2006.06.25 Sunday
移籍の坂が代打でT初打席に立ち、タイムリーヒットを打った。180cmの長身に似合わぬ柔らかな左打ちの構えから、ファーストストライク高めの直球を軽くレフト前に弾き返した。売り物は打撃というだけあって、ミートは上手そうだ。でもタイガースで上を目指すなら、20歳そこそこからそんな軽い打撃は寂しいぞ。もっとガンガンいけるはずだ。
水落が今季初登板。先頭にHRを打たれ、そのあと8球ボールが続き、二者連続四球。イキの良いストレートがすべて高めに浮く。もうちょっと「長い目」だね。
一軍の方は、勝てない杉山が勝てない投球をし、野手がエラーをし、打線は石井一、木田に封じ込められ、「無感動負け」。こんな試合が続いたら、そのうち悔しくもなくなり、ムカツキもしなくなっちまう。そんなんでいいはずがない。
今のタイガースは「打てなきゃ勝てないチーム」だ。もちろん投手力は決して悪くないのだが、たとえゼロに抑えても、ちょっとでも打てないとなると1点も取れないチームになってしまった。機動力を絡めてノーヒットで1点をひねり出すなんて夢のまた夢、相手投手を崩すための自主的判断もなければ、指示も連携もない。例えば先頭の4番金本が四球で出塁しても、5,6,7番が打てなければ、走者1塁のまま残塁になってしまう、これが今のタイガースの姿だ。
タイムリーの前には、進塁打があり、進塁打の前には出塁があり、出塁の前には価値ある凡退があり、価値ある凡退の前には己を殺してでもチームに貢献しようという犠牲的精神がある。それができていたのが05年、できていないのが04年であり06年だと思う。
主力が不調だから、主力が怪我をしたから、得点のあとすぐに取られるから、あと1本が出ないから、ストレートを打たないから…。
一つ一つの敗戦にもっともらしい言い訳がつき、やがてチーム自体が「打てなきゃ勝てない」という言い訳の中に沈み込もうとしている。
それでも06岡田タイガースは、打たなきゃ勝てないスタメンと、打たなきゃ勝てない控え野手をずらり並べて戦うしかないのだ。数ある選択肢の中からそれを選び、その準備しかしていない以上、とことん突き詰めていくしかない。言い訳しているヒマはない。どうすれば打てるかを常に考えて実践するのみ。打つ以外にもチームに貢献できる者はもちろんその力を発揮すべきだが、結局打てなければ言い訳の材料になるだけ。
世の中、「そうだね」と言って、繰り出される数々の言い訳をのんきに認める私のような「ヘタレ」ファンだけじゃない。タイガースに、選手に、我が身と希望を置き換えて、命を削るように試合を見ている人もいる。
走れ、レッドスター!がんばれ、タイガース!多くの人に多くのものを与えることができる者に、言い訳ほど似合わぬものはない!
水落が今季初登板。先頭にHRを打たれ、そのあと8球ボールが続き、二者連続四球。イキの良いストレートがすべて高めに浮く。もうちょっと「長い目」だね。
一軍の方は、勝てない杉山が勝てない投球をし、野手がエラーをし、打線は石井一、木田に封じ込められ、「無感動負け」。こんな試合が続いたら、そのうち悔しくもなくなり、ムカツキもしなくなっちまう。そんなんでいいはずがない。
今のタイガースは「打てなきゃ勝てないチーム」だ。もちろん投手力は決して悪くないのだが、たとえゼロに抑えても、ちょっとでも打てないとなると1点も取れないチームになってしまった。機動力を絡めてノーヒットで1点をひねり出すなんて夢のまた夢、相手投手を崩すための自主的判断もなければ、指示も連携もない。例えば先頭の4番金本が四球で出塁しても、5,6,7番が打てなければ、走者1塁のまま残塁になってしまう、これが今のタイガースの姿だ。
タイムリーの前には、進塁打があり、進塁打の前には出塁があり、出塁の前には価値ある凡退があり、価値ある凡退の前には己を殺してでもチームに貢献しようという犠牲的精神がある。それができていたのが05年、できていないのが04年であり06年だと思う。
主力が不調だから、主力が怪我をしたから、得点のあとすぐに取られるから、あと1本が出ないから、ストレートを打たないから…。
一つ一つの敗戦にもっともらしい言い訳がつき、やがてチーム自体が「打てなきゃ勝てない」という言い訳の中に沈み込もうとしている。
それでも06岡田タイガースは、打たなきゃ勝てないスタメンと、打たなきゃ勝てない控え野手をずらり並べて戦うしかないのだ。数ある選択肢の中からそれを選び、その準備しかしていない以上、とことん突き詰めていくしかない。言い訳しているヒマはない。どうすれば打てるかを常に考えて実践するのみ。打つ以外にもチームに貢献できる者はもちろんその力を発揮すべきだが、結局打てなければ言い訳の材料になるだけ。
世の中、「そうだね」と言って、繰り出される数々の言い訳をのんきに認める私のような「ヘタレ」ファンだけじゃない。タイガースに、選手に、我が身と希望を置き換えて、命を削るように試合を見ている人もいる。
走れ、レッドスター!がんばれ、タイガース!多くの人に多くのものを与えることができる者に、言い訳ほど似合わぬものはない!