2012.10.06 Saturday
イチローが久々優勝の歓喜を味わい、両先発は黒田と松坂。両投手とも今季を象徴するような投球。田沢は足がかりを作って終了。ボビー監督はベテラン頼みのチームをギッタギタに解体し、その後は若手を使ったけれど成績不振で解任。ちょっとタイガースとかぶる。
いろいろ興味はあるが、最大は黒田だな。ワールドシリーズ優勝まで貢献して、それですべてをなげうって広島カープに戻ってきたらヒーローだろうな。ぜひそうなって欲しい。
黒田がNYで一番エラい!最多16勝(ニッカン)
立石育成チーフコーチを解任し、田村藤夫二軍バッテリーコーチが辞任。(公式)
この二人の共通点は現役時代に阪神在籍がないこと。他のファームコーチは全員ある。これから一二軍のコーチ人事が発表されるだろうが、「外様ゼロ」になるのかも知れないね。
田村氏は在籍1年。落合ドラゴンズの一軍コーチを務めていた人に、捕手が足りなくなったからといって捕手未経験者に一から教えさせるなんてことをやらせていたのだから、そら出て行くだろうし、引き抜かれるだろうなと思う。敵情の分析など、活用できることはいくらでもあったろうがムダにしてしまったのだろうなあ。
立石氏は、台湾での指導など経験も豊富、故島野氏に代わって二軍監督代行としてほぼまるまるシーズン指揮を執り、ファームチャンピオンにもなった人。貴重な叩き上げの参謀→監督候補と思っていたが、そういう人材を活用できるような組織には、ついにならなかったのか…そんな印象を持つ人事だ。
彼らの代わりに入って来るであろう、「若いOB」たちが体質改善してくれることを願うばかり。
甲子園ではラス前のスワローズ戦。お客さんはいっぱいだったけど、石川投手に手も足も出ず、9回バーネットとの完封リレーを決められる。なんだか見ているこっちも慣れてしまった、「3安打完封」というめったにないはずのことが当たり前にように思える。ま、初めて当たる打者が簡単に打てるような投手ではない。
岩本は6回と2/3。1失点は二死から良太の凡ミス(悪送球)によるもので自責点はゼロ。おなじみの大量援護も3度は続かず、「見殺され」で、ついにプロの洗礼を浴びる。打たれてないけど。
四球が多かったのは確かに良くないが、素晴らしい球をボールと言われてしまうケースも多かった。ピンチになっても動じないというのも根は同じで、要は高い意識を持って投げているのだろうと思う。で、なんであそこは交代したの?115という球数?あと一人やらせるのとやらせないのとで大違いだと思うのだけど。
奪三振王を狙う能見は、トップまであと2。しかもトップの杉内は抹消で、3位のマエケンとは5差。マエケンも不調気味なので、単独までマジック3だろう。しかし個人的にはもっともイニングを投げてくれて、無援護にもめげず1年間フルに頑張ってくれたメッセンジャーがあと11個取って、意表をついた逆転受賞ってのが一番いいと思う。代えられてしまう6回、7回までに取らないといけないから、それは難しすぎるけどね(笑)。