素があったことを示唆している。
最近になってようやく成長力を生かしながらチームを強くするという選手起用が見られるようになった。しかしもう一つの大きな課題である、二軍機能の正常化についてはなかなか手をつけられずにいる。これも何か仕方なくやらざるを得ない状況が生まれて、やってみて、周囲から「ほれみろ」と言われて定着するという、「和田プロセス」が必要なのかな。
サヨナラ勝ちの勢いで久々の3連勝してノリノリになりたいこの試合、理由はわからないが能見を早めに見切って、鶴にロングリリーフさせた。そして鶴が力を入れすぎない、自分に合ったフォームでいい投球を見せた。ここで実はタイガースの勝つ確率は急上昇していたと思う。
以前に書いたことの繰り返しになってしまって申し訳ないのだけれど、タイガースが陥りがちな「常識」によって、勝利確率を下げてしまったように思う。
5回ウラの攻撃は9番の鶴から。1点ビハインドのここは「当然」代打浅井で反撃を狙う。ここが「タイガースの常識、世間の非常識」だと思う。例えばここ7番平野からだったとして、二死走者なしで鶴だったら続投も選択肢に入っているだろう。そういうことなのだ。鶴に打たせて凡退して、一死走者なしマートンからの反撃でも悪くない。
要はこの試合は鶴がいい投球をしたことでたまたま勝利確率が急上昇した試合なのだから、とことんその勢いに乗った方がより勝利確率が上がると考えるのが当たり前なのだ。もう1回でも2回でも、いけるところまで。
もちろん確たる実績がない投手だから、少しでも調子が狂って来たら代えてやる準備は必要だが、押している時は押しまくる。野球は点を取るのが攻撃で、投げる側が守備というけれど、気持ちの持ちようとしてはピッチャーが「攻撃」だ。鶴で攻めるだけ攻めていれば、勝たせてやりたいというチームの機運はより盛り上がっただろう。
ビハインドの展開で、リリーフ投手に打席を与えて勝機をうかがう…こういう当たり前の戦術が、タイガースではまず見られない。どうやら「負けている試合で投手を打席に立たせたら、客が黙ってない」とでも思っているフシがある。野手同様に、投手の成長力を武器にしなきゃいけないことについては、おそらく球団首脳陣より場内のファンの方がよっぽど感じているのにね。
なぜか打てそうな村中から初回早々に2点取って逆転したまでは良かったが、先発能見は自信喪失に終止符を打てず3回3失点でKO。詳しいことは語っていないようだが、アクシデントの要素があったことを示唆している。
最近になってようやく成長力を生かしながらチームを強くするという選手起用が見られるようになった。しかしもう一つの大きな課題である、二軍機能の正常化についてはなかなか手をつけられずにいる。これも何か仕方なくやらざるを得ない状況が生まれて、やってみて、周囲から「ほれみろ」と言われて定着するという、「和田プロセス」が必要なのかな。
サヨナラ勝ちの勢いで久々の3連勝してノリノリになりたいこの試合、理由はわからないが能見を早めに見切って、鶴にロングリリーフさせた。そして鶴が力を入れすぎない、自分に合ったフォームでいい投球を見せた。ここで実はタイガースの勝つ確率は急上昇していたと思う。
以前に書いたことの繰り返しになってしまって申し訳ないのだけれど、タイガースが陥りがちな「常識」によって、勝利確率を下げてしまったように思う。
5回ウラの攻撃は9番の鶴から。1点ビハインドのここは「当然」代打浅井で反撃を狙う。ここが「タイガースの常識、世間の非常識」だと思う。例えばここ7番平野からだったとして、二死走者なしで鶴だったら続投も選択肢に入っているだろう。そういうことなのだ。鶴に打たせて凡退して、一死走者なしマートンからの反撃でも悪くない。
要はこの試合は鶴がいい投球をしたことでたまたま勝利確率が急上昇した試合なのだから、とことんその勢いに乗った方がより勝利確率が上がると考えるのが当たり前なのだ。もう1回でも2回でも、いけるところまで。
もちろん確たる実績がない投手だから、少しでも調子が狂って来たら代えてやる準備は必要だが、押している時は押しまくる。野球は点を取るのが攻撃で、投げる側が守備というけれど、気持ちの持ちようとしてはピッチャーが「攻撃」だ。鶴で攻めるだけ攻めていれば、勝たせてやりたいというチームの機運はより盛り上がっただろう。
ビハインドの展開で、リリーフ投手に打席を与えて勝機をうかがう…こういう当たり前の戦術が、タイガースではまず見られない。どうやら「負けている試合で投手を打席に立たせたら、客が黙ってない」とでも思っているフシがある。野手同様に、投手の成長力を武器にしなきゃいけないことについては、おそらく球団首脳陣より場内のファンの方がよっぽど感じているのにね。