自称阪神タイガース評論家（跡地）

　反撃ムードもいまいち爆発力なく、１−４で迎えた５回ウラ、エラーの走者を置いて、すでに２安打していた良太が豪快に２ランホームラン。腰がくだけ気味でも、およぎ気味でも、勢いで上体を回し、腕の伸びたところで球を捉える。だから統一球でも飛距離が出る。
　勢いにのってダッダッダッとベース一周して、祝福の握手というより他のメンバーに闘魂注入、最後はトラッキー人形をわしゃーっと放り込む。おお急に元気出たぞ。また時計の針を進めたね。

　続く隼太、この日久々の先発センター、第一打席は振って振って空振り三振、第二打席はチャンスでいいあたりの二直。この打席、当たりはさほど鋭くなかったが、一二塁間の真ん中を破るプロ入り初ヒット！おめでとう。盗塁失敗でチェンジもいいよ。

　まだまだ…と思っていたけど、試合の動きは後半固まってしまった。ジャイアンツは高木、田原、西村、山口と繋ぎノーヒットリリーフ。
　タイガースも５回から鶴２回、筒井、福原がノーヒットピシャリ、９回は藤川が先頭に１本ヒットを許したがバントミス（藤川素速く二塁送球、難しいワンバウンドだったが鳥谷落ち着いて捕球した）もあってゼロに抑えた。また流れを変える投球をした鶴に白星つけてやりたい試合だった。

　９回二死走者なし、試合終了寸前だけど打者大和、今日もラッキーヒットで２安打だ。こないだもこういう状況でステキなことが起きたよな…。

　代打桧山。「そんなことはそうそうあるもんじゃない」ってこと？「またまた負け試合見せて申し訳ない。せめてみなさんが大好きな桧山を見て、気をつけてお帰り下さい」ってこと？まあいろいろ理由はあるのだろう。「ふーん」としか言いようのないようなたくさんの理由が。

　やられてイヤなことっていうのがわかってないね。ローリスクでハイリターンを狙う、弱者の成長戦略もないね。

　２０１２年７月も後半、急激に時の流れが速くなってきた。誰もがそれに気づいているのだけれど、和田監督は時計を持っていないのか、時計の針の上にいるから文字盤が見えないのか、あまり感じていないようだ。

　さてタイガースこれで借金１０。ジャイアンツは貯金２０だそうだ。
　まあそりゃいいとして、ヤングカープは５連勝でついに貯金１、スワローズにゲーム差ナシで上位追撃態勢に入った。
　３番銀次(24)、４番枡田(25)のヤングイーグルスは貯金３で、Ａクラスターンを決め、勢いが出てきた。

　若さゆえの経験不足でいずれ息切れするだろう…だから何？それって何か意味ある？歴史を変えていくのに代償が必要なことくらいわかっているさ。
　チーム盗塁数、巨人４８（セ１位）、広島４２（セ２位）、楽天７５（パ２位）。攻撃力、得点力、勢い…世の中はどんどん変わっている。

「新しいことにチャレンジしなければ進化しない」by 土井杏南(16)ロンドン五輪　陸上短距離女子日本代表