自称阪神タイガース評論家（跡地）

事実関係もわからないが、なぜ今の段階でニュースになるのかもわからない。こういう情報は誰かが何らかの意図をもって漏らすもの。教えて！経済な人！


両日ともタイガースの中継ぎが打たれて、終盤、勝負ありになってしまったが、先発の替え時、試合の作り方という点で、この２試合は二人の監督の違いが良く出ていた。
本来の１試合目を雨で流し、先発の一人Ｄ中田、Ｔ杉山を使える状況は一緒。勝ちパターンの中継ぎ投手に絶対の信頼を置けない状況も一緒だった。
１戦目、山本昌を３回途中でスパッと替えて成功した落合監督に対し、下柳の任務遂行を期待し、流れを失った岡田監督。
２戦目、１点差まで迫って、矢野敬遠で二死満塁、二者択一を迫られ４回でオクスプリングに代打、幸運にも逆転に成功したが、後のブルペンは臨機応変とはならなかった岡田監督に対し、同点に追いついた６回、同点とビハインドの違いはあるが、同じように谷繁敬遠で二死満塁、川上続投させて予定通りの継投でまとめた落合監督。
印象だけで言うと、落合監督は「理想の展開」への道筋を何本か持っていて、実際の試合展開に応じて時々の選択肢で修正しているイメージ。対して岡田監督は、一つの理想の展開と、たくさんの「なんとかなるんちゃう？なんとかせいよ」的選択肢をカンで選んでいるような印象。実際は決してそんなことはないのだろうが、それにしても落合監督は良く見えていたと思う。


とにかくホッとしちゃうのがこのチームの悪い癖なのだ。他人のことで喜びすぎちゃうってのもある。人が良すぎるとも言える。ファンと同じような感覚で野球やってないか？

ああ、シモさん最多勝獲れて良かったあ！よーし、日本シリーズも行くでー！→トホホ…
金本さん感動をありがとう！勝利で飾れて良かったです。この勢いでＤ戦も！→イタタ…

これは球団をとりまく環境のせいもある。ちょっと何かあればスポーツ紙の一面でどーん、チーム情報番組でわーわー、スポーツニュースでやいのやいの。ローカルとはいえ、今これだけ騒いでもらえるプロ野球チームは他にない。
スポーツマスコミは美談が大好き。チームワークや選手同士の信頼関係なんていうい話題が大好物。これはこれで本当に大切なことなのだけれど、そんなところに基本ベースがあるようなチームは弱い。ここは、明日の我が身もわからない勝負の世界だ。スター選手でも、故障すれば選手生命が終わる厳しい場所だ。活躍すれば増収、活躍出来なきゃクビの生活の糧だ。生き馬の目を抜くような競争の舞台だ。そんな中、たまーに、ちょっとした心温まる友情のエピソードがあるというのが基本配分でなきゃいけない。

あえて個人攻撃をしよう。３８歳トリオもけっこう。だが３人でお立ち台に上がりたいなどという大甘な考えは要らない。それはファンが言うこと。「同い年のアイツにだけは負けられるか！」これが基本だろう。矢野、しっかりせい。


悔しいね。凹むね。この週末でズルズル行くようなら整備工場どころか部品交換だ。ここで燃えて、次のＤ戦、Ｇ戦で意地見せてもらおうじゃないの。