自称阪神タイガース評論家（跡地）

　今季スタート直後、ジャイアンツの大つまずきはボウカーの大不振から始まった。我慢して使ったが途中あきらめて、トータルでも大した働きはない。しかし最後の大舞台、第１戦で５打点の大活躍。最大のケケケ候補が働く。戦力層の厚さというのはトータルで考えて作って行かなくてはいけない。支配下登録は７０人も許されているのだから、バリエーションを活用できるようにしないといけない。

　中村ＬＳ（リップ・サービス）によると、トレードを考えているのだそうだ。考えるのは素晴らしいけど黙って考えろっていう話。だけど本当に今回のドラフトはインパクトが大きかったので、もういっぺん陣容を見つめ直す必要があるね。

　さて中村ＧＭは「育成は好かん」と言い、育成ドラフトは指名なし、１年生の育成捕手を（どういう理由かはわからないが）クビにした。それと関係あるのかないのかはわからないが、育成選手たちが元気、目立っているらしい。１年２年のうちに支配下登録されなきゃいけないという危機感がより強くなったというのはあるだろう。二軍選手でも「プロ野球選手気分」でいられるのがタイガース。高卒直後組にばかり注目が集まる昨今の傾向と相まって、明らかに若手も活気づいている。

　あと２〜４人の補強をどうやるか。ここに阪神タイガース再建がかかっている。今までのやり方、オオモノ連れてきてお願いしますではムリ。弱いところを当座の間、穴埋め措置という考え方ができるかどうか。せっかくこうなったのだから、３年後が楽しみになるようなことを考えてくれないと本当に困るのだ。