自称阪神タイガース評論家(跡地)

かつてブログ「自称阪神タイガース評論家」があった場所。
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第1球が後々まで
連日伝えられるG−T戦の関東の低視聴率について、ポケモン5.3%、GT5.2%。え?ポケモンに負けた?違う違う、関東のタイガースファンが、ポケモンファンと同程度いるなんてものすごいこと。ポケモンをあなどっちゃいけない(笑)。
しかしジャイアンツは苦しい。「没落ムード」を変化させるのは、物凄くエネルギーとコストがいること。他の多くのチームは、地元局での高視聴率に支えられているため中継ができないなどということは考えられないが、「全国的人気」に頼り切ってしまって、地元がないという弱みが出てしまっている。それが東京という街の特徴ではあるのだけれど。

登録のおさらい。オールスターの関係で登録していた林、前田は、それぞれ7/21、7/29に抹消。濱中と下柳が7/26、7/29に登録されている。

二軍戦で的場が一塁守備についているようだ(途中からレフトも)。そして1試合2HR。来るかもよ。

1点リードしているものの流れを掴み切れない試合展開。でも負ける気はしない。リリーフ投手陣、代打陣を含めた総合力に違いあり。小差でもリードをもって試合を進めれば、相手は焦り、動き、潰れていく。その典型的な試合だった。

7回から下柳を繋いだ藤川が久々に苦しい投球。ヒットとエラーで都合二人の走者を出すが、さすがに無失点で切り抜ける。むしろ追加点がなければ8回も続投の予定だったらしく、ブルペンでのジェフまたは久保田に不調の兆しでもあったのかと心配になる。
この回先頭の宮出が粘った9球目をセンター前ヒット。投手出身、若松監督が我慢して使い続けた、この宮出という選手、良い野手になったなあ。しかしその後、エンドラン失敗(古田空振り)→盗塁刺殺のおかげで傷口をふさいだのが大きかった。

4月のシーツが帰ってきた。7回、投手交代直後の河端から3ランHR、試合を決めた。インタビューでは「イエーイエー…(日本語訳:うん、そうそう)」となんとも飾らない気さくな様子がうかがえる。このオッサン頼りになるわ(笑)。

勝敗を分けた大きな要因の一つに守備力の差をあげて良いだろう。この日は藤本の反応の良さ、足の運びの良さが下柳を大いに助けた。また、あわやセンター前という打球を、下柳、藤川が一つずつ軽くさばいて投ゴロにした。ともに二死一塁、9番打者の打球で、抜ければ上位にまわるところ。最近、投手の打撃で試合の勝敗が分かれるケースが目立っていたが、フィールディングの良し悪しも同様だ。貴重な追加点となった鳥谷のラッキーヒットも、山部投手の反応が良ければ違う結果になっていただろう。
一方、タイガース三塁手の守備力の弱さも目立つ。ここは仕方ないと諦めて、肝心の所でアレが出ないことを祈るばかりか(苦笑)。

先発下柳の立ち上がりは決して良くなかった。低めを狙った球がことごとく高く入っていた。それでも手元で小さく動く変化球に各打者が凡打の山、スワローズ打線は振れていない。対してタイガースは初回、赤星が初球を「脚ヒット」。鳥谷は2球目、三遊間をゴロで破る。鳥谷はこういうケースで一二塁間に強いゴロを打つことが多い。赤星が盗塁したら二塁ベースカバーはショート。その二塁ベース寄りの守備位置を見透かしていた。で、シーツへの2球目、ショートバウンド気味の投球を古田が「バッタ捕り」で捕球しようとしたが捕逸。らしからぬ軽率さだった。次の球、シーツの当たり損ねの一塁ゴロで赤星は労せずして生還。なんと好投手川島は、ろくに打たれてもいないのに5球で無死二三塁という大ピンチを招き、6球目のボテボテで1点を失っていた。寝込みを襲うかのごとき鮮やかな手口で1点をかすめ取った(笑)。1回の先頭打者が双方初球を打ったのだが、ショートフライの青木に対して、二塁内野安打の赤星。結局、同タイプの1番打者、その第一打席の差が、その後の試合展開を支配した。第1球の差だった。

Posted by torao at 09:20 | comments(13)
[退団者]赤星憲広
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的場選手、いよいよかな〜。
早く上にもあがっといで〜!
待ってるぞ〜!
ハシケンが昨日は抑えでしたね。
ちょいと驚き。

昨日のシーツ先生は私の中で
校長先生になりましたよ♪

うちの3塁手・・・うぷぷ。
私は最初から諦めております(笑)
たまにいい守備したら「わ〜すげえ〜」
って異常に驚くほど(*ーー*)うーん
| ちょびうさ | 2005/07/30 9:46 AM |
to ちょびうささま
ハシケン、5点差ですからあれは「抑え」じゃなくて、「最後に投げる人」ですね。それでもそれなりの緊張感を感じていたようでしたね。
サードは「強打者」のポジションなんで、多少のことは良いんです。この日のように大怪我しなければ問題なし。でも僅差の終盤は、守備固め入れてほしいかも(笑)。
| torao | 2005/07/30 10:02 AM |
2軍でも喜田がサードに入り始めました。今岡は「サードに慣れていない」ということになっているけど、今季コンバートしなければもっと酷いことになっていたような気がする。

ところで阪神の公式サイトでは、濱中昇格以来ずっと1軍に29人登録されているのですが、本当は誰が濱中の代わりに抹消されたのですか?
| のののー | 2005/07/30 10:46 AM |
to のののーさま
本文でも書きましたが、7/21付で林が二軍に行っているようです。こちらの方が正確かも…。
http://www.sponichi.co.jp/baseball/npb/2005/kouji/07.html
| torao | 2005/07/30 10:50 AM |
toraoさま:
早速ご回答ありがとうございました。更新が遅いのはいいけど、間違いに気付かないのはよくないですね>公式サイト。それにしても、数合わせで上げ下げするのはどうかと思います。
| のののー | 2005/07/30 11:22 AM |
1回表の補逸は大きかったですね。話題の(?)福原が先日のG戦で逆転されたときのワイルドピッチを思い出してしまいました。「ちょっとしたほころび」が実はゲームの行方を左右する,特にバッテリーエラーのダメージの大きさを感じさせられたプレーでした。
相手のちょっとしたミスを逃さず点が取れる,というところがチーム力でもあるんでしょうが。

ワンサイドだったとはいえ,G-T戦の視聴率が関東で5.2%というのは,隔世の感がありますね…。確かにこうなると「地元のない」弱さが際立ちます。一方で,地上デジタル放送に移行し多チャンネル化が進むと,単独の番組視聴率を云々することは意味がなくなるかもしれません。それにしても,選択肢が多くなればなるほど魅力あるコンテンツかどうかがよりシビアに問われるわけだし,だらだらと長いばかりでしまりのないゲームをしていると,視聴者はプロ野球中継そのものからどんどん離れていってしまう。それは「次代の野球ファン」が育たない結果につながるということを,連盟や各チームがどれだけ自覚しているか?
なんてガラにもなく大上段。
テレビ局側もいろいろ工夫していますが,少なくともフジテレビ流の「ナイター祭り」的な方向はどうもねえ,違う気がするんですが。

>関東のタイガースファンが、ポケモンファンと同程度いるなんてものすごいこと。ポケモンをあなどっちゃいけない(笑)。
よーく分かります。それを実感するため(?)に,うちもこれから小1の息子とJR東日本企画の「ポケモンスタンプラリー」に行ってきます(苦笑)。
| おかぼん | 2005/07/30 12:08 PM |
今岡のサード、ほんとうに去年までセカンドしてたの?というくらい、フットワークが悪いです。ラインドライブのかかりや、打球の速さはだいぶ違うだろうけど、セカンドの前はショートストップもしていただけに...。藤本のセカンドを見るにつけ、岡田監督がコンバートしたがった気持ちが良く分かった。が、このままだと今岡コンバート第三章を考えないといけないかも?

かつて、いくら成績が落ち込んでもここまで視聴率が落ちなかったG軍。しかるにこの人気凋落は本物だ。一方で朝日新聞のアンケート調査によると、好きな球団は、巨人37%、阪神17%で2年前に比べて、むしろ巨人+2%、阪神−2%との結果が出ていた関西在住の私には実感しにくい数字だが、全国平均だとこんまものなのか?ちょっとギャップを感じるのだが、この数字には残念ながら”ファンの温度”が現れない。今度一度、「好きな球団の温度計測調査」というのを実施してもらいたい。そうすれば、巨人1424℃、阪神1665℃みたいな結果が出るんじゃないかな。(笑)
| いわほー | 2005/07/30 12:08 PM |
こんにちは。そしてお久しぶりです(^O^) 世間はしばらく前から夏休みモードなのに、私は今日からやっと夏休み。 なのに…今日も学校です(泣) ここ1週間ろくに試合が見れなかったんで、コメントしようがないんですが、 的場さんがついに外野の守備についた\(^O^)/ もう、甲子園でのライト・的場が目にちらついてます(笑)
| イエロー | 2005/07/30 12:34 PM |
一般論としては巨人ファンは勝つところを見たいだけなので、5.2%は純粋な阪神ファンの数字だという分析の通りだと思います。阪神ファンならテレビを点けたら0-9でも、「これで久々に桟原が」「いや浅井も」で見続けるのでは。
| のののー | 2005/07/30 1:18 PM |
こんにちは。
視聴率に関しては、巨人の人気云々とは別に、「番組制作」にも問題があるのでは……。
あれだけ恣意的かつ試合の流れを平気で断ち切る構成では、臨場感も無くなって、それこそ「スポーツニュースで結果だけ見ればいいや」になっちゃう気がするんですが。

制作スタッフは、巨人への愛はあっても(例えそれが盲愛でも)、野球そのものへの愛情は、持っているんでしょうかね?
| 藤村珂南 | 2005/07/30 2:53 PM |
蒸し暑いわー、ふう。

to おかぼんさま
そういえば、球宴前のベイ戦から、バッテリーエラーがキーになりつづけていますね。マレンもそうでしたし。
まだゲーム差がありますが、例えばH−M、T−Dという首位攻防戦となれば、それなりに闘志のぶつかり合いが見られるはず。そういう、今日ならこのカードというゲームを厳選して全国中継してほしいと思います。あんなG戦を毎日だらだら放送してたら、そりゃドラマ好き、バラエティ好きの人から「野球中継なんてやめちまえ」と言われてしまいますから。野球好き以外はみんな言っていますよ。野球のせいで録画の時間がずれて大迷惑だって…。
あら、おかぼんさん、うちのチビと同級生ですね(笑)。

to いわほーさま
二塁今岡は03年のゴールデングラブ受賞者ですからね。なんとなくそつなくこなしていたようでも、藤本の守備範囲をみるとその差は歴然です。ただ外野からの中継に入った時の素早さと強肩には見るべきものがありました。でも一塁守備を下手(なんて言っちゃ悪いかw)にやらせるなら三塁の方が良いかな(笑)。
温度調査、まさに大敗している時の視聴率でしょうね(笑)。

to イエローさま
やっととはいえ、まだ7月。夏休み…ああ、羨ましい!(笑)。的場の逆襲最終章に期待したいですね。

to のののーさま
今年のタイガースは、ベンチ入り選手全員をうまく活用するというスタイルでないのは確かですね。基本的機能は明確にあって、そのリザーブ。だからまったく出場機会に恵まれない選手がけっこういる。こういうスタイルなんでしょう。好き嫌いは別にして、徹底はしてますわな。
Gファンも確実に薄いところがなくなって、濃いところだけが残ったと思いますよ。本当はあの展開でも見たかったのに、家族から「やめてよ、そんな試合!」と言われて、シブシブ断念した人もいたと思いますしね(笑)。このタイミングを機に、Gにも全国制覇は諦めて、地域密着という意識から始めて欲しいと思います。

to 藤村珂南さま
そうですね。野球の面白さを伝える努力が決定的に不足していると思います。特にもっとワイドな俯瞰映像を多様して欲しいと思いますね。
| torao | 2005/07/30 5:48 PM |
縁起の悪いことを書いたら、本当にそうなってしまいました。すみません。
| のののー | 2005/07/30 9:15 PM |
to のののーさま
世の中不思議ですね。そんなこと起きそうにないと思っていたんですが(苦笑)。さ、寝よう寝よう。
| torao | 2005/07/30 11:49 PM |

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