自称阪神タイガース評論家（跡地）

球団史上はブレーブスからブルーウェーブと続くことになっているが、残っているのは「大阪近鉄バファローズ」のようにも見える。
生活習慣を失うプロ野球ファンの声を聞き、これからのプロ野球との関わりを想像する。過当競争回避のための合併は、本当にその効果を発揮したのだろうか。野球は生活必需品ではないのだから、なくなっても生きてはいける。そしてそれが味気ないというのなら、今やその代わりになるものなら他にもあるのだ。

へー、そんな記録もあるんだねぇ。Ｅ愛敬が１０５試合無敗。日本記録は元カープの清川だって。


序盤のビハインドをジワジワつめて、終盤にドカンの逆転勝利で４連勝。上二つが小休止で、良いことずくめ。
今季初先発の杉山が、初回いきなり村田に満塁ＨＲを打たれる。「打点王」の前にランナーためたらあかんわ。去年もよくあったが、ぱこーんと打たれた後、なぜか落ち着くのが杉山なので、狙いすぎてしまった二つの四球が悔やまれる。矢野には（まあ、初回は打たれていこうや）くらいの余裕のリードをして欲しかったな。５回１０５球、５安打５失点はもちろん合格点はやれないが、現に勝ったのだから試合を壊さなかったということ。途中良い球もあった。次はしっかり。

満塁ＨＲを打たれたすぐ後の２回表、金本ライト線二塁打、今岡二ゴロで走者三進、濱中四球、鳥谷二ゴロ併殺崩れで１点返す。打線の調子が良くなると、こういう１点が当たり前のように取れるなぁ。これで１−４。ベイ側は（なんか、最後は逆転負けしてそう）と思っただろう。その心理を私たちは知っている（笑）。

矢野追撃の２ＨＲ。ともに会心の当たり。１本目は５回。ベイ先発はルーキー左腕の高宮。ここまで活きの良い投球をされていたが、内に食い込むスライダーを狙い打ちし、レフト中段へ。これで２−４とし、反撃ムードに点火した。しかしまた２−５と突き放された７回には、高く浮いた直球を強振し、センターバックスクリーンへ２ラン。４−５とし、再点火した。一気に絶好調に登りつめた。

人知れずスペンサー今季初安打おめでとう！（笑）

鳥谷は脚でラッキーを持ってきた。２回表の併殺崩れで１打点、７回表は二死からボテボテの遊ゴロ、全力疾走で内野安打にした。打順を見れば、高宮がこの回までであることは本人も知っていたはず。さあ帰ろうと思った瞬間の「残業命令」はキツイ（笑）。直後、矢野に失投し２ランの大ポカ。さらには連打を浴び、任務完遂できずＫＯ。というわけで、ものすごく大きい鳥谷の全力疾走だった。
そしたら今度は８回と９回、どん詰まりもタイムリーヒットになっちゃうわけで、終わってみればボテボテとどんづまりだけで、３安打４打点で打率も３割に乗せる。ひたむきさって大事だねぇ…。ボテボテやどん詰まりが昨日出てれば…というのは言いっこなしでひとつ…（笑）。

ビハインドでも、（よしっ！さあ、この回行こう！）というムードになる回がある。この試合は２−５の６回ウラ、ダーウィンが三人で抑えたところがそんな感じ。サインを見る時は、ボールを指に挟んでフォークの握り、セットに構えて握り替えて、150km/h前後の直球と、覚えたばかりの抜いたようなスライダー。下位とはいえ、種田、相川、吉村のうるさいところを封じた。もらった登板機会はすべてが大チャンス、ダーウィンのひたむきさがチームを引き締め、諦めない攻撃を呼んだ。そして金澤、藤川、能見とブルペンの気持ちを繋いだ。Good job!! Darwin.