2005.07.27 Wednesday
なにわWEBで「マジっく」33点灯。好きにせい(笑)。
春、タイガースは好調に滑り出した。投打が噛み合って、毎試合のように終わってみれば9点取っていた。そしてその打線を見事につないでいたのが3番シーツだった。
終盤を迎える第3回開幕戦は、その頃を思い出させるような会心のゲーム。
赤星はヒットと盗塁、鳥谷はチーム初安打・初得点と進塁打、シーツ驚異の3発、金本2安打を含む4出塁と2得点、今岡つなぎの進塁打とヒット、桧山は価値ある一発含む2安打3打点、矢野2点二塁打でトドメ、藤本ゴロ打って1安打、代走豊は任務遂行の生還と好守。代打ハマちゃんだけは残念だったが、出てきた全員が持ち味を発揮した。よくやった!
12安打9点の口火を切ったのは、鳥谷の一二塁間を破るヒットから。最年少レギュラーのひたむきさをチームメイトすべてが知っている。だから鳥谷がヒットを打てば、それだけでチームに勢いと繋がりが生まれる。
とにかく凄かったシーツ。3本のHRはいずれもコンパクトなミート打法。トータルで考えると、シーツの確実性は本当に大きい。また絶好調期に入るのか?楽しみだ。
実はシーツにも勝るとも劣らない効果的な打撃だったのが桧山。反撃ムードの相手を萎えさせる2ランHRと、二死から4,5番が作ったチャンスをものにするタイムリーヒット。東京ドームのG戦になると輝き方が違う。
井川は良くもないが、悪くもない今年の井川。7回を投げ、長打3本による3失点。よくやったと言わなきゃいけないのが少し寂しいが、負けない投球はできていた。インサイドを多用する矢野のリードにも開き直りを感じ、好感を持った。
結果的に大差がついたが、藤川・久保田で「絶対負けないリレー」。異論もありそうだが、とにかく気持ちよかったことだけは間違いない(笑)。
ちょうどちゃれんじさんの「ちゃれとら」で、徒然草にある「双六必勝法」を読んだ後で、まさにその通り、タイガースは負けない試合運びをしたように思う。ちなみにこの双六とはバックギャモンのことで、奈良時代には日本に伝わっていたとか。確かにあれは、野球に通じる「流れ」を体感できるゲームだ。
話を戻して、Gが勝つとするなら、打線が早い回に井川からリードを奪い、過密ローテーションの上原をスイスイ6回まで投げさせて、シコースキー、林、久保あたりでしのぐしかない。上原が早くマウンドを降りることになると、最大の弱点であるダメ中継ぎ陣を晒さねばならなくなる。だからタイガースとしては、上原を打ち崩そうと早打ちをするより、球数を投げさせれば、ローリスクで「負ける可能性」を低くできる。3回終了時、2−1のリードだったが、上原の投球数はなんと64。わずか1点差だったが、まったく負ける気がしなかった。
…と、そこまで強気になれないのが古いタイガースファン(笑)。引き離しても引き離しても、小刻みに反撃してくるG打線。2-0→2-1→4-1→4-2→5-2→5-3。負けるわけがないと思いながらも不気味な空気があった。遠く山形ではドラゴンズが0−4から逆転したという途中経過も入ってくる。…限りなく不気味だ(笑)。
だがそんな気弱を打ち消す打線の繋がりだった。疑って悪かった(笑)。
この日解説の掛布氏が強調した4回無死、二塁打の金本を進めた今岡の二塁ゴロ。ずっとタイガース戦をウォッチして来たファンなら、この一打が生まれる歴史的背景を知っている。
7/10金本が三盗を決めた日、その直前、今岡は無死二塁の金本を進められなかった。「走者が二塁にいるのと、三塁にいるのとどっちが楽か」試合後、その三盗について金本は多くを語らなかったが、それで十分だった。
よく進塁打を最低限の仕事という。確かに打球方向はそのままに、ヒットになった方がもっと良い。だが、自己犠牲を伴う進塁打は、チームにもっと大きな効果をもたらすというのも事実だ。最低限の仕事というのはあたらない。グッジョブ!今岡!
春、タイガースは好調に滑り出した。投打が噛み合って、毎試合のように終わってみれば9点取っていた。そしてその打線を見事につないでいたのが3番シーツだった。
終盤を迎える第3回開幕戦は、その頃を思い出させるような会心のゲーム。
赤星はヒットと盗塁、鳥谷はチーム初安打・初得点と進塁打、シーツ驚異の3発、金本2安打を含む4出塁と2得点、今岡つなぎの進塁打とヒット、桧山は価値ある一発含む2安打3打点、矢野2点二塁打でトドメ、藤本ゴロ打って1安打、代走豊は任務遂行の生還と好守。代打ハマちゃんだけは残念だったが、出てきた全員が持ち味を発揮した。よくやった!
12安打9点の口火を切ったのは、鳥谷の一二塁間を破るヒットから。最年少レギュラーのひたむきさをチームメイトすべてが知っている。だから鳥谷がヒットを打てば、それだけでチームに勢いと繋がりが生まれる。
とにかく凄かったシーツ。3本のHRはいずれもコンパクトなミート打法。トータルで考えると、シーツの確実性は本当に大きい。また絶好調期に入るのか?楽しみだ。
実はシーツにも勝るとも劣らない効果的な打撃だったのが桧山。反撃ムードの相手を萎えさせる2ランHRと、二死から4,5番が作ったチャンスをものにするタイムリーヒット。東京ドームのG戦になると輝き方が違う。
井川は良くもないが、悪くもない今年の井川。7回を投げ、長打3本による3失点。よくやったと言わなきゃいけないのが少し寂しいが、負けない投球はできていた。インサイドを多用する矢野のリードにも開き直りを感じ、好感を持った。
結果的に大差がついたが、藤川・久保田で「絶対負けないリレー」。異論もありそうだが、とにかく気持ちよかったことだけは間違いない(笑)。
ちょうどちゃれんじさんの「ちゃれとら」で、徒然草にある「双六必勝法」を読んだ後で、まさにその通り、タイガースは負けない試合運びをしたように思う。ちなみにこの双六とはバックギャモンのことで、奈良時代には日本に伝わっていたとか。確かにあれは、野球に通じる「流れ」を体感できるゲームだ。
話を戻して、Gが勝つとするなら、打線が早い回に井川からリードを奪い、過密ローテーションの上原をスイスイ6回まで投げさせて、シコースキー、林、久保あたりでしのぐしかない。上原が早くマウンドを降りることになると、最大の弱点であるダメ中継ぎ陣を晒さねばならなくなる。だからタイガースとしては、上原を打ち崩そうと早打ちをするより、球数を投げさせれば、ローリスクで「負ける可能性」を低くできる。3回終了時、2−1のリードだったが、上原の投球数はなんと64。わずか1点差だったが、まったく負ける気がしなかった。
…と、そこまで強気になれないのが古いタイガースファン(笑)。引き離しても引き離しても、小刻みに反撃してくるG打線。2-0→2-1→4-1→4-2→5-2→5-3。負けるわけがないと思いながらも不気味な空気があった。遠く山形ではドラゴンズが0−4から逆転したという途中経過も入ってくる。…限りなく不気味だ(笑)。
だがそんな気弱を打ち消す打線の繋がりだった。疑って悪かった(笑)。
この日解説の掛布氏が強調した4回無死、二塁打の金本を進めた今岡の二塁ゴロ。ずっとタイガース戦をウォッチして来たファンなら、この一打が生まれる歴史的背景を知っている。
7/10金本が三盗を決めた日、その直前、今岡は無死二塁の金本を進められなかった。「走者が二塁にいるのと、三塁にいるのとどっちが楽か」試合後、その三盗について金本は多くを語らなかったが、それで十分だった。
よく進塁打を最低限の仕事という。確かに打球方向はそのままに、ヒットになった方がもっと良い。だが、自己犠牲を伴う進塁打は、チームにもっと大きな効果をもたらすというのも事実だ。最低限の仕事というのはあたらない。グッジョブ!今岡!