自称阪神タイガース評論家（跡地）

　藤浪には予定通り大活躍してもらって、何度も何度もこのドラフトの場面が再生されるように。その度に「ああ藤浪引き当てたの和田さんやったなあ」「和田監督も実は大きな仕事していたんやな（笑）」となるように。あ、後段のような「語り草」にはならなくてもいいけど。

　さて予想外に当たってしまった春夏連覇のエース藤浪晋太郎投手に歓喜している間もなく、なんと「外れ１位か？」との報道もあった春夏連続準優勝の４番北條史也（ほうじょう・ふみや）内野手が２位で残っていた！ここ一番という場面での勝負強さを持った頼れる４番、甲子園のレフトスタンドに放り込める右のパワーヒッターであり、守って良し、走って良し。大学、社会人含めて今ドラフトでNO.1評価の野手が獲れた！（横浜がＤ１で白崎確保に走ったのが大きかった）

　いやあなんということでしょう。もちろんプロ野球選手として「これから」なわけなのだけれど、甲子園を熱狂させたスターが二人もいっぺんに入団してくれるだなんて夢のようだ。しかもタイガースの「将来の生え抜きエース」と「将来の生え抜き４番」を同時に持って来られたかもしれないのだ。いや、絶対そうなのだ！そうに決まっているのだあ！（←不二夫まじり）

　３位はＪＦＥ東の右本格派、田面巧二郎（たなぼ・こうじろう）投手。群馬の産で桐生の近く平成にできた「みどり市」出身。社会人で順調に成長した即戦力。

　４位は強肩自慢の小豆畑眞也捕手（西濃運輸）。投手、チームをリードできる捕手という呼び声高い。大学入り直しなど、周りに支えられつつ、自分で考え、自分の足で成長してきた野球人生だ。一度捕手レギュラーを外された高校時代の話、いいね。
→〈０６夏リスタート２〉　捕手で終わりたい　長良（朝日）

　５位は、大阪学院大の金田知之（かねだ・かずゆき）投手。鹿児島県財部町出身で高校は都城商。即戦力候補。『「阪神ファン式」 人生の法則　感動が成功を生む』などの著書もある虎エコノミスト、大阪学院大の國定浩一教授も大喜び（笑）。

　６位は、大阪市出身の緒方凌介（おがた・りょうすけ）外野手。ＰＬ→東洋大→阪神は今岡コース。右投げ左打ち、勝負強くて三拍子揃った選手とのこと。評価が低かったのはリーグ戦の低打率と、ヒザの手術（すでに復帰）の影響か。

　なんというか、ずいぶん上手くいった感じ。でもそれはすべてが終わってから言うべき事やね。これからこれから。いやあしかし、楽しみ楽しみ！