2006.05.28 Sunday
ここからグラウンドで起きる奇跡と、その後、神戸のボールパークで起きた奇跡については、目撃者のWolfyさんのページでお楽しみいただきたい。
マリーンズが見事なエンドラン攻撃でジャイアンツを再逆転。これも劇的な試合だったね。
一昔前なら、「タイガース単独首位!」なんつったら、「今踊らずしていつ踊る?」とばかりに大騒ぎしたもんだが、今じゃ「まだまだ100試合もあるのに、首位もなにもあるかい(笑)」。なんなんだ、この大人の対応は!(笑)。
3ランHRで帰ってきて、今度は初スタメン3安打、二塁打2本か。生まれ変わったサイボーグ赤松、見たいねぇ。
ついに今岡抹消か。マリンの1試合目、HRを打った打席でいためた右手首の回復が思わしくないらしい。それだけが原因かどうかはわからないが、良いタイミングかもね。下で結果を出した藤原が登録。
サンスポによれば、ジェフ昇格で抹消されるのはオクスプリングが濃厚とか。ここに来て、キャンプの時に言われていたベンチ入りを巡る熾烈な争いが戻って来ているね。
オクスプリングは今日先発で文句を言わせない投球がしたいところ。なんかやりそう(笑)。
良い投手に当たってるというのもあるが、打線はなかなか苦しい。それでも打線が苦しい時は、投手陣が頑張っている。チーム状態の良い時って、こういうカバーリングができている時なんだね。
もうFKについてはゼロで抑えたくらいで話題にしちゃ逆に失礼って感じだもんな。休養十分すぎで、力持て余し気味でもきっちり。
そういえば江草、藤川、久保田ともいわゆる「松坂世代」だった。前日の松坂の投球は、さすがとしか言いようがなかったけれど、3人で束になって松坂へのお返しに成功。
江草については、細かいことは気にせず、開き直って放り込んで行けば、不思議と結果がついてくるタイプ。球種も豊富なので、それなりのボールが1種類でもあれば、活路を見いだせる。浅井にしたってパートナーが抑えてくれなきゃ話にならないので必死で組み立てる。江草の投げっぷりの良さについては、この週3試合目の勝ち試合を見に行ったzero-52さんのエントリー、上方からの連続写真が参考になる。
太陽が好投して、先発入りに虎視眈々というのも危機感を煽ったかも知れないね。
西口も良かった。松坂が作った流れに乗って、タイガースのゼロがどこまでも続くかと思って心配になった。息の長い投手だよなぁ、90年代のライオンズ黄金期を支えた一人が、まだこうしてキレの良いスライダーで強打者をくるくる回すんだから、大したもんだ。
7回を投げて球数は122球になっていたが、2安打無失点では伊東監督もどこで代えたら良いのかわからなかっただろう。
8回二死、赤星に与えた四球から状況は一変してしまった。桧山との対戦は、当然赤星の二盗を警戒し、クイックの制球が微妙に乱れる。桧山に対しては、膝元に曲げ落とす球で勝負したいところだろうが、思うようにカウントを稼げず、組み立てが想定から少しずつずれて、最後の勝負球がアウトローの直球になってしまった。桧山にとっては一番打てるイメージが湧くボールだっただろう。
2−3となり赤星はオートマチックスタート、飛ぶコースによっては、シングルでも生還できるというプレッシャーが西口を襲う。一方の桧山は1球ごとに落ち着きを増していくように見えた。それにしても一発で仕留めた桧山は立派。
この二死からの心理的圧迫で、パワーバランスは一気に崩れたのだが、それを呼んだのは、この回のツーアウト目、藤本のピッチャーゴロだったと思う。記録上はピッチャーゴロ、実際は、一塁線へのセーフティバントだった。残念ながら角度がつかず、狙い通り一塁に生きることはできなかったが、これが西口には効いていたはず。
先発投手の運動は、歩行動作に似ている。淡々と右左右左、規則正しく進んでいける時は調子にも乗りやすい。西口は5,6,7と三者凡退に切って、まさに快調に進行してる。ペースに入り込んでしまえば、西口ほどの投手はなかなか崩せない。
しかし若々しく、ひょうひょうと投げ込む西口ももう34歳。130球近く投げた後、マウンドを駆け下りて、腰を屈めて、体を素速くひねってなんとか一塁に刺した後、もっとも四球を出してはいけない小さい打者を打席に迎えれば、心拍数、呼吸、脚の筋肉に疲労を感じ、精神的な動揺も生まれるというもの。
それまで、淡々と楽にカウントを取っていた西口が、はっきりボールとわかる球で赤星に0−3としてしまう。
このセーフティバント攻撃は、たとえ一塁でアウトになっても、西口のリズムを狂わせ、疲労を実感させる上で実に効果的だった。勝利の遠因に、藤本の機転を挙げたい。
マリーンズが見事なエンドラン攻撃でジャイアンツを再逆転。これも劇的な試合だったね。
一昔前なら、「タイガース単独首位!」なんつったら、「今踊らずしていつ踊る?」とばかりに大騒ぎしたもんだが、今じゃ「まだまだ100試合もあるのに、首位もなにもあるかい(笑)」。なんなんだ、この大人の対応は!(笑)。
3ランHRで帰ってきて、今度は初スタメン3安打、二塁打2本か。生まれ変わったサイボーグ赤松、見たいねぇ。
ついに今岡抹消か。マリンの1試合目、HRを打った打席でいためた右手首の回復が思わしくないらしい。それだけが原因かどうかはわからないが、良いタイミングかもね。下で結果を出した藤原が登録。
サンスポによれば、ジェフ昇格で抹消されるのはオクスプリングが濃厚とか。ここに来て、キャンプの時に言われていたベンチ入りを巡る熾烈な争いが戻って来ているね。
オクスプリングは今日先発で文句を言わせない投球がしたいところ。なんかやりそう(笑)。
良い投手に当たってるというのもあるが、打線はなかなか苦しい。それでも打線が苦しい時は、投手陣が頑張っている。チーム状態の良い時って、こういうカバーリングができている時なんだね。
もうFKについてはゼロで抑えたくらいで話題にしちゃ逆に失礼って感じだもんな。休養十分すぎで、力持て余し気味でもきっちり。
そういえば江草、藤川、久保田ともいわゆる「松坂世代」だった。前日の松坂の投球は、さすがとしか言いようがなかったけれど、3人で束になって松坂へのお返しに成功。
江草については、細かいことは気にせず、開き直って放り込んで行けば、不思議と結果がついてくるタイプ。球種も豊富なので、それなりのボールが1種類でもあれば、活路を見いだせる。浅井にしたってパートナーが抑えてくれなきゃ話にならないので必死で組み立てる。江草の投げっぷりの良さについては、この週3試合目の勝ち試合を見に行ったzero-52さんのエントリー、上方からの連続写真が参考になる。
太陽が好投して、先発入りに虎視眈々というのも危機感を煽ったかも知れないね。
西口も良かった。松坂が作った流れに乗って、タイガースのゼロがどこまでも続くかと思って心配になった。息の長い投手だよなぁ、90年代のライオンズ黄金期を支えた一人が、まだこうしてキレの良いスライダーで強打者をくるくる回すんだから、大したもんだ。
7回を投げて球数は122球になっていたが、2安打無失点では伊東監督もどこで代えたら良いのかわからなかっただろう。
8回二死、赤星に与えた四球から状況は一変してしまった。桧山との対戦は、当然赤星の二盗を警戒し、クイックの制球が微妙に乱れる。桧山に対しては、膝元に曲げ落とす球で勝負したいところだろうが、思うようにカウントを稼げず、組み立てが想定から少しずつずれて、最後の勝負球がアウトローの直球になってしまった。桧山にとっては一番打てるイメージが湧くボールだっただろう。
2−3となり赤星はオートマチックスタート、飛ぶコースによっては、シングルでも生還できるというプレッシャーが西口を襲う。一方の桧山は1球ごとに落ち着きを増していくように見えた。それにしても一発で仕留めた桧山は立派。
この二死からの心理的圧迫で、パワーバランスは一気に崩れたのだが、それを呼んだのは、この回のツーアウト目、藤本のピッチャーゴロだったと思う。記録上はピッチャーゴロ、実際は、一塁線へのセーフティバントだった。残念ながら角度がつかず、狙い通り一塁に生きることはできなかったが、これが西口には効いていたはず。
先発投手の運動は、歩行動作に似ている。淡々と右左右左、規則正しく進んでいける時は調子にも乗りやすい。西口は5,6,7と三者凡退に切って、まさに快調に進行してる。ペースに入り込んでしまえば、西口ほどの投手はなかなか崩せない。
しかし若々しく、ひょうひょうと投げ込む西口ももう34歳。130球近く投げた後、マウンドを駆け下りて、腰を屈めて、体を素速くひねってなんとか一塁に刺した後、もっとも四球を出してはいけない小さい打者を打席に迎えれば、心拍数、呼吸、脚の筋肉に疲労を感じ、精神的な動揺も生まれるというもの。
それまで、淡々と楽にカウントを取っていた西口が、はっきりボールとわかる球で赤星に0−3としてしまう。
このセーフティバント攻撃は、たとえ一塁でアウトになっても、西口のリズムを狂わせ、疲労を実感させる上で実に効果的だった。勝利の遠因に、藤本の機転を挙げたい。