自称阪神タイガース評論家（跡地）

などと時間旅行に逃避している場合じゃない。たかが２敗。我ながら「連敗耐性」が低下したものだ（笑）。


素晴らしいスタートを切った、序盤のカギ「左４枚」の一人藤本にアクシデント。ファールボールがワンバウンドで顔面へ。そのまま病院へ直行した。診断は左目角膜上皮炎で、重篤なことはなく、自然治癒すると聞き安心した。それにしてもツイてない。

「左４枚」の桧山は、すっかり妄想の中の人。オープン戦で打った４本のＨＲと戦っているんじゃなかろうか。まずは気が済むまで二塁ゴロを打って来いや！

次の左、能見は連投で９回ウラのマウンドへ。良い投球をしたのに走者を残したまま降板し、負け投手となる。連日、素晴らしいボールを投げているのにスッキリしない成績だけが残る。考えさせられる。

残る一人、江草は今日先発予定とか。いまのタイガースに必要な「軽やかさ」「切り替え」「（良い意味での）無責任さ」を呼び込むのには最適な投手。なんとかひとつお願いしたいものだ（笑）。


盤石だったリリーフ陣への不安は、まだしばらくチームを覆うかも知れない。藤川の球も本来のものではないし、久保田もショッキングな初登板になってしまった。しかしそれよりも、配球面も含め、もっとしっかり打者と勝負する気持ちがなきゃダメだ。早く去年のことは忘れて、自意識を捨て、目の前の打者を何球目のどの球でどう打ち取るのかに集中して欲しい。

新人武内に喫した同点３ランＨＲ。そこまで素晴らしい好投をしていた安藤＆矢野のバッテリーのほんのわずかな慢心。前の打席、フォークにまったく合わず空振り三振。この打席もワンバウンドになるフォークで空振りさせて２−１。で、フォークを続けたが、落差はあれどやや高く、膝元ですくわれてしまった。終わってみればナメすぎだった。

９回ウラ３−３同点、二死走者なし。２−１と能見が城石を追い込む。また、二死満塁となって久保田とリグスの対決は２−０と追い込む。そのいずれもが攻めきれずに四球。前者がサヨナラの走者となり、後者がサヨナラ押し出しとなる。決め球から逆算して、せめてそのウラオモテの配球なら良かったが、単なる無駄なボール球のせいで自分にプレッシャーをかけてしまった。


先制、中押しと、一見快調な試合展開だったようだが、実際に試合を見てみれば、勢いで押されていたのがわかる。いや、自ら勢いをつけようとしていないと言うべきか。
ただでさえ前年と同じスタメンで戦うということは、勢いや弾みがつきにくいもの。ましてやお世辞にもフレッシュとは言えない面々が多い。ならば、スキのない、緩みのない、緊張感を持ったプレーを持続して、力強さで圧していかなければならない。タイガースは本当に難しいことをやろうとしているのだ。
その点で、「タテジマに魅せられて」のたけさんや、ichikenさんが指摘するとおり、本来「気の入った全力プレーを褒められるべき場面」なのに、その怠慢を責められるようでは勢いなど来るはずがない。
これ！矢野！そのぶったるんだ精神を叩き直してくれるわ！歯を食いしばれ！
（＠´＿｀＠）　…　反省すれば、もうええわ…

そろそろ投打しっかり噛み合った良い試合を期待したいね。今日は現地応援に行く。