2012.09.11 Tuesday
もうこうなると理由は「枠は一つしかないので歳内と交互」しか考えられない。だけど岩本なんて余力ありありの6回降板で、次また新しい課題でチャレンジさせれば一気に伸びるかも知れないのになあ。もう残り20試合、9連戦もあるのに本当にこれがベストなのか。どうも意見が合わないな。
で、歳内先発までの空いた一枠に野手(田上?)を入れると。そろそろもうちょっと本格的な「見極めテスト」やっていいよね。たぶんファンが喜ぶのはそっちの方だと思うし。来季の処遇が決まっていて、成長が見込めない人については順次交代させていいと思う。
さて新聞各紙、月曜になるといろいろと飛ばしてくる。実際のところタイガースも外国人や日本人MLB選手の補強に動くのは間違いない。そして「補強」という考え方自体も間違いじゃない。これまでの編成のひずみで出てしまったタイムラグ(本来そのポジションを取ってなきゃいけない選手が伸び悩んでいてレギュラー不在)を埋める必要というのはどうしても出るし、そこを放っておくのは怠慢だ。
しかしこれまでタイガースがやってきたことは、補強ではなく、それを柱にしてしまうこと。それで失敗する。いや、もちろん柱がまったくない状態であれば大黒柱を買ってくることも必要だが、柱にふさわしくない選手を「柱扱い」で買ってきて、後で困るということが多すぎる。
別に難しいことじゃない。買ってくるのにどんなに出費しようとも、年俸が高かろうが安かろうが、常に「将来性という補正」をかけながら適切に競争させるという原則さえ貫ければいいのだ。そのためには、競争が免除されるような理不尽な契約をしちゃいけないし、分け隔てのない厳しい規律の中でプレーさせればいいだけ。それさえするのなら、現状の弱点を補う行為はどんな場合でも正当化される。
ジャイアンツは大型補強のおかげで強くなったのではなくて、(大型・小型よりも)補強にあたって正しい姿勢を取っていたことに成功の秘訣があったと思う。そこに気づかなければ、タイガースはなんぼ大金を使って補強しようとも、結果としてチームの活力を減退させてしまう「今までどおりのダメ補強」になる恐れが高い。