自称阪神タイガース評論家（跡地）

　おもんないー。ムカムカー。サワムラが調子こいててイラツクー。

　サンフランシスコのジャイアンツには特に恨みもないから、デトロイトのタイガースが負けてもなんでもない。特にあのボーグルソンがポストシーズンを全部快投して、「下柳さんに感謝」なんていうコメントを日本向けに出してくれたりしたのは嬉しいこと。

ボーグルソン“別人”快投　転機となった「親友」下柳の助言（スポニチ）

　それにしてもボーグルソン３５歳にしての大成長には驚くばかり。阪神をクビになり、オリックスをクビになり、日本でのプレーを希望したがどこからもいらないと言われた投手が、マイナーからメジャー、オールスターに出たかと思えば、まもなく全米チャンピオンの立役者になろうとしているのだ。

　日本で忍耐を学び、人間的に成長したという。捕手のサインにクビを振りまくっていた男が、捕手を信頼してチームを信頼するように変化して精神的に強くなったというのはわかったが、ここまで大仕事をやってのけるとはわからないもんだ。その姿をずっと見ていただけに驚く。

　これだけ活躍すれば、きっと日本時代の逸話がいろいろと語られるようになり、日本のプロ野球の話、特に「下半身の使い方を重視した投球フォーム」や「クイック、牽制などを含めた投手としての総合力」など、求められるレベルが高いことなんかが話題になるのではないか。

　つくづく日本で、また日本を経て成功する外国人は人間性こそすべてだと思う。ＭＬＢでの実績は何の役にも立たないどころか、それによるプライドが邪魔になる可能性が高い。素質、素養がなければそら話にならないが、成長したいという気持ちの大きさがすべてだと思う。

　投球内容や人間性だけを見ていたらメッセンジャーの方がずっとスゴイと思うのだけれど、必ずしも同じことが起きるワケではないのだろうね。でもメッセもスタンもいい性格している。彼らも全米のヒーローになって、阪神タイガースでぜひ成功のチャンスを掴みたい！と世界の選手たちから思われるようになるといいね。その前に、メッセ＆スタンに頼らないでローテが組めるチームにならなきゃいけないけど（笑）。