2005.07.29 Friday
G戦の中継は延長なしになっていくのだそうだ。そして次は中継なしのカードがぽろぽろ出てきて、その次はドームの主催試合以外は時々放送する程度になって、ついに見たい方はCSでどうぞ…こうなってしまうのか。しかし関西のT戦、九州のH戦、中国のC戦、北海道のF戦、東北のE戦など、地域密着型球団は、地方局で地上波放送できる。G戦はMXテレビ(ほとんど誰も見ていない東京U局)で放送されるようになるのだろうか…。そうなった方が健全だとも言える。その時初めて機構側による放映権の分配や、全国放送する中継カードの管理という意識が生まれるだろうし。喜ぶべき方向なのかな。
SHINJOさん、やるねぇ。故障は残念だが、母校に、マイクロバスを寄贈。どんな派手なバスなのか見てみたい(笑)。
7/29からは遠征前最後の甲子園スワローズ戦。鳥谷の同級生・青木がノリノリなので要注意。首位打者を金本と争い、最多安打を赤星と争い、近い将来、盗塁王をも奪おうという存在。投手陣よ、封じ込めろ!
8回から濱中がライト守備に着く。2つのフライを無難にさばく。
安藤安定。内角直球で詰まらせポップフライ量産、外角スライダーで泳がせゴロ量産。経験の乏しい若手やブンブン系打者からはフォークで三振量産。教科書通りの配球で抑えられるのは、ジャイアンツ打線が弱いからだけではない。テンポの良さ、そして何よりコントロール。思った球を思った回転で思った場所に投げられればピッチングなんて簡単だ。「ぎゃあああ!あんでイガーん時も、アンドーん時も9点なのにオレん時は2点きりなんじゃああ!ええオイ!コラ、関本!答えんかい!」と福原が切れたかどうかは知らないが(笑)、そういうことだよ、福原投手。
ただ十川にプロ1号を献上するあたりがまたおちゃめな安藤らしい。先日は延長10回、自らの完封勝利をフイにしてでもカープ東出に今季1号をプレゼント。今回は6年目28歳の苦労人にだ。優也は優しい男なり(笑)。
和田コーチは、「今日の出発前、宿舎でのミーティングでは今までにない重い雰囲気があった」と書いている。球宴明けの3連戦、もし負け越しスタートしたら、ブレークによって流れが変わったようなイメージが生まれてしまう。勝ち越しさえすれば、交流戦最後からずっと続いている「カード負け越しなし」の気分のままで押していける。誰もがわかっていただけに重苦しさ、固さになっていたのかも知れない。それぞれの選手は、「思いっきり、リラックスして、やるべきことをやれば負けるわけない」そう言い聞かせていたのではないか。
2回表、先頭の金本がファーストストライクを逃さずセンター前ヒット。コントロールの良いマレンに対し、好球必打の指示が徹底していた。結局流れを生んでしまったのがこの時、阿部が犯したパスボール。無死二塁となり、今岡は楽になった。センター方向より右に転がせば良い、ヘッドを残すミート打法でセンター前へ、金本を迎え入れる。本塁返球の間に今岡二塁へ…当たり前のプレー…だが、捕手から二塁に送球される頃、当然二塁に滑り込んでいるはずの今岡が来ない…えっちらおっちら…楽々アウト。なんとも言えない照れ笑いの今岡。だが結果的にこのプレーがタイガースの固さを解いたように思えた。今岡の足を考えたら、あのタイミングでも二塁に行かせるべきではなかったのだろうが、それではいかにも消極的すぎる。当然狙うべき塁を、思いっきり獲りに行って憤死した。いいじゃないか、それで。ナイスバッティング!ナイスラン!ナインからそんな声が掛かったはずだ。一気にリラックスした瞬間だったと思う。
スペンサー三振で二死となったが、矢野が思い切りよくHR。関本は「安藤までつなげば、アウトになっても次の回は1番から始まる」と集中した。そう、自分のやるべきことをきっちりと、ヒットで続く。安藤は気楽に打ってライト前。これで走者一二塁、二回二死2点差、この状況ではGベンチも投手交代など考えていなかっただろう。赤星よく見て四球、満塁。実は鳥谷、満塁で強い。この男、本能で打てるような打席になると突然勝負強くなる(笑)。レフト前ヒットで1点追加、3−0。なんとかあと一人切ってくれと願うようなGベンチ、それをあざ笑うシーツの打球がセンターの前に落ちる。2点タイムリーで5−0。すでに勝負あり。呆けるG首脳陣。代えるに代えられないマレンを金本が再びとらえる。センターの頭上を襲った打球はその頂点を越えたあたりでスタンドに届いていた。久々「アニキ・スペシャル」の弾丸ライナーで8−0。タイガースファン以外、時が止まってしまったような東京ドーム。そのレフトスタンドに、今岡が美しいアーチを掛ける。これまた久々の「今岡スペシャル」で9−0。ジ・エンド(笑)。ああ久々の二死からの集中打、二死からのビッグイニング。これぞ「05タイガース・スペシャル」!
その攻撃が終わった後で東京ドームに着いた人は、0−1の完封負けを見ることになるのだが(笑)、ここは和田コーチの言うとおり、2回の集中力を褒めよう。その後もデータの少ない内海、ミアディッチの球筋を見極めようという姿勢は見られたし、それぞれ課題を持って「フリーバッティング」に望んでいたようだから。反省点があった方が、次が締まる今季のチームだ。むやみやたらと点を取るより、「9点」という数字に意味があったとしたい。
SHINJOさん、やるねぇ。故障は残念だが、母校に、マイクロバスを寄贈。どんな派手なバスなのか見てみたい(笑)。
7/29からは遠征前最後の甲子園スワローズ戦。鳥谷の同級生・青木がノリノリなので要注意。首位打者を金本と争い、最多安打を赤星と争い、近い将来、盗塁王をも奪おうという存在。投手陣よ、封じ込めろ!
8回から濱中がライト守備に着く。2つのフライを無難にさばく。
安藤安定。内角直球で詰まらせポップフライ量産、外角スライダーで泳がせゴロ量産。経験の乏しい若手やブンブン系打者からはフォークで三振量産。教科書通りの配球で抑えられるのは、ジャイアンツ打線が弱いからだけではない。テンポの良さ、そして何よりコントロール。思った球を思った回転で思った場所に投げられればピッチングなんて簡単だ。「ぎゃあああ!あんでイガーん時も、アンドーん時も9点なのにオレん時は2点きりなんじゃああ!ええオイ!コラ、関本!答えんかい!」と福原が切れたかどうかは知らないが(笑)、そういうことだよ、福原投手。
ただ十川にプロ1号を献上するあたりがまたおちゃめな安藤らしい。先日は延長10回、自らの完封勝利をフイにしてでもカープ東出に今季1号をプレゼント。今回は6年目28歳の苦労人にだ。優也は優しい男なり(笑)。
和田コーチは、「今日の出発前、宿舎でのミーティングでは今までにない重い雰囲気があった」と書いている。球宴明けの3連戦、もし負け越しスタートしたら、ブレークによって流れが変わったようなイメージが生まれてしまう。勝ち越しさえすれば、交流戦最後からずっと続いている「カード負け越しなし」の気分のままで押していける。誰もがわかっていただけに重苦しさ、固さになっていたのかも知れない。それぞれの選手は、「思いっきり、リラックスして、やるべきことをやれば負けるわけない」そう言い聞かせていたのではないか。
2回表、先頭の金本がファーストストライクを逃さずセンター前ヒット。コントロールの良いマレンに対し、好球必打の指示が徹底していた。結局流れを生んでしまったのがこの時、阿部が犯したパスボール。無死二塁となり、今岡は楽になった。センター方向より右に転がせば良い、ヘッドを残すミート打法でセンター前へ、金本を迎え入れる。本塁返球の間に今岡二塁へ…当たり前のプレー…だが、捕手から二塁に送球される頃、当然二塁に滑り込んでいるはずの今岡が来ない…えっちらおっちら…楽々アウト。なんとも言えない照れ笑いの今岡。だが結果的にこのプレーがタイガースの固さを解いたように思えた。今岡の足を考えたら、あのタイミングでも二塁に行かせるべきではなかったのだろうが、それではいかにも消極的すぎる。当然狙うべき塁を、思いっきり獲りに行って憤死した。いいじゃないか、それで。ナイスバッティング!ナイスラン!ナインからそんな声が掛かったはずだ。一気にリラックスした瞬間だったと思う。
スペンサー三振で二死となったが、矢野が思い切りよくHR。関本は「安藤までつなげば、アウトになっても次の回は1番から始まる」と集中した。そう、自分のやるべきことをきっちりと、ヒットで続く。安藤は気楽に打ってライト前。これで走者一二塁、二回二死2点差、この状況ではGベンチも投手交代など考えていなかっただろう。赤星よく見て四球、満塁。実は鳥谷、満塁で強い。この男、本能で打てるような打席になると突然勝負強くなる(笑)。レフト前ヒットで1点追加、3−0。なんとかあと一人切ってくれと願うようなGベンチ、それをあざ笑うシーツの打球がセンターの前に落ちる。2点タイムリーで5−0。すでに勝負あり。呆けるG首脳陣。代えるに代えられないマレンを金本が再びとらえる。センターの頭上を襲った打球はその頂点を越えたあたりでスタンドに届いていた。久々「アニキ・スペシャル」の弾丸ライナーで8−0。タイガースファン以外、時が止まってしまったような東京ドーム。そのレフトスタンドに、今岡が美しいアーチを掛ける。これまた久々の「今岡スペシャル」で9−0。ジ・エンド(笑)。ああ久々の二死からの集中打、二死からのビッグイニング。これぞ「05タイガース・スペシャル」!
その攻撃が終わった後で東京ドームに着いた人は、0−1の完封負けを見ることになるのだが(笑)、ここは和田コーチの言うとおり、2回の集中力を褒めよう。その後もデータの少ない内海、ミアディッチの球筋を見極めようという姿勢は見られたし、それぞれ課題を持って「フリーバッティング」に望んでいたようだから。反省点があった方が、次が締まる今季のチームだ。むやみやたらと点を取るより、「9点」という数字に意味があったとしたい。