2012.10.22 Monday
ケケケどころか、まーた語り草を提供しかねない状況。先に3連勝したといってもはじめの1つはアドバンテージを消しただけだから、サッカーで危険な点差と言われる「2−0」と一緒。
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リードしている方が少し余裕を感じてしまうのが落とし穴で、2−1になればたちまち勢いの差は入れ替わって、終わってみれば2−3と逆転…よくあることだ。さあておなじみの監督と投手コーチの仲間割れも勃発して最終戦、どうなることやら。
昨日は今季後半戦スタメン定着させた上本、大和、良太に「期待のダメ出し」をしたが、それでも彼らは一応格好が付く程度の数字を残しただけマシ。最終盤に使われた隼太、森田、中谷にいたってはそれより「下」なワケなのだ。
ところがこの「下」の連中がより楽しみだったりする。隼太は目指すべき選手である金本と一緒にプレーできたことが大きいはず。上背に恵まれなくても、筋肉を鍛え精神を鍛えること、強いスイングを身につけることで頂点に立てる。感覚で知っただろう。
実戦対応力が向上し、広角に長打を打つツボがある森田は、ブラゼルも新井も頼りない…というタイミングからバンバン使われるべきだったと思う。
「非凡な打撃」と評された中谷が二軍成績においてすら飛躍がなかった(率.225、3HR)ことは何が悪かったのか。想定内のことなのか、指導力不足なのか。
結局このあたりの選手へのダメ出しは主に育成能力や起用方法についてのものになる。素質があるとただチヤホヤして、二軍暮らしでもそこそこ満足させてしまうような過去の歴史を繰り返してはならない。
打で大いに期待されるこの3人は、タイガースにおいて打てなきゃ出番がないポジションとなる。しかし「下位のタイガース」はここしばらくのタイガースとはちょっと変わるはずで、「失敗補強」を引きずれば、球団はファンからより激しいバッシングを浴びる。
そういう外界の微妙な変化を賢く利用して、チーム内の活気を作れるカンのいいコーチがいるかどうか。トンチンカンどもをうまく丸め込んで、正しい競争激化を作れるかどうか。短期的にも長期的にもタイガースの軌道修正はそれくらいしか現実的に思いつかないな(笑)。