2006.06.08 Thursday
ええ、あの、風邪だと思うんですけど、ここのところちょっと負けが込んでまして、3連敗なんです…。
「風邪かどうかは私が決めますからね(笑)。まあ3連敗くらいで、早めに診せてもらえるとこっちも安心です。失点はどんな感じですか?」
えーと、6点、3点、3点です。
「それなら悪くありませんね。投手は何人使いましたか?」
4人、1人、1人です。
「ほう、立派ですね。連続完投なんて、調子良くてもなかなかありませんよ。もっともDH制だと、完投勝利より完投負けの方が多くなりやすいんですけどね。今の時期、リリーフに休養を与えられているということは大変大きいです。いずれにせよ、完投するくらいなら、尻上がりに良くなっているのでしょうから、心配しすぎることもないでしょう。さて、そうなると問題は攻撃の方ですか。点はとれてますか?」
ここ3試合は、2点、0点、2点です。
「やっぱり良くないですね。ヒットはどうですか?」
9安打、2安打、11安打です。
「ふむ、ヒットは出てるんですね。はて、ではちょっと失礼、おなかを触りますよ…はい、ありがとう。ん?昨日の残塁は」
…17でした。
「じ、じゅうなな?パーフェクト残塁が、満塁の3×9回=27ですよ!それはひどい。あと1でワースト記録でした。となると、満塁のままチェンジが…?」
1回、2回、8回、9回の4回ありました。
「ひゃあ、しかも大切な端と端…。ちなみに満塁のチャンスで点は…?」
取れませんでした。得点したのは満塁じゃない時で…。
「うむう…。どうやら間違いなさそうですね。『満塁で点取れない病』でしょう。ご存知ですか?」
あ、ええ、なんとなく。春先にマリーンズがかかってたやつですよね。
「そうですそうです。わかりやすい病気です(笑)。重圧に耐えられず消極的になったり、逆に積極性を意識しすぎてボール球をむちゃ振りしたりする症例が見られるのですが、いかがでしたか?」
まさに、そのとおりです。何が原因なんでしょうか?
「まあアレルギーの一種で、初めのうちは投手のリズムが悪いとか、相手チームや相手投手をナメてかかった…なんてことが原因なのですが、だんだん『満塁で打てない』こと自体に過度な反応を示して、どんどんハマって行きます。そうなるともう原因不明に近い状況になってしまいます。また、それまで勝負強いと言われていた打者が不振になっていたり、首脳陣から特定個人に責任をなすりつけるような発言が出たりすると症状を悪化させます。」
すごく思い当たるフシがあります。どうしたら治りますか?そもそも治るんですか?
「マリーンズの場合もそうでしたが、重くなるとかなり時間がかかります。早い段階で症状を取り除ければ、どうってことないんですけどね。ああ、満塁だ。どうせダメだろうくらいの気持ちで、リラックスすれば治りますよ。いつかは必ず治るものなので、連敗しても気にしないことですね。むしろ守りを頑張って、守備から良いリズムを作ることがとても大切です。そういう意味では便秘と一緒ですから(笑)食欲はありますか?」
はい、札幌に来てから、みんな毎日うまいもん食ってばっかりいます。あ、ひょっとして食い過ぎなのかなぁ(笑)。わかりました。繊維質を多く摂って、早く寝ます。
「ただし、重くなってしまうと有効な手立てがなくなりますからね。できるだけ満塁にならないように攻撃できれば一番なんです。そうすれば次へ次へと回す意識でいけますからね。まあ、こればかりは救世主が走者をスッキリ返してくれるまで、我慢するしかないんですよ。他に何か気になることはありますか?」
今、ビジターなのに白っぽいユニフォームを着ているんですが、良くないですか?
「そうですね。ファンのために良かれと思ったのでしょうが、我が物顔ととられかねないですから、次回は改めた方が良いでしょうね」
どうもありがとうございました。
「お大事になさってください。あ、そうそうランキングもよろしく(笑)。」
「風邪かどうかは私が決めますからね(笑)。まあ3連敗くらいで、早めに診せてもらえるとこっちも安心です。失点はどんな感じですか?」
えーと、6点、3点、3点です。
「それなら悪くありませんね。投手は何人使いましたか?」
4人、1人、1人です。
「ほう、立派ですね。連続完投なんて、調子良くてもなかなかありませんよ。もっともDH制だと、完投勝利より完投負けの方が多くなりやすいんですけどね。今の時期、リリーフに休養を与えられているということは大変大きいです。いずれにせよ、完投するくらいなら、尻上がりに良くなっているのでしょうから、心配しすぎることもないでしょう。さて、そうなると問題は攻撃の方ですか。点はとれてますか?」
ここ3試合は、2点、0点、2点です。
「やっぱり良くないですね。ヒットはどうですか?」
9安打、2安打、11安打です。
「ふむ、ヒットは出てるんですね。はて、ではちょっと失礼、おなかを触りますよ…はい、ありがとう。ん?昨日の残塁は」
…17でした。
「じ、じゅうなな?パーフェクト残塁が、満塁の3×9回=27ですよ!それはひどい。あと1でワースト記録でした。となると、満塁のままチェンジが…?」
1回、2回、8回、9回の4回ありました。
「ひゃあ、しかも大切な端と端…。ちなみに満塁のチャンスで点は…?」
取れませんでした。得点したのは満塁じゃない時で…。
「うむう…。どうやら間違いなさそうですね。『満塁で点取れない病』でしょう。ご存知ですか?」
あ、ええ、なんとなく。春先にマリーンズがかかってたやつですよね。
「そうですそうです。わかりやすい病気です(笑)。重圧に耐えられず消極的になったり、逆に積極性を意識しすぎてボール球をむちゃ振りしたりする症例が見られるのですが、いかがでしたか?」
まさに、そのとおりです。何が原因なんでしょうか?
「まあアレルギーの一種で、初めのうちは投手のリズムが悪いとか、相手チームや相手投手をナメてかかった…なんてことが原因なのですが、だんだん『満塁で打てない』こと自体に過度な反応を示して、どんどんハマって行きます。そうなるともう原因不明に近い状況になってしまいます。また、それまで勝負強いと言われていた打者が不振になっていたり、首脳陣から特定個人に責任をなすりつけるような発言が出たりすると症状を悪化させます。」
すごく思い当たるフシがあります。どうしたら治りますか?そもそも治るんですか?
「マリーンズの場合もそうでしたが、重くなるとかなり時間がかかります。早い段階で症状を取り除ければ、どうってことないんですけどね。ああ、満塁だ。どうせダメだろうくらいの気持ちで、リラックスすれば治りますよ。いつかは必ず治るものなので、連敗しても気にしないことですね。むしろ守りを頑張って、守備から良いリズムを作ることがとても大切です。そういう意味では便秘と一緒ですから(笑)食欲はありますか?」
はい、札幌に来てから、みんな毎日うまいもん食ってばっかりいます。あ、ひょっとして食い過ぎなのかなぁ(笑)。わかりました。繊維質を多く摂って、早く寝ます。
「ただし、重くなってしまうと有効な手立てがなくなりますからね。できるだけ満塁にならないように攻撃できれば一番なんです。そうすれば次へ次へと回す意識でいけますからね。まあ、こればかりは救世主が走者をスッキリ返してくれるまで、我慢するしかないんですよ。他に何か気になることはありますか?」
今、ビジターなのに白っぽいユニフォームを着ているんですが、良くないですか?
「そうですね。ファンのために良かれと思ったのでしょうが、我が物顔ととられかねないですから、次回は改めた方が良いでしょうね」
どうもありがとうございました。
「お大事になさってください。あ、そうそうランキングもよろしく(笑)。」