2006.05.21 Sunday
うんそう、Eホセ・フェルナンデスの話(笑)。序盤のリードをじりじり詰められて、終盤で追いつかれ、ついに9回に2点勝ち越されて、そのウラに相手守護神からまさかの一発だからね、価値がある。イーグルスは、成績だけ見ればそれほど良くなってるようには思えないが、試合内容はかなり良くなっているよね。
交流戦成績の見直し。わっしょいモードに入っているSが舶来大砲の威力で9勝2敗でトップ、何かを思い出したのかMが甲子園2連敗の後、怒濤の8連勝で8勝2敗。T、F、Dが勝ち越していて、ベース投げ以来すっかり一丸ムードのCが五割。H、G、L、YB、Eが借金で、Bsが1勝8敗の大苦戦。
去年のことを思い出しても、交流戦でシーズンの流れができちゃった部分が大きい。気をつけないとね。
ついでにセ、順位表。いつの間にかGから2ゲーム差でTとD、Sはそこから3.5差で五割復帰。Cも借金4まで盛り返して来てる。このSとCのアゲアゲムードは要注意だね。YBはそこから5.5差。ここまで沈み込むとは思わなかったなぁ。
Bsとの関西シリーズ。阪急、近鉄、南海、阪神と4電鉄の球団があったのもすでに大昔。プロ野球におけるジャイアンツの存在、その構図は、規模は違っても、関西におけるタイガースの存在と似ている。
うちわだけで情報を遮断しないこと、「圧力団体」である自己を認識し、常に自省すること。ジャイアンツを批判してきたタイガースファンには特に求められる姿勢だと思う。
福原が今季初先発。3試合続けて完封されたBs打線の低調にも助けられ、6回終了までノーヒットの快投。のびのびと体を大きく使って、腕もしなやかに振って、直球とカーブが良かった。ただし福原らしい細やかな制球があまり見られず、福原らしい逆球ばかりが目立つ(笑)。内容としてはBs先発の川越の方がはるかに良かったと思う。なるほど今季好調なわけだ。
で、先制点をもらった福原は、すぐ次の回、ガルシアに初ヒットを打たれ、その直後、ノリに逆転2ランを喫する。相変わらず、点を取ってもらえない状況は「忍」の一文字で踏みとどまり、やさしくしてもらえば、気前よく貢いでしまう。あなたね、いい?ズバリ言うわよ、薄幸を嘆くんじゃないわよ、幸せを逃がしてるのは、あなた自身なの、わかる?強くならなきゃダメなの。そんな男、あなたの方から捨ててやるの!それと、「忍」って名前ね、変えた方がいいわね。今日から…「フックックー」にしなさい。
あくまで結果論ではあるが、8回から福原の後を受けたダーウィンが9回表にうった自作自演小劇場が流れを持って来たとも言える。
期待された8回ウラ、赤星からの攻撃はあっさりと三者凡退に終わってしまった。現在の低調T打線では、赤星出塁&シーツタイムリーしか得点パターンがなく、かなり絶望的な空気が流れていた。1点ビハインドの9回表、ダーウィンは簡単に二死を取る。しかも高いバウンドでセンター前に抜けようかというゴロに素速く反応し、びよーんと大ジャンプのファインプレー。このままさっさと三人で切れば、それはそれで良い流れになっただろう。しかし次の谷にヒットを打たれる。こうなるとなかなか良いリズムにはなりにくい。これはいかんなと思った。9回、相手は守護神大久保を出してくる。この中途半端な感じでは、ぴしゃりと行かれる。もうこうなりゃ、満塁くらいまでピンチにして、ギリギリ切り抜けて、盛り上げて帰ってこい…と無責任に思ったら、連続四球、本当にやりくさった(笑)。最後ファールフライを上げさせ、勢いよく空を指さしたりなんかして、ムード良くなっちゃって(笑)。ナイス、ダー!(笑)。
退路を断って守護神を投入して打たれちゃったんだから、Bsとしてはもう防ぐのは困難だったね。シーツにしてみれば、楽な仕事だっただろう。それにしてもきっちり捉えてスタンドまで放り込むとは満点だわ。
サヨナラHRもスゴイけど、むしろ6回ウラの先制タイムリーが素晴らしい。両投手好投という緊迫した状況だったし、右方向に転がして、最悪でも走者を三塁に進めようという狙い、その狙いを察知してインコースのシュートで攻めたバッテリーに対して、それに負けない技術でミッションを遂行した。試合後、金本がアンディの肩を抱いて言っていたけど、ほんっと、アンディ、グッジョブ!
対照的になっちゃうんだよね、今岡は。狙いと、どうしてそういう判断をしたのか…それが伝わって来ない。シーツのタイムリーで先制した6回ウラ、金本も続いて一死一三塁。外角低めの抜き球をミートしたが、三遊間を割ることはできず、6−4−3。きっと心はライトフライ狙いだったんだろう。それがわずかに泳いで、バットが先に出ちゃって、ああなったんだろう。今回はそういうことにしといたるわ(笑)。
勝ったから忘れてしまいようだが、この試合の9回ウラは、本当に苦しいところだったよ。連敗中のBsを迎えて、この変則9連戦の頭を逆転で落とせば、すぐに危機的状況が来ていただろう。それ程、チーム内には不安が渦巻いていたと思う。先発投手陣が不安だ。良かったはずの井川が崩れてきた。下柳が乗れない、江草の勢いにも翳りが見え始め、安藤、杉山は戦線を離れ、オクスプリングの良化も鈍い。打つ方で好調と言えるのはシーツと鳥谷くらい。.290あったチーム打率は急激に普通になりつつある。ただでさえ精神的なコンディショニングの難しい雨続きの連戦で、中継ぎ投手陣を中心に我慢しなきゃいけない時期が重なった。その頭の敗戦直前に、ヒーローが帰ってきた。
最終回の先頭打者。ホームランを狙うというより、指の痛みに負けないように振り切ることだけ考えている。顔にそう書いてある。金本だったら痛くない…そんな風に考えてしまうが、金本だって痛いものは痛いんだ。2−2からの5球目、外に逃げながら微妙に沈む大久保独特のフォークを辛うじてバットに当ててファール。6球目は同じ球が大きく外れて2−3。フォーク7、直球3くらいの意識だっただろう。7球目の低めの直球を強振、振り遅れながらわずかにかすったボールが捕手日高のミットから落ちた。ミットに拳を打ち付けて悔しがる日高。2−3変わらず。8球目、同じ直球が同じコースへ。タイミングを修正したバットが、真芯で捉える。特有の低い弾道で、ボールはあっという間にスタンドに消えた。もしスタンドがなければ、どこまで転がっていったかわからないような速い打球だった。待っていた4番の一撃。ここしかないというところで打てるんだから、たまんないよ。痺れる。最高だ!
交流戦成績の見直し。わっしょいモードに入っているSが舶来大砲の威力で9勝2敗でトップ、何かを思い出したのかMが甲子園2連敗の後、怒濤の8連勝で8勝2敗。T、F、Dが勝ち越していて、ベース投げ以来すっかり一丸ムードのCが五割。H、G、L、YB、Eが借金で、Bsが1勝8敗の大苦戦。
去年のことを思い出しても、交流戦でシーズンの流れができちゃった部分が大きい。気をつけないとね。
ついでにセ、順位表。いつの間にかGから2ゲーム差でTとD、Sはそこから3.5差で五割復帰。Cも借金4まで盛り返して来てる。このSとCのアゲアゲムードは要注意だね。YBはそこから5.5差。ここまで沈み込むとは思わなかったなぁ。
Bsとの関西シリーズ。阪急、近鉄、南海、阪神と4電鉄の球団があったのもすでに大昔。プロ野球におけるジャイアンツの存在、その構図は、規模は違っても、関西におけるタイガースの存在と似ている。
うちわだけで情報を遮断しないこと、「圧力団体」である自己を認識し、常に自省すること。ジャイアンツを批判してきたタイガースファンには特に求められる姿勢だと思う。
福原が今季初先発。3試合続けて完封されたBs打線の低調にも助けられ、6回終了までノーヒットの快投。のびのびと体を大きく使って、腕もしなやかに振って、直球とカーブが良かった。ただし福原らしい細やかな制球があまり見られず、福原らしい逆球ばかりが目立つ(笑)。内容としてはBs先発の川越の方がはるかに良かったと思う。なるほど今季好調なわけだ。
で、先制点をもらった福原は、すぐ次の回、ガルシアに初ヒットを打たれ、その直後、ノリに逆転2ランを喫する。相変わらず、点を取ってもらえない状況は「忍」の一文字で踏みとどまり、やさしくしてもらえば、気前よく貢いでしまう。あなたね、いい?ズバリ言うわよ、薄幸を嘆くんじゃないわよ、幸せを逃がしてるのは、あなた自身なの、わかる?強くならなきゃダメなの。そんな男、あなたの方から捨ててやるの!それと、「忍」って名前ね、変えた方がいいわね。今日から…「フックックー」にしなさい。
あくまで結果論ではあるが、8回から福原の後を受けたダーウィンが9回表にうった自作自演小劇場が流れを持って来たとも言える。
期待された8回ウラ、赤星からの攻撃はあっさりと三者凡退に終わってしまった。現在の低調T打線では、赤星出塁&シーツタイムリーしか得点パターンがなく、かなり絶望的な空気が流れていた。1点ビハインドの9回表、ダーウィンは簡単に二死を取る。しかも高いバウンドでセンター前に抜けようかというゴロに素速く反応し、びよーんと大ジャンプのファインプレー。このままさっさと三人で切れば、それはそれで良い流れになっただろう。しかし次の谷にヒットを打たれる。こうなるとなかなか良いリズムにはなりにくい。これはいかんなと思った。9回、相手は守護神大久保を出してくる。この中途半端な感じでは、ぴしゃりと行かれる。もうこうなりゃ、満塁くらいまでピンチにして、ギリギリ切り抜けて、盛り上げて帰ってこい…と無責任に思ったら、連続四球、本当にやりくさった(笑)。最後ファールフライを上げさせ、勢いよく空を指さしたりなんかして、ムード良くなっちゃって(笑)。ナイス、ダー!(笑)。
退路を断って守護神を投入して打たれちゃったんだから、Bsとしてはもう防ぐのは困難だったね。シーツにしてみれば、楽な仕事だっただろう。それにしてもきっちり捉えてスタンドまで放り込むとは満点だわ。
サヨナラHRもスゴイけど、むしろ6回ウラの先制タイムリーが素晴らしい。両投手好投という緊迫した状況だったし、右方向に転がして、最悪でも走者を三塁に進めようという狙い、その狙いを察知してインコースのシュートで攻めたバッテリーに対して、それに負けない技術でミッションを遂行した。試合後、金本がアンディの肩を抱いて言っていたけど、ほんっと、アンディ、グッジョブ!
対照的になっちゃうんだよね、今岡は。狙いと、どうしてそういう判断をしたのか…それが伝わって来ない。シーツのタイムリーで先制した6回ウラ、金本も続いて一死一三塁。外角低めの抜き球をミートしたが、三遊間を割ることはできず、6−4−3。きっと心はライトフライ狙いだったんだろう。それがわずかに泳いで、バットが先に出ちゃって、ああなったんだろう。今回はそういうことにしといたるわ(笑)。
勝ったから忘れてしまいようだが、この試合の9回ウラは、本当に苦しいところだったよ。連敗中のBsを迎えて、この変則9連戦の頭を逆転で落とせば、すぐに危機的状況が来ていただろう。それ程、チーム内には不安が渦巻いていたと思う。先発投手陣が不安だ。良かったはずの井川が崩れてきた。下柳が乗れない、江草の勢いにも翳りが見え始め、安藤、杉山は戦線を離れ、オクスプリングの良化も鈍い。打つ方で好調と言えるのはシーツと鳥谷くらい。.290あったチーム打率は急激に普通になりつつある。ただでさえ精神的なコンディショニングの難しい雨続きの連戦で、中継ぎ投手陣を中心に我慢しなきゃいけない時期が重なった。その頭の敗戦直前に、ヒーローが帰ってきた。
最終回の先頭打者。ホームランを狙うというより、指の痛みに負けないように振り切ることだけ考えている。顔にそう書いてある。金本だったら痛くない…そんな風に考えてしまうが、金本だって痛いものは痛いんだ。2−2からの5球目、外に逃げながら微妙に沈む大久保独特のフォークを辛うじてバットに当ててファール。6球目は同じ球が大きく外れて2−3。フォーク7、直球3くらいの意識だっただろう。7球目の低めの直球を強振、振り遅れながらわずかにかすったボールが捕手日高のミットから落ちた。ミットに拳を打ち付けて悔しがる日高。2−3変わらず。8球目、同じ直球が同じコースへ。タイミングを修正したバットが、真芯で捉える。特有の低い弾道で、ボールはあっという間にスタンドに消えた。もしスタンドがなければ、どこまで転がっていったかわからないような速い打球だった。待っていた4番の一撃。ここしかないというところで打てるんだから、たまんないよ。痺れる。最高だ!